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【48】自然との共存~春と雪~ 2/6~2/11(303~307日目)

雪景色

秩父地方、大雪。
基本、雪が少ない地域で暮らしてきたので、雪には慣れていない。
秩父界隈も、寒さは厳しいけど雪はそれほど積もらない地域。
そのため、雪に対して常に対策を取っているわけではないと思っていた。

小鹿野町で暮らして1年。
去年の雪も、駐車場の前を雪かきする程度で済んで、今年もそんなものかしらと思っていた。
ところが。
午前中に降り始めた雪は、天気予報を無視して午後になっても霙になることなく降り続けた。
豪雪地帯の備えはないので、少しビビりながらも、雪景色を楽しむ。

楽しんでる場合じゃないレベル

朝起きると、地元の会社さんがブルトーザーで道路の雪をどかしてくれている音が聞こえる。
すごくすごくありがたくて、ありがとうございます~!!って、窓開けて叫ぶか迷った。

ありがとー!!!

道路に水分が残っていると、凍って危険なので、せっせと雪かきをする。
隣で雪だるまを作っている子と仲良くなりたいんだけど、恐らくお互い人見知りのため、つかず離れずの距離感のまま、時々目を合わせて「ふふふっ」と笑いあう。
そんな時だけ、子どもの頃の気持ちに戻ってしまったりする。

やったぜ!

久々に体を動かしまくって、汗びっしょり。
気持ちよい!って言えるのは、大きな雪をどかしてくれていた人たちのお陰なんだよな。
伝わらないかもしれないけど、ありがとうございます。

春の訪れ

雪の前。
ミツバチ達の様子を見に第二養蜂場へ。
地主さんに久々に会って、来年もよろしくお願いしますとご挨拶をしつつ、色々な話をする。

ここのもみじが本当に見事で美しい事。
福寿草と節分草が美しい事。

福寿草
節分草
…🦌

ちょうど一年前。
地元最高齢の養蜂家さんのお宅に伺った時に、福寿草が咲いていて、ミツバチ達が福寿草の花の蜜を集めに来ていた。
福寿草が咲き始めると、ミツバチ達にも春が訪れる。
そんな話を思い出した。
もっと、色々教わりたかったなぁ。
自分から、どんどん近づいていったりするのは、あまり得意ではないけど、今回はもっと積極的に話に行けばよかったなぁと思った。

今年も、福寿草が咲きましたよ。

春に向けて準備

春に向けて、巣箱の準備。

組み立ていくー
継箱完成!

冬の間にやっておきたい作業がたくさん。
色々な養蜂家さんたちのブログや動画を見ると、たくさんの工夫をしていて、巣箱一つとっても、様々なものがある。
飼育方法も、ダニの対策も、餌も、環境も。
本当にたくさん努力されていて、見ているととても勉強になる反面、少し焦ってしまう。
ミツバチを飼い始めて、まだ1年経過していない。
この冬越しを終えて、ようやく2年目に突入する。
まだまだ、自分にできる範囲もわかっていないし、ミツバチ達についても学ぶことだらけ。
それでも、隣の芝は青くて、私以外の養蜂に携わっている人達が、みんなすごく見えて、自分の努力が足りない気がして、焦る。
焦るから、何もしていない時間をつぶそうとしてしまう。
一見、何もしていないように見える時間て、実は次に進むために力を貯める大事な時間だったりする。

今から10年以上前、働いていた会社を辞めることになった時に、仕事関係でお世話になっていたコピーライターの方から、スティーブジョブズの演説を教えていただいた。
なぜ、その時にこの言葉を私に送ってくれたのか、もしかしたら深い意味はなかったのかもしれないけど、その後、迷った時や悩んだ時には、この演説を思い出す。
教えていただいた当時よりも、今の方がより一層この言葉の意味が分かるような気がしている。

体調不良と身体の声

気圧の変化に弱いため、ここ最近は体調がよくなかったりする。
自然の中で生活するようになって、以前よりも自分の身体の調子がわかるようになった。
というのも、以前は体調が悪くても、何がどう悪いのかよくわからなかったし、気のせいにしてしまう事が多かった。

なんだか体調がすぐれず、熱を測ると微熱発生。
これは、いよいよ私の所にも流行病の魔の手が届いてしまったかと焦ったものの、一向に減らない食欲に物を言わせて暖かい食事をとって、早めに寝たら、スッキリ治ってしまった。
どうやら、夜ホットカーペットで寝落ちする生活を数日続けたのが原因。
ちょっと変だなと思った時に、無理をしない。
簡単なことのようで、なかなかできなかった事なのかもしれない。
自分の身体と心と向き合うこと。人と比べないこと。
焦らず、ゆっくり春を待つとしよう。

道すがら、猿を捕まえたいらしい…

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