未(いま)だの夢、夢話(ゆめばなし)
母が他界する、一週間ぐらい前と記憶する。
大変に短い3幕ものの、夢を見た。
オールカラーだ。
第1幕目。
元気になった母が、お立ち台に上がってゴーゴーを踊っいる。
かなりご機嫌な様子だ。同じお立ち台には3、4人、若い女の子が踊っている。
店内はやや混み合い、カラーボールも眩しくグルグル廻っている。
そんな母を、わたしが離れた所から、立って見ている。なぜか嬉しい。
第2幕目。
元気になった母が、我が家の洗面台で髪をセット。
ドライヤーをガーガー当てている。壁際で立つわたし。
暫くして聞く。「どこゆくの?」 母「パチンコに決まっる」
第3幕目。
病院の個室。壁一面が白い。カレンダーもなければ、窓もない。
ゲッソリとし、何も分からなく、口を半開きにしたままの母が、ベッドにただ横たわっている。
わたしは病室からではなく、空間(?)。
浮きながら視界を斜め下から、母を見下ろしていた。
各々の幕間は、2、3秒ぐらい。
何だったんだろうか?この夢は?
他界してから数年が経つが、未だ時々、思い出す。
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