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【31】10/10~10/14 農業半年の成果

10/10(211日目)早一年…秩父界隈の楽しさ

協力隊に応募すると決めて、初めて小鹿野町に足を踏み入れてから早一年。
西武秩父駅周辺は、私にとって一歩踏み出した場所で、行くたびに始まりの場所という気持ちになる。
秩父駅近くの古民家を改装した喫茶店「木亭」さんも、思い出の場所。
久々に、訪れてみたけど、やはり素敵な空間だった。
手作りプリン、10個食べたい。

何度でも言う。プリン10個食べたい

友人の家で、ストーブに火を入れる。
最初はなかなか上手に火をつけることができないけど、そんな風に一つ一つ手間がかかるように見えることって、時間の節約とか便利と引き換えに楽しさを無くしてしまっているような気もしたりして。
便利って何なんだろうなと思う今日この頃。

炎に癒され、暖かい

10/11(212日目)猿かい!

急に冷え込んできたけど、雨の合間を縫って内検を。
冬越しまでもう少し。
キイロスズメバチは、みるみる数を減らしているけど、オオスズメバチの凶暴性は増しているような気もしなくもない。
数は減っているけど、大きいやつが生き残っているのだろうか。

冬越しできるだけのミツバチの数になっててくれよ~と祈りつつ、ひと箱ずつご挨拶をしていると、かなり近い距離で何やら騒がしい。
見れば、猿の群れが近くの柿の木で宴会中。
近距離でも、ミツバチの世話をしている間は逃げもせず。
撮影しようとしたら、ぴゅーっと逃げ去ってしまった。

師匠たちのところに行って、巣箱の様子やら冬越しの方法やら教わる。
「ミツバチの様子はどうだい?」
と聞いてくれるようになったのが、とても嬉しい。
始めたばかりの時から見守ってくれていたけど、私自身もみつばちの様子がどうかさえ、見てもよくわからなかったから、質問さえわからない状況だったけど、今は質問したいことが具体的になってきている。
だからこそ、様子を聞いてもらえることが嬉しいのだ。

スズメバチ捕まえて

何十年もミツバチを飼い続けている師匠たちでも、毎年色々な工夫をしたり、新しいことを試したりしている。
自然や環境は毎年変化している。その変化に合わせて自然と渡り合いながらミツバチを飼い続けている。
自然相手とはそういう事なんだろうなと、身が引き締まる。
なんて、エキサイティングなんだろう。
本当に飽きない。

10/12(213日目)念願かなって…

移住してからずっと、古民家というか一軒家を探し続けていた。
空き家はたくさんあれど、人に貸すという事となると、まだまだハードルも高くて、外から移住してきた人が借りられる物件はそれほど多くない。
普段から、家を探している話をして空いている物件がないか聞いて回ったり、町中で空き家になっていそうな物件を見つけては、周辺の人たちに持ち主や空き状況を尋ねたり、ということを繰り返している。
空き家活用自体は私の任務に含まれているわけではないので、あくまでも自分が借りられる家を探しているだけなんだけど、空き家の実情がわかってきたこともあって、将来的にこの経験が何かに役立つ時が来るかもしれない。

そんなこんなで、移住1年でようやく住める家が見つかりました!!!
面白い事になりそうなので、別マガジンにして進捗状況をアップしていきたいと思ったりしております。
どういう形にできるか、楽しみしかないけど、自分で修繕しながら暮らしていく予定。
というわけで、とても素敵なお風呂を薪で沸かす釜だけ。

使いたいけど…

10/13(214日目)嬉しいお届け物

家に帰ると不在表。
送り主の名前を見ただけで涙が出そうになって、早速郵便局に荷物を受け取りに行った。

南国の香り

学生時代は、いつも自分自身を持て余していた。
気持ちをうまく言葉にできないというより、自分の考えていることが自分の脳みそを飛び出してしまっているというか、処理速度と容量のバランスが悪いというか、いつもそんな感じだった。
(CPUで例えたらわかりやすいのかもしれないけど…)
今でもバランスの悪さは変わっていないのかもしれないけど、生活の仕方が変わって、頭蓋骨を突き破って爆発するような感覚はなくなっている。

それはさておき、そんな学生時代に出会った人々は、子どものころに自動的に机を並べて自動的に「クラスメイト」になったのとは違って、自分自身で友人でいることを決めた人たち。
お互いの意思がなければ、途切れてしまう。

不器用でしょっちゅう人とぶつかってしまったり、相手に不愉快な思いをさせてしまっただろうなと思うこともたくさんあって、今でも思い出すとズキリと胸が痛む事もあるし、人間関係については今でも弱点だけど、過去の自分の肩にそっと手を回したくなった。

10/14(215日目)農作業進める

町中にある、種屋さんでアスパラガスの苗を購入。
店主さんに聞くと色々と親切に教えてくれた。
おばあちゃまが、他の苗もサービスで分けてくれて、嬉しい。

本当は、冬越し用の資材を買いに来たのに、ついつい目に入ってホームセンターでも、欲しい苗を購入。

まずは、アスパラガス。
作業場の大家さんでもあるまーさんによれば、アスパラガスは肥料たくさん必要だってことだったけど、残っていた魚粉入りの肥料を混ぜ込んだだけで植えちゃう。

こと後、マルチシート貼った

ホームセンターで見つけたクランベリー。
かわいかったのでつい。
ブルーベリーもそうだけど、ベリー系の植物は、酸性土壌じゃないとダメらしく、畑に植えている他の植物と一緒に植えることはできないので、畑から離れている場所に植えてみた。

食べたらすーーっぱかった

他にもミツバやセロリなど。
草を掃除しつつ、花の間に少しずつ植える。

ミツバとセロリ


夏の草に泣かされた経験を生かして、畑を平らにして土壌改良の豆の種を撒いたところから、芽が出てきて綺麗。
だけど、適当にばら撒いたので、適当に生えてきとるわ…。

まばら…

収穫祭

今年初めて植えた里芋とサツマイモ。
レイアウトだけを重視して、畑のどこに日が当たるとか全くわかっていないまま植えたのは、ほぼ一日中日陰の場所。
なおかつ、植えた後ほぼ放置した結果、誰が見てもわかるくらいショボい生育状況。

収穫籠を準備して、腕まくりして臨んだ初収穫祭は、5分で終了。
あまりの取れ高に、畑の真ん中で大笑いしたわ。

かわいい…

草は手をかけなくてもぐんぐん成長して、どんどん浸食してくるのに、作物はちゃんと手間をかけないと育たない。
本当ならばそこで自然に育つ生物じゃないものを自分が食べるために植えてるってことなんだろうな~。
環境に合った植物(環境関係なく強いやつも)は、それほど手をかけなくても元気に育っているし。
やりたいようにやれているおかげで、失敗という経験ができているのが嬉しい。失敗して嬉しい。

全部失敗しているみたいだけど、春に植えたラベンダーやハーブたちは、半年でずいぶん大きくなったんだ。
私も来年はもう少し上手に野菜を育てることができる。きっと。

小さいポットの苗たち
こんなに大きくなったのよ

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