【関連図】乳がん
男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回の関連図は乳がんです。
解説
乳がんは女性罹患率が1番多いことで有名ながんです。乳腺の中でも主に乳管組織ががん化しますが、まれに乳房小葉でも発生します。
今回の関連図では乳管がんについて詳しくみていきます。
乳がんは自覚症状が少なく、がん自体による症状は少ないです。主には腫瘍のしこりです。
しかし、浸潤性がんの場合は周辺組織に広がっていくため、皮膚リンパ管が侵襲され橙皮状皮膚となったり、炎症反応が生じて発熱や熱感腫張、乳頭から分泌物の排出などが症状として起こることがあります。
また、転移ではリンパ節転移、骨、肺、肝、脳転移が多く、これに関しても症状が出る人と出ない人がいます。
乳がんの特徴として、腫瘍受容体の存在があります。乳がん自体の受容体で、エストロゲン ・プロゲステロン受容体、HER2受容体の2種類あります。これらはエストロゲン ・プロゲステロン、HER2を受容体で受け取ると、乳がん細胞の増殖が促進されるという特徴があります。乳がんによって「両方持っている」「どちらか持っている」「どちらももっていない」と分かれています。
治療に関しては外科療法、化学療法、放射線療法がありますが、外科療法による乳房全切除に関してはボディーイメージの変容から自己概念への影響を強く及ぼすため、看護師による援助が必要になります。
また、リンパ郭清した場合は腕の浮腫が非常に強く出る場合があるため、そのケアも重要になります。
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病態関連図のまとめはこちら→
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以下より乳がんの関連図↓
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