【22】8/8~8/12 目の前の問題を解決していくこと~スズメバチ対策
8/8(148日目)スズメバチ対策のネットを
養蜂を初めて、色々な問題に直面しながらも、問題を解決すべく対応するということを繰り返す日々。
目下、ミツバチたちに対する対策よりも、暑くて自分がくたばってしまう事に対して何とかすることばかり考える日々。
少しでも涼しげな日は、ここぞとばかりに家から飛び出す。
毎日起きる時間が早まっていく。
日が昇ると同時に作業を始められるように、暗いうちからモソモソと動き出す。早く寝ているので自然に目が覚めるし、早起きはそれほどきつくないけど、共同住宅故、お隣や階下の住人に迷惑にならないように、抜き足差し足。本当は、お気に入りのお目覚めミュージックをかけながら、ホイホイとダンスをして目を覚ましたいところだけど。
とにもかくにも、二つある蜂場のうち野沢の方に、キイロスズメバチが大量発生している。
キイロスズメバチ(この辺ではシラバチという)は、ブーンと飛んできては、巣門の前をホバリングして、ミツバチを捕まえて誘拐していく。
捕まえたミツバチを持って一緒に上空に飛んで行ってしまう。
まとめて連れ去ることはないけど、一匹ずつ連れていかれるのを指をくわえて見ているわけにはいかない。
12mmのネットを張り巡らせることにした。
12mmというのは、ミツバチは通れるけどそれより大きなハチは通れない、というサイズと言われている。
要領のいいミツバチは、あっという間にすり抜けるけど、いまいち鈍い子は、ネットの前で少し混乱しているように見える。
よく見ていたら、キイロスズメバチも通りぬけてくる。でも、ミツバチを抱えた状態でネットの外に逃げ出すことはできないので、ネットの中でお食事タイムが始まる。
正直嬉しくはないけど、全滅させられてないうちは見逃すしかない。
食事をしている間は、こちらに向かってくることはないので…。
8/9(149日目)匂いを消す方法
引き続き内検祭り。
とにかく、朝早く飛び出す。
それでも、あっという間に汗だくになるし、内検後長袖シャツを抜いで汗を拭いても、ミツバチ達が近寄ってきては警戒音を出しまくるので、内検後は一度シャワーを浴びて匂いを消すしかない。
かといって、人がいないからと思って、近所の川で水浴びをしていてうっかり通報されることは避けたい。
一度家に帰ってシャワー浴びてしまうと、次に家を出ようとしても、あまりの暑さに体が拒否反応を示す。
よって、夕方ある程度日が落ちてからエッチラオッチラ再出発することになる。夏の間は、このパターンで過ごすしかないかな。
8/10(150日目)両神の秘境へ
小鹿野町の奥地、旧両神村の奥地両神山の麓に住む師匠の蜂場に伺う。
山の上は、毎日の暑さが噓のように空気も澄んでいて、涼しい。
日中は多分に漏れず暑くなるそうだが、朝晩は暖房を入れるくらいの涼しさになる日もあるそう。
周囲は山に囲まれていて、まさに秘境。
昔山梨の奥地に祖父母が住んでいて、その時によく感じていた何とも言えない匂いがあって、その匂いがたまらなく好きなんだけど、同じ匂いがする。
何の匂いだろうと思い妹に聞いたところ、
『放線菌(カビやきのこの仲間)によって土壌が好気発酵しているときの匂い』ということで、落ち葉などをふかふかのぼろぼろにするよい土の匂いなのだそう。
同じ場所で、これ!この匂い!と説明したわけではないので、違う匂いのことを言っている可能性もあるけど。
時々、おじいちゃんからこの匂いすることもあったんだけど、おじいちゃん発酵中だったんかな…。
次に会ったときに、匂いの共有をするのが楽しみ。
8/11(151日目)ベーグルアンダンテ
山の日。カレンダー通りだと休日。
ミツバチのお世話にカレンダーはあまり関係ないけど、本日は内検お休み。
念願の西国立のベーグルアンダンテさんに伺った。
学生時代の友人が夫婦で始めたお店。
通信販売を中心に不定期で店舗での販売もしている。
私の蜂蜜を使用したベーグルも作ってくれていて、励みになっている。
ミツバチを育てることに夢中になっていて、商売という部分で私はまだまだ勉強中。彼等の進む道を見ては勉強させてもらっている。
実は、本人に直接会うのはものすごく久々だったんだけど、落ち着いていて周囲に媚びないけど、律儀で義理堅くてマメなところは変わっていなくて、なんだか自分が学生の頃は、彼女のそういう所を憧れのように感じていたんだよな~と思い出した。
そんなわけで、ホクホク焼きたてのベーグルを食べながら、2時間ちょっとの幸せなドライブだった。
8/12(152日目)ヨモギの効果は如何に
先輩から「燻煙気にヨモギを乾燥させたやつを使うといい」と連絡をいただき、ありがたいことに、自分で作った分を気前よくどっさり分けていただいた。車の中が、ヨモギのいい香りに包まれる。
ミツバチのお世話をするときに、燻煙器で煙を焚くことで、ミツバチ達が巣房に頭を突っ込んで逃げてくれるので、お世話がしやすくなるんだけど、煙で燻されて、自分自身がむせてしまう事も多く、何とかならんものかと思っていた。
ヨモギの煙は香りもいいし、むせるような感じもせず、とても具合がいい。
ヨモギが大量に生えている間に、自分でも燻煙器用に乾燥ヨモギを作るべく、ヨモギが大量生えてる場所を探そうと思うが、地元の人誰に聞いても「その辺に生えてるだろ(笑)」という返事が返ってくる。
カルチャーショック…。
来週は、手が空いた時はヨモギ(この辺ではお餅に使うから「餅草」っていうのだ)探しの旅に出よう。
食用の場合は、若い芽の部分を摘み取らなくてはいけないけど、燻煙器に使うので茎の部分もあった方がいい。草むしりがてらワッサワッサ刈り取る予定。
楽しみがまた一つ増えたぜ。
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