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「飛田ゼミ現役生って今でもゼミ面談通過できるの!?」面談形式で2020を振り返る@岡本君

皆さんこんにちは。飛田ゼミなんでも取材班の砂畑龍太郎です。

今回は年末年始特別企画「飛田ゼミ現役生って今でもゼミ面談通過できるの!?」です。

2020も佳境の佳境。このまま冬休みを過ごせば、コロナ禍とはいえ年末年始をゆっくりと過ごせる飛田ゼミ生に対して僕が今年の振り返りインタビューを実施するというものです。

面談形式とは
飛田ゼミに所属するには「ゼミ面談」というものをクリアしなければなりません。この面談は、所属を希望する大学2年生に対しゼミ2年目の大学3年生が面談官となり実施されます。飛田ゼミに所属するには面談で大学3年生とともに「自身を振り返り」、「本当に自分が所属する組織は飛田ゼミでいいのか」を明確にします。そのために、面談官からは通称「なぜ攻め」が行われます。これは決して後輩をいじめたいとか、圧をかけたいというわけではなく、相手(所属希望者)のことをよく知り判断するために必要なプロセスなのです。つまり、面談を受ける2年生も、面談を行う3年生も成長するためのプロジェクトなのです。

そこで第一弾は飛田ゼミ3年生の岡本君に面談振り返りをします。彼は新企画が起こるたびに実験的に1人目に任命されています。いつもありがとう岡本。

それではスタートです!

インタビュースタート

ー岡本君、今回も急にありがとうございます。

岡本「いつも通り急な取材依頼だったね(笑)。けど龍太郎(筆者)からのこの手の誘いは慣れているので全然大丈夫です。それで今回は何を取材するん?」

ーありがとう(笑)。そうだそうだ、企画説明をしていませんでしたね。今回は題して、「飛田ゼミの学生ってもう一回ゼミ面談しても合格できるの!?」です。

岡本「なんそれ!!!怖い怖い。」

ー怖いでしょう。けど単純に面談するわけではなくて、今年の振り返り取材をしたいなと思ったところ、普通にインタビューしても楽しくないのでちょっとひねった感じかな。

岡本「なるほど。実は就職活動も見据えて個人的に今年の振り返りをしていたのでちょうどよかったかも。」

ーそうなんだ。しっかりしてますね岡本はやはり。それでは早速始めますね。よろしくお願い致します。

岡本「よろしくお願いします。」

あなたの将来のビジョンは?

ーでは、ゼミに入ってから1年半が過ぎるわけですけども、今は、将来のビジョンについてどのように考えていますか?

岡本「将来っていうと今は大学卒業してすぐのことしか考えられていないんだけど、それでいうと社会貢献できる人材になるということかな。」

ー社会貢献ですね。社会貢献っていうのは社会に対して価値を生み出すという理解で合ってる?

岡本「合ってるね。」

ー岡本の思う社会的な価値って何ですか?

岡本「自分の中でモノ・サービスの価値って二つあると思ってる。一つ目は娯楽的な価値、二つ目は物理的な価値というか、それが無いと生活できないというような価値かな。そのうちの二つ目の価値に携われる働き方をしたいなって考えてる。」

ーそれはなぜ?

岡本「一つ目の娯楽的な価値っていうのは極論要らないモノって思うからかな。煙草とかコーヒーとか最悪なくてもいいのかなって思うから、その業種に対して自分の時間を使うのはどうなのかなって考えてる。」

ーなるほど。けど今、社会の中でビジネスとして起こっているものって俯瞰してみると必要のないものなんかないんじゃない?例えば煙草農家の方たちの仕事がなくなったら、そこで働く人も、その家族も困るでしょ。だから社会にとって何の価値もない仕事を探すのってとても難しいと思うんだけど。

岡本「確かにそうだね。」

ー極論、好き嫌いなんじゃないの?

