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大学三年生に聞く「就職とは!?」@飛田ゼミ岡本くん

はじめに

こんにちは。飛田ゼミなんでも取材班、三年生の砂畑龍太郎です。

今回の記事は、「大学三年生に聞く、就職とは」をテーマにしたインタビュー記事です。

インタビューを受けてくれたのは、僕の同期、飛田ゼミ3年生の岡本君。いつも面白い視点から物事を見ている彼は何を話してくれるのでしょうか。楽しみです。

それではインタビュースタートです!

インタビュー

ー今回は大学三年生の考える就職というテーマでインタビューをしていこうと思いまして、、、

岡本「またおもしろそうなネタを考えてきたね(笑)。」

ーまあいろいろありまして聞きたいなと思いまして。こうやって岡本にインタビューするのも久しぶりですし、楽しみにしておりました。今日はよろしくお願い致します。

岡本「よろしくお願いします。」

ーでは早速なんですが、「就活」というワードを聞いて、何か考えることはありますか?

岡本「うーん、結論から言うと現時点では就職について考えてはないね。」

ーおっ、それはなんで?

岡本「今はゼミとかサークルでの学びが楽しいからそれを優先したいっていう気持ちが大きいからかな。それが本来の大学の楽しさなんじゃないかなって考えてるし。よく言われることだけど、大学が就職予備校化しているというか。勉強することが楽しいから現時点では何も考えていないってとこかな。」

ーなるほど。勉強が楽しいっていうのは岡本を見ていてひしひしと伝わってくるけど、勉強へのモチベーションはどこから来てるの?

岡本「もともと読書は好きで。読書は知識を自分の頭に詰め込むのが楽しいから好きなんだけど、勉強は自分のしたいことに役立つから楽しいかな。」

ー自分のしたいことっていうのは今取り組んでいるプロジェクトとか?

岡本「そうやね。サークルとゼミを掛け合わせたような感じで取り組めるプロジェクトの為の勉強はすごくはかどるね。」

ーなるほど。ということは、就職するためにこの勉強をしました、こういう資格を取りました、インターンに何社行きました、みたいなことをするのではなくて、こういう活動をしたいから勉強をしていたら勝手に就職できました、みたいなビジョンを持ってますか?

岡本「うん、全くそうだね(笑)。まさにそれって感じ。」

ー僕もそういう風に考えているところがありますから、何となく分かりました(笑)。でもさ、さっき言ったみたいに「就職するためにこの勉強をしました、こういう資格を取りました、インターンに何社行きました」ってことをしないと就活のガイドラインに立っていないというか、就活のフォーマットに乗れない気がしない?

岡本「うん確かにそう思うね。」

ーその点についてはどうお考えですか?

岡本「無理して、その手法で戦う必要は無いかなって思ってる。みんながインターンに行ったり、資格をとったりする代わりに、毎週noteに記事を挙げているってことだって1つの差別化になると思ってるし。」

ーたしかにね。みんながすることの中で他と差別化をはかるくらいなら、まずは自分だけの魅力みたいのがあった方がいいよね。創業体験プログラムじゃないけどさ、何店舗も出品するであろう「たこ焼き」をいかにコストリーダーシップ戦略でコストを抑えて低価格で売ることができるかみたいな戦い方してもね、とは思います。

岡本「まさにそれやね。就活を戦いと呼ぶのであれば、戦略は一つじゃないよね。」

ーそうだね。といいつつ、多くの業種を知るとか、実際に働いてみるという点でインターンって魅力的なものだと思うんだけど、岡本はインターンいかないの?

岡本「いや、実はね応募したんだよね。5月に。それで何度かやり取りをして、6月くらいに色んな書類を出してから全く連絡が来なくて。」

ーなにそれ!(笑)。怖くない?履歴書とか出してるわけでしょ?

岡本「うんしっかり出したね。まあ連絡来ないから他に何かインターンしたいなあと思っているところやね。」

ーそうだね。岡本がゼミ以外で活躍する姿も見たいです。では、少し話を変えまして、岡本の思う「いい企業」ってどんな企業ですか?

岡本「何その怖い質問(笑)。」

ーでしょう。なんでも取材班だからなんでも聞きますよ。いい企業とか、優良企業とか、入りたいと思う企業とか、教えてください。

岡本「社会に何か価値を提供し続けている企業は良い企業だなと思う。それも目に見える価値というか、物理的な良さがある企業は素敵だと思う。」

ー目に見えるというと?

岡本「何というか、現代でこんなこと言うのは違うのかもしれないけど、WEB上で完結してしまうサービスとか人材紹介とかじゃなくて、インフラを作るとか、自然災害の修復をしているところとか、対策をしている企業とか。そういう意味での目に見える良さかな。」

ー岡本の言う「目に見えるもの」がいいなって思うのはなんでなの?

