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【46】10年に一度って、自分にとってはいつも人生に一度の、だよな… 1/23~1/27(289~293日目)
今週最大のトピックは寒い
10年に一度の寒波だってニュースでは言っているけれど。
秩父に住むのは人生で初めて。比較するものがない身としては、人生で初めての寒さ。
というよりは、母の実家である山梨の山奥は秩父に似ている気候で、さらには今よりも気温が低かったであろうわけで、子どもの頃はそこで年越しをしたりしたし、寒い冬を知らないわけではなかったんだろうけど、旅行に行くのと暮らすこととの違いをひしひしと感じている。
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とにかくね、寒いのよ。
朝、顔が痛いのよ。
ストーブや暖房を消して寝るけど、朝方になると冷え込みがきつくなってくるみたいで、布団からはみ出した顔が痛い。
みっちり布団かけて湯たんぽ仕込んでいるから、震えたり凍えたりすることはないけれど。
灯油がバカバカ消費されて、懐も寒いわけで。
ただでさえ寒いな~と思っていたら、とうとうやってきた寒波。
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凍りつきましたよ。
ちょっと甘く見てたかもしれない。というより、どうなるかわかっていなかった。
一度給湯器を破壊してしまったのは、電気が止まっていたからだよね、という考えだったし、蛇口からシャーベット状のものが落ちてくることはあったけど、さすがに凍るとは思っていなかった…。
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水が出ない~。
水道も洗濯機も。
困ったら即対処。
気になったところを改善。
家じゅうの蛇口が大怪我したみたいになったけど、水が出ないよりはマシ。
さあ、どんとこい!!
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指先が割れる
日々、ダリアブロック制作に励んでいる。
木工の作業は、指先の水分を持っていかれるので、指がどんどんぱさぱさになって、とうとう割れてしまった。
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やすりがけをしているので、指先が使えないのは致命的。
困っていると、指に保湿をしてラップでくるむという技を教わる。
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作業中はゴム手袋をすることで解消。
毎日使いまくっているので、なかなか完治はしないけど、これもまた経験。
木工作業中、お気に入りのストーブを付けていたけど、灯油代の高さに音を上げて燃費重視のフォーメーションに変更。
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玄関を作業場にしているので、七輪大活躍。
先週は半分遊びで使っていたけど、遊びじゃなくて本気使用する。
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七輪じゃなくて、火鉢欲しいな…。
欲しいもの増やしてどうするよ…。
両神の民俗的世界
先週の日曜日、地域の「おひまち」という行事にお誘いをいただき、参加することになった。
(写真撮りたかったけど、言い出せず汗)
地域の繋がりとか行事に参加することについて、どの地域でも移住者のハードルの一つだと思う。
周りに誰が住んでいて、何をしている人なのかということを全部知られているのは、どこか監視されているような気持ちになるのもわかる。
私自身、都内に住んでいるときは、隣の人が玄関を開けたことが分かれば、少しずらして家を出たりと、あえて顔を合わせないようにしていた。
引っ越しをしても、人の入れ替わりの多い賃貸集合住宅の中では、わざわざ挨拶に行って、自分が一人暮らしですよ~とバレる方がリスクなわけで、そうなると、入っても出ても特に挨拶をすることもない。
隣に誰が住んでいるのかは、物音でうっすら想像することはできても、関わり合いにならない方が安全ともいえた。
「家にいたね」「いなかったね」
というのがわかるということは、不在にしているのがバレてしまうわけだから、防犯上むしろ危険だったのだ。
移住して、協力隊という性質上、直接会ったことがない人でも私のことを知っていることがあるけれど、最初は行動パターンを指摘されたことに面食らったりもした。ただ、知らない人が歩いていることの方がむしろイレギュラーだったりする地域では、地域全体で見守っているという側面もあると感じ始めている。
協力隊仲間から(『両神の民俗的世界』2010年11月/せりか書房)を譲っていただいた。
1967年の調査を元にしているので、ここに書かれていることは少なくとも50年以上前のことで、記録そのものが「昔」のことになっているけれど、昭和40年代の写真や生活の様子が見えて興味深い。
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学生時代、歴史民俗研究所で、アルバイトをしていた経験がある。
アルバイトと言っても、本当にふざけにふざけた学生時代で、当時お世話になった人や関わっていた人たちに顔向けできないくらい、失礼に失礼を重ねており、何を今更なのだが、そこで見聞きした民俗学の世界や調査の話は、いまだに私の奥底の芯のようなものにつながっていると思う。
社会学のフィールドワークもそうだけど、学問として捉えることで、目の前の渦に巻き込まれずに興味を持つことができるのではないかと思っている。
なんでも面白がること。
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