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#25 がん治療とお金の話②乳がん治療にかかった総額を公開!

今回は実際に私の乳がん治療にかかった費用についてまとめてみたいと思います。

まずは、改めて私の乳がん治療の流れをおさらいします。

①  右胸全摘手術(入院1回) 
②抗がん剤治療(入院4回)
③放射線治療(通院)
④ホルモン療法(飲み薬) 

大きくこの4つの治療項目。
そして、それぞれの治療の間に外来受診があります。
外来受診は、外科の他、口腔歯科、呼吸器内科です。

外来受診では、血液検査やCT検査、心肺機能の検査などがありました。
これらを踏まえ、昨年3月から12月までにかかった治療費と検査費、薬代の総額をお伝えします。


◆乳がん治療の総額は「約100万円!」


合計支払い額は

997,102円

(3割負担で実際に私が支払った金額)」となりました。

「がん治療にかかるお金は約100万円くらい」と一般的に言われているラインとほぼ同額です。

続いて、高額療養費制度で戻ってきたお金と、民間保険会社に加入していた医療保険から戻ってきたお金についてです。
高額療養費制度は、限度額以上に支払ったお金が払い戻されるものですが、市役所に申請後、約20万円戻ってきました。
民間保険会社の医療保険は、掛け捨ての入院保険です。
がん保険ではないので、抗がん剤治療には適応がなかったのですが、付帯で放射線治療に対応しているものでした。

入院が計5回と放射線治療分として、約85万円が民間医療保険からおりました。計算上、自分のお財布から出ていった治療費約100万円から高額療養費制度の払い戻し金20万円と民間医療保険の85万円を差し引くと、
約5万円プラスということになります。
この結果については、まずは一旦ホッとしました。少額の掛け捨て保険ですが、民間医療保険に入っていたことも良かったなと思います。



◆がん治療とお金の話のまとめ

乳がん治療費。
結果、5万円のプラスだったのだから良いんじゃない?という方もいらっしゃるかも知れませんよね。
確かに治療費と払い戻し金だけを見ればプラスになっています。

ただ前回の記事でも記した通り、治療に費やす時間拘束や体調不良で、収入が減少することがあります。
現に私は、みそソムリエというフリーランス業務がほぼ立ち行かなくなりました。
年収は300万円以上減少となりました。

みそソムリエという仕事は、アイディアや企画を売り込むプロモーション業務なので、自身のクリエイティブな発想が要求されます。
乳がん治療で体力も筋力も落ちた中、未だに、理想のパフォーマンスに戻れていません。今年の年収も相当落ち込むことでしょう。

「がん治療とお金の話」をまとめると、備えは出来る範囲でしたほうが良いというのが私の実感です。地震の備えに考え方が似ているようにも感じます。「起こりうる」と言われているものに対しては備えあれば患いなしです。この後、私の乳がん治療はホルモン療法(飲み薬)が10年続きます。
私が入っている民間医療保険はがん保険ではないため、このホルモン療法には適応がありません。
(1年間でどれだけの薬代がかかるのだろう・・・( ;∀;)

さらに、フリーランスの業務は五里霧中。私にとってここからが「がん治療とお金の話」の本番なのかも知れません。
収入減少に焦る気持ち、正直言うとありますが、これを取り戻すためには、体力と筋力の回復しか無いと思っています。

特に感じるのは、筋肉。
筋肉が落ちると脳の回転が鈍くなるように感じています。
(筋肉と脳の相関、ご存じの方いらっしゃったら教えて欲しいです!)
 

当面の目標は、「筋肉強化」一択!(笑)

スクワットとか全く出来ない私ですが、軽い登山とか、
自分が気持ち良く続けられる筋トレをいくつか見つけられたら良いなと思っています。
 

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