岡本「お客さんとか、関わる人に目に見える状態で喜んでほしいからかな。わりと古いというか、トラディショナルというか、そういうプロダクトって絶対にずっと必要なものであって、人々の生活を豊かにしていくものだから。」

ーなるほど。じゃあ簡単に言ってしまうと、建築関係とかで働きたいってこと?

岡本「結果的にそうなるのかもしれないけど、目的が違うというか。自分が『良いな』と思った企業の内部をもっと良くしていきたいって思ってる。だから建築会社なら建築会社でその業務内容とか実績に感動したとしたら、その会社の内部的な部分、具体的にいうと人事・総務の部分でお手伝いをしていきたいって思ってる。」

ー人事。少し前から人事に興味があるって言ってたよね。それはなんでなの?

岡本「自分が世話焼きというか、おせっかいってことに気が付いてからかな。サークルで後輩に何か指導をするのが好きなんだよね。指導するのが好きというか、好きなサークルをもっと良くするために指導するとか、後輩が好きだから自分の持ってるノウハウを伝えてもっと頑張ってほしいって感じで。」

ーなるほど、それが人事っていう職に繋がったんだ。では、岡本の思う人事というか、それにかかわることでの問題点はどこだと思いますか?

岡本「採用プロセスじゃない?(笑)。」

ーおっ、素敵です。今ちょうど僕も興味がありまして。教えてください。

岡本「就活ってもうフォーマットというかテンプレががちがちに決まってるじゃん?合説に行って、企業見つけて、そこに受かるために面接繰り返してみたいな。学生側はまだそれでもいいのかもしれないけど、企業からしたらそれじゃよくなんじゃないかなと思って。」

ーといいますと?

岡本「だって、合説とか、今の面接って学生の個性が死なない?」

ーそうだよね。福大生に当てはめて説明してみてよ。

岡本「福大って良さか悪さかわからないけど、色んな学生がいるわけじゃん?例えば大きい教室で講義があるとして、生真面目な人は前列で理解しているかどうかは分からないけどノートをもくもくと取ってるよね。それとは別に教室後方ではパリピがワイワイしてるわけじゃん?学生のコントラストがここまであることが大学のリアルなのに、3年生の後半時期になるとみんな髪色が黒くなって、教室前列にいる人たちは無理やり明るくふるまうし、後方にいる人たちは無理やり真面目ぶるじゃん?そんなことしなくたってイイじゃんと思って。」

ーそれは、その人の強みとか魅力が見えにくくなるから?

岡本「そうだね。別に生真面目とか、パリピとかディスってるわけじゃなくてその状態でいられるって強みだと思うの。で、その強みが活かされる業種も、部署も絶対にあるんだよね。そこを見抜けない就活システムのまま採用をしていくってことに問題があるんじゃないかなって思うね。」

ー確かにそれでいうと企業側が問題を抱えていくことになるよね。その点を問題視している岡本は良いなと思うし、そのレールに乗らない岡本も素敵だと思います。じゃあもっと鋭く聴きますが、岡本の思う「就活における勝利」ってなんですか?

岡本「なるほど。それは考えたことないから難しいね。」

ー多分だけど今の学生のほとんどが考える「就活における勝利」って、内定数、大企業、ネームバリュー、都市、っていうワードが入ってきそうじゃない?

岡本「うんそんな気がする。」

ーじゃあ岡本はどう考えていますか?

岡本「そうだね、自分が惚れられる企業を見つけられるかどうかじゃないかな?」

ーそれはさっきも話してくれた「良い企業」を見つけるってこと?

岡本「そうだね。給料がイイとか、休みが多いとか、そういうことで良い企業と定めるんじゃなくて、その企業がしている内容とか、社会的価値とか、とにかく自分がシンパシーを感じたり、感銘を受けたりする企業を見つけてそこで働くけることが勝利なんじゃないかな?」

ーなるほど。とても面白いです。この話題はまたゆっくり2人で話しましょうね。

岡本「そうやね。あと一つ言うなら、これは少し質問からずれるけど、地方を就職先に選択するのってかっこいいなって思う。地方とはいえ、その県や市が存在するってことはそこで経済活動が行われているわけで、そこで頑張っている企業って絶対あるはずじゃん。それを見つける力をもっているのはかっこいいなって思います。」

ー逆に言うと、地方企業の情報が少ないというか、多くの学生には届いてないってことだね。

岡本「そうやね。その点も採用の問題点なんだと思う。」

ーなるほど。あっという間の30分でした。面白い意見をたくさんありがとうございました。またゆっくり話しましょう。

岡本「こちらこそ、考えさせられる時間をくれてありがとう!」

おわりに

今回は「大学三年生に聞く、就職とは」ということで飛田ゼミ3年生の岡本君にインタビューをしました。

しっかりと自分の中で判断軸をもって物事を捉えている彼にいつも刺激をもらいます。

読んでくださった社会人の方にも学生にも何か伝わる物があればと思います。

それではまた次回の記事で!


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