岡本「(笑)。まさにそうなんだよね。俺も社会的価値って言ってるけど正直、好き嫌いなんだと思う。娯楽的な価値に携わるよりも、建築物とかインフラとかそういうことに関わりたいなって思うんだよね。」

ーそう思うのはなんでだろうね。例えば、娯楽的じゃなくても今の時代不可欠なビジネスといったらIT業界とかあると思うんだけど、それは違うの?

岡本「そうやね、それは違う。」

ーそれはなぜ?

岡本「多分だけど目に見えて、つまりオフラインで誰かが喜んでいるところを直接みたいっていう思いがあるんだと思う。」

ーなるほど。やっぱり誰かが喜ぶっていう姿は仕事のやりがいにつながると思う?

岡本「そうだね。明らかに目の前で喜んでほしいというか。もちろんこれは自分のエゴでしかないことも分かってるんやけどね。」

ーエゴだとしても大切にしたいことは大切にするべきだよね。けどなんで目に見えて喜んでほしいっていうことがインフラとかそういう業界に繋がるの?

岡本「多分サポート役になりたいんだと思う。インフラとかのサービスがあるうえで娯楽とかが成り立っていくものだと思うから。」

ーつまるところ、縁の下の力持ち的なことがしたいってことね?

岡本「全くそうだね。」

なぜ考え方が変わったの?

ーここで岡本と出会って1年半の僕はこう思います。岡本ってそういうキャラクターじゃなかったよね!?

岡本「それもまた全くそう(笑)。」

ー僕の岡本の第一印象は「自分の考えファースト」って感じだったんだけど、それが変化していったのはなぜ?

岡本「その印象に異論はないね(笑)。それが変化したのはゼミで過ごしたからかな。ゼミに入ってさ、自分って意外とすごくないんだなって気が付いたんだよね(笑)。」

ーいやいやそんなことはないと思うけど(笑)。ですがそれはなぜ?

岡本「俺ってもともと、浪人して福岡大学の夜間の学科に入ったんよね。その中で少人数ゼミがあったんだけど、なんか皆発言しないし、聞く耳も持たないって感じで俺だけがしゃべり続けるみたいな経験をしたんだよね。そのあと夜間の学科から昼間の学科に転科するときも簡単に転科試験合格してしまったし、夜間のゼミであったようなことは昼間でも起きてたし。それで言ってしまえば天狗になってたんだよね(笑)。」

ーなるほど。まずは大学の講義での経験から「自分の考えファースト」が生まれるわけだ。

岡本「そうそう。それでゼミに入ってみたら自分だめだなと気がついたというか。」

ーそれはなんで?

岡本「どのゼミに入っても先生がすごいだけで、学生はそうでもないでしょとか思ってたんだよね。それが実際に飛田ゼミに入って同期のみんなと話したり会議したりする中で、あれ?自分ってそこまででもないなって気が付いたの。」

ーなるほど。そこで気が付くわけだけど、岡本がくじけた様子がなかったのはなんで?

岡本「そこは俺が変にポジティブなのが理由だと思うんだけど、俺はそこまで優れてないって気が付く→No.1にはなれない→究極の二番手になろうって脳内変換されていったんだよね。」

ーなるほど!そこから縁の下の力持ち思考が生まれるわけだ。じゃあ、政治家さんみたいな質問するけど、なんで二番なの?一番がだめなら二番も難しいんじゃないの?

岡本「じゃあ俺は、二番じゃだめなんですか?って言いたいけど(笑)。真面目に答えると自分のことを悲観して何も学ばなくなったらそこに成長はないし、これからも学び続けるモチベーションを担保するために定めた目標でもあるのかも。」

ー目標はいろいろ設定できるじゃん?それでも二番の理由は?

岡本「やっぱり自分の中で、自分に対してどこか自信があるし、他の人と同じじゃ嫌っていう考えがあるんだと思う。」

ーなるほど。自分に自信がありながらも、冷静に自分のポジショニングを認識してストイックに成長していきたいんだね。

岡本「そうそう。そうなんだと思う。」

ーストイックといえば、岡本と同じ講義をとってたりもするけど岡本ってめちゃくちゃ勉強するし、わりと前の方の席で受けたりしてるよね。それはやっぱりストイックな面が出てるから、勉強に対して手を抜けないところがあるの?

