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#19 放射線治療(全25回)がスタートしました!

ホルモン療法(アロマターゼ阻害薬(アナストロゾール)+分子標的治療薬(ベージニオ))と並行して、放射線治療がスタートしました。

乳がん治療のフルコース、
①手術
②抗がん剤治療
③ホルモン療法
④放射線治療

①と②は完了し、現在③ホルモン療法(飲み薬)と④放射線治療を並行して治療を進めています。

やっとここまで来た~!
というのが、素直な感想です。

4月の手術に始まり約半年ですが、
治療がとても忙しかったし、心身ともに疲れたし、とても長い時間に感じました。

これまでの経緯は、ラジオでも放送していますので、ご関心を寄せてくださる方がいらっしゃれば、アーカイブ放送をごゆっくりお聴きください。

◆放射線治療とは

文字通り、放射線を体に照射して行うがん治療のことです。
福島第一原発の記憶が生々しい現代では、放射線と聞くだけでマイナスイメージが脳内を駆け巡ってしまいますが、詳しく調べていくと、がん治療にはとても効果的かつ人にやさしい治療だということが分かります。

私のように、局所領域再発の危険性が高い腋窩リンパ節への転移のある進行性の乳がんでは、手術で取り切れなかった可能性のある微小ながん細胞を根絶するのが放射線治療の目的です。
放射線治療は、体力を消耗すること無くがん細胞を狙えるのが、やさしさポイントです。


それでも放射線をマイナスイメージに捉えてしまう方のために、治療における有用性とは違う視点からも理解できるサイトをご紹介したいと思います。

地上に全く放射線がなかったら人類は死に絶えているとも言われています。地球には宇宙から放射線が降り注ぎ、地球を構成する地殻から放射線が出ています。この低レベル放射線のDNAに対する刺激があることで、我々はDNAを修復する力を得て、これだけ繁栄した、この量の放射線がちょうど良かったとも言われています。

日本乳がんピンクリボン運動HPより


◆治療の実際

放射線治療は、狙った場所に正確に照射することが重要らしく、治療中に体が1ミリも動かないように顔や腕を固定する「型」を最初に作りました。
お面のようなギブスのような。

さらに、照射部分を中心に体にマジックで線を引き、その線を目安に放射線をあてているようです。(治療中はお面のような型がかぶさっているので、私自身は何がどうなっているのかわからない状況)

治療はレントゲン撮影のように、痛くもかゆくもありません。
(今のことろ副作用もありません)

ただ、とても繊細な作業なので(私はそう思う)、放射線技師の方の技術力や丁寧さは、心から尊敬ものです!
地元の病院にこの設備と技術者がいてくださること、本当に素晴らしいなと感じています。

医療の現場は、決して多くの方が知る存在じゃない専門家がいっぱい。
プロフェッショナルに触れ合える時間は、治療に行っているにも関わらず刺激的でもあり感動的な時間でもあります。


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