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【関連図】筋萎縮性側索硬化症(ALS)

男子看護学生の鳩ぽっぽです。
今回はALSの関連図です。
ALSとは筋・神経系疾患として有名で、重度になると人工呼吸器を使用するなどのイメージがあると思いますが、原因や症状についてはいまいちよくわからない人もいるのではないでしょうか。
そんなALSについて、解説と関連図を書いていきます!

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解説

筋萎縮性側索硬化症とは、一言で言うと筋肉が衰える難病です。
しかし、筋肉そのものに障害があるのではなく、運動ニューロンが障害されているのが病態です。運動ニューロンが障害され、筋肉が動かしにくくなり、結果的に筋肉が衰える、という流れです。
筋ジストロフィーなどは筋肉そのものに障害があって衰えていきますが、こちらは神経系が病態の本質になります。

原因は未だ不明ですが、加齢変化や遺伝子の異常などが考えられています。ちなみに、この疾患は遺伝する可能性は通常ありません。

症状ですが、筋力低下がメインです。
部位は関連図では3つに分けており、
1.口・喉周りの障害(球麻痺)、2.四肢の筋力低下、3.呼吸筋の障害になります。
日常生活動作や社会活動、そして生存に関わり、看護の必要度が高いと言えます。
また、症状の特徴として、体の感覚、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれることが挙げられます。病態が運動ニューロンの障害のため、自律神経系や感覚神経系で支配されている機能は維持されるのです。

治療は、根治治療はなく、主に対処療法です。
リルザールやラジカットという薬はALSの進行を遅らせます。
関連図に書かれていない治療、ケアとして、以下のものが挙げられます。
・リハビリテーション:筋萎縮による筋力低下を防止
・酸素療法:人工呼吸器の前段階として行うことあり
・経管栄養、胃瘻、食形態の工夫:嚥下障害による誤嚥予防
・コミュニケーションの工夫:筆談、コンピュータによるコミュニケーションなど

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関連図は以下より↓

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