岡本「うーん、結果としてはそうなんだけど。その理由はね、俺、福大生でありながら福大生が嫌いなんだよね。」

ー(大爆笑)。なんでなんで、聞かせてください。

岡本「俺、高専に通ってたけど3年生で中退してるんだよね。そのあと1年勉強して福大に来たんよ。高専では男だらけの中で真面目に頑張ってたんだけど、大学生ってさ、よく言われることだけど人生の夏休みとか言ったりするじゃん。」

ーあるねそのセリフ。すごく僕は嫌いですけど。そういうことを言ってる人に、「そんなことを言うあなたは一生夏休みなんじゃないですか?」って聞きたくなるね。

岡本「まあ今考えれば俺もそう思うけど、大学入学したての頃は割とそっち信者だったというか、たくさん楽しむぞって感じだったんだよ。」

ーえ!岡本が!意外だ。

岡本「そうそう。だけど、蓋を開けてみたら友達がたくさんできるわけでもなければ、想像よりも飲み会とかも少ないし、そのころ妄想していたキャンパスライフは俺には訪れなかったんだよね。」

ーやり方次第ではそのキャンパスライフも手に入れられるとは思うけど、岡本には回ってこなかったわけだ。

岡本「そうそう。そっからかな。遊んでる人たちに勉強まで負けてしまったら自分は全部負けてしまうと思うって本気で勉強し始めた。」

ーなるほど、岡本のキャンパスライフはそこから変化していったわけだね。

来年の1年はどんな年にしたいですか?

ーでは話題を変えて、残りゼミでの学びの時間も1年程ですが、これからはどのようにゼミに貢献していきたいと思いますか?

岡本「まずはゼミという組織に対してどう貢献するかでいうと、4年生の振舞いって2つあると思うんだよね。1つはここまでの学びを活かして、研究に励むこと。もう1つは後輩の壁になることかな。」

ーそうだね。2つ目でいうとどんな壁として後輩と接していきたいの?

岡本「例えば俺たちはすでにプロジェクトとかマルシェとかを経験してるから、ある程度ここで躓くだろうっていうのが分かるんだよね。だから後輩の学びの機会を失わせないようにしつつ、アドバイスしていきたいなって思う。」

ーなるほど。では岡本個人としてはどんなふうに活動していきたいですか?

岡本「このあいだ飛田先生も話してたけど、ゼミで教えれらることはもう全部教えたって言ってたじゃん?だからこれから1年は研究をしつつ、これまでの学びを腑に落として、言語化して体系化して自分の資源に変えていきたいなって思ってる。例えばコレクティブ・ジーニアスって何ですか?って聞かれたら答えられはするけど、それがどうすれば発生するかはまだ分かってないんだよね。これを発生させるにはこれまで教えられてきたこととか、課題図書として読んできた本にヒントが散らばってるはずだから、それを組みあわせて、学びを実感したいなって思ってる。」

ーなるほど。あと1年とはいえ、来年も充実した年になりそうですね。

岡本「そうなるように勉強も、就活も頑張るよ。」

結果発表(余興)

ーそれでは岡本君の面談結果は・・・・・合格!!!!

岡本「おっ合格できたー(笑)。」

ーまあ何の権限もなく勝手に僕が言ってるだけですが(笑)。けどこうやってゆっくり色々と聞けて楽しかったし、勉強になりました。ありがとう。

岡本「こちらこそ、ありがとうございました!」

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は飛田ゼミ3年生の岡本君へのインタビューでした。彼は取材班の一員としても記事を書いてくれていますので、ぜひこちらもチェックしてください!

明日は飛田ゼミ3年生のあみさんに振り返り面談を行います!そちらもぜひお楽しみに!

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