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【23】8/15~8/19 毎日がRPGゲームのよう…?

見出し画像には仲良し?というより、私を保冷剤と勘違いしているふくちゃんにご登場しただきました。

8/15(155日目)女王解放

ダニ対策として3週間隔離して、産卵を停止していた女王を解放する。

女王は通り抜けられないけど、働きバチは通れる幅の籠に女王を入れることで、巣の中に産卵ができないようにしていた。
毎週、女王がちゃんと生きているかを確認していて、気が気ではなかったのだけど、無事に3週間の隔離期間が終わったので、自由に動き回れるように巣箱の中に戻した。
この行為が、吉と出るか凶と出るかは、まだわからない。
3週間産卵していないので、この後働きバチが減ってしまう事になる。
元々夏は産卵が少なくなるので、そこを狙った方法ということだけど、ただでさえ少ない産卵を止めてしまう事で、群自体が弱体化する恐れもある。
この方法で、ダニが本当にいなくなるかもわからない。
とにかく今は、できることをやっていく。

それにしても、暑くて毎朝起きるのが早くなっていく。
このままだと、昼夜逆転してしまうのではないかと思ったけど、不思議と太陽の光に反応して目覚めているようで、暗い日は目が覚めないから、この後冬に向けて目覚めも遅くなっていくのだろうな。

日の出の時間と場所の変化

8/16(156日目)花火大会

早朝の内検を終えて、ひたすらヨモギ集めと乾燥の日々。
夜、小鹿野町の三田川というところで花火大会が開催されると聞いて、わくわくが止まらない。
コロナの影響で、イベントごとやお祭りがほとんどなかったのと、移住する前から、人込みがあまり得意ではなかったので、花火大会と言っても遠くから眺める程度だったのだが、小鹿野町の花火大会は私のネガティブな印象をすべて覆してくれた。

見るのに夢中で…

花火が見えそうな場所を求めて少しうろついたものの、絶好のポイントを発見。今年初めて第一回花火大会ということで、打ち上げられる場所もピンポイントではわからないため、予想するのもまた楽しい。
ドーンと打ちあがった花火は、なんだか涙が出るくらい綺麗で、心臓を鷲づかみにされるような迫力だった。
コロナも日々の困りごとも、災害も全部ふっとんでしまえ。

8/17(157日目)打ち合わせ

協力隊の打ち合わせ。
あいにくの雨模様ではあるけど、実は打ち合わせの日が雨だと助かる。
打ち合わせで、仲間の協力隊のやっていることを聞くのが楽しい。
みんな、全然違うことをしているけど、自分の活動のヒントになることも多かったり、うまくいっていることを参考にさせてもらったりできる。
「いいなぁ~」って、口では言うけど、そこに妬みのような気持ちは全く生じなくて、「いいなぁ」だとちょっと妬みっぽいから違う言葉はないかなと思う今日この頃。
「すごいね」もなんか違うし「よかったね」も他人事みたいだし。
「うらやましい」はもっと違うし。
周りの人がうまく進んでいるのが心から嬉しくて。
気が付かないうちに、ずっと競争の中に身を置いて、自分よりもうまくいっている人を見て、羨んだりしてしまっていたんだけど、ここにきてそういう気持ちがなくなっている。
そもそも、今の生き方が誰かと比較するようなものではないから。
それなのに、言葉にすると「いいなぁ」とか「〇〇さんがうらやましい」という文言になってしまって、心境と言葉がちがうんだよな~と。
何も言わず「ふふふ」と笑っていることにしよう。

集めては干しまくっているヨモギ

8/18(158日目)作業場をお借りする

移住してから、住まいとともに作業場を探していた。
偶然知り合った方から、以前お蕎麦屋さんをやっていたお店が空いていて、「作業場に使っていいよ」とお声がけを頂いていた。
本当に素敵な建物で立地も2つの蜂場の間にあって、なにもかもありがたすぎる。

素敵な外観
中も素敵よ

こちらに移住してからの毎日について友人から、
「ゲームみたいだね」と言われた。
確かに、RPGみたいだ。
町中を散策して、近くにいる町人から色々なことを聞いて。
(間違えて何度も同じ人に同じことを質問したりして)
道を間違えたり、遠回りをしたり、困難に立ち向かったりしながら、前に進んでいくんだな。

8/19(159日目)夏場の餌やり

夏場は、エサが少なくなることもあって、積極的に給餌をする。
今年は秋の採蜜をせずに、群の管理に集中する。
ミツバチの育て方は、地域によっても養蜂家さんによっても、違うことがわかってきた。一応のセオリーはあっても、絶対的な正解はない。
それが自然相手ということなのかもしれない。

2つの場所でミツバチを飼育していて、同じ町内だし10キロも離れていないのに、ミツバチを取り巻く状況はかなり違う。
中学の養蜂場では農作物も育てているけど、最近ではミツバチのご機嫌が悪くて、草取りをしていると背中を刺されたりして、あまり作業を進めることができない。
普段の私の接し方が影響している可能性もあるので、できるだけご機嫌が悪くならないような接し方を探していきたい。

目下の問題は、野沢のミツバチ達。
キイロスズメバチに襲われまくっている。オオスズメバチが集団で巣箱の中の幼虫を狙って巣箱ごと全滅させてしまうのに比べ、キイロスズメバチは単独行動で、一匹ずつ狙って誘拐していく。
スズメバチ除けのネットを張っても、キイロスズメバチはネットの隙間を抜けてくるし、ネットの外に飛んでいるミツバチも誘拐してしまう。
全滅させられることもないから、ある程度は仕方ない事なんだけど、目の前でさらわれていくミツバチを見るのは、気持ちのいい事ではない。
かといって、むやみに刺激して刺されては元も子もないので、見逃すことにしている。
キイロスズメバチ、どうしたものか…。
悩みはいつも具体的。

誘拐犯

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