言い方を止めよ「レジェント」
すっごく失礼。
失礼極まりのない言い方が、横行している。「レジェント」。
年柄年中、耳にする。うんざりする程、聞きまくる。
が、邦訳。日本語での意味が分からずに、実は検索。そっとのぞいて見てごらん、もとい。そっと調べておきました的な輩(やがら)も多かろう。
極端に言えば「原始的」。「ちょー古」。「原始時代から(活躍されている)「(その分野の)生き字引き」等々。
レガシーの邦訳が「遺産」であるから、関係言葉。近い親戚みたいなものだ。「化石」とまでを、人によっては捉えもする。
当然のように使う。軽く使って、いい気になる。
「いつまでやってる」「そろそろ引退しなさいよ」
「後進に道を譲ったら?あなたは完全、古い人。老害。保護者でいいのよ」等が自然と含まれる。
「レジェント!レジェント!レジェント!レジェント!、、、、」
「化石!化石!化石!化石っ、、、、、!」
言わる身にもなって御覧なさいよ。(しょーがないなぁ)思いはすれど、瞬間的にでも傷つくだろう。
マスコミが馬鹿みたいに、バカスカ使うからいけない。
「いぶし銀」。少し前までなら言った。礼儀としての、言葉であった。
にも拘らず、カタカナ英語の氾濫と共に、、、はぁ~っ。
「キリドっ、キリドっ、キリドっ、キリドっ、、、、」
かつて何も知らないタレントに、怪しい呪文を連呼させる番組があったが、お笑いだから許されていた。
初対面の人に「ババァ!」だの「ジジィ!」だの呼びかけていいのは、毒蝮三太夫だけ。御年80+ウン歳の、三太夫さんとて立派な「ジジィ!」だ。
「だから我々、マスコミだって使うんです。元祖・毒蝮さんが使っていらっしゃるんだったら、当然なんじゃないですか」
なんて声がもし業界から出たとしたなら、大問題だ。笑ってしまう。
コレとソレは別である。「敬意を込めて」ならば、あんなに使う訳がない。敬意など、どこにも込めれはいないのだ。
言葉で商売をしているのであれば、もっと言葉を思って欲しい。気を使って欲しく願う。深さと響き、影響を。
漢字(当用漢字レベルである)より、ひらがな(わざとひらがな表記で書いている)。ヘンなカタカナ用語=会話も、書くのも当たり前。
主流、主流の波だけが、「レジェント」ー失礼な言い方を失礼を思わず、ひとつの未来を失わせているのではなかろうか?
転んだ者の痛さは、当事者にか分かるまい。
<了>
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