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80代のセンパイと暮らす。(30)

まだ30回しか書いていないというのに、本日センパイが81歳に!
なので、タイトルも変更。なんかインパクトに欠けるけど、これで暫く変えなくて済むなとw

毎年、お互いの誕生日には美味しいものを食べに行く企画。なかなか美味しいと言わないセンパイのために、今回も悩みに悩んで、前に行き損ねていたイタリアンに行った。

パスタとお魚のコース料理を完食。もちろん最後のデザートまでご満足いただいて、「美味しかった!」も無事に頂戴した。ホッ。

「もう81ですよ。こんな歳まで生きると思わなかった」
とセンパイ誕生日の弁。

確かに「え?」と聞き返す回数は増えたし、何度も同じ話をするようにはなったけど、イタリアンのコースをしっかり食べて、次に観たい映画の話をし、初めて来たレストランへの洞察力も鋭く、ホントに立派だと思いますよ、センパイ。
私の誇りです。

最近、周りの同世代がすぐに「面倒くさい」と言うのが、気になると言う。
先月から、電子レンジを捨て、土鍋でごはんを炊くようになったセンパイは、自ら「面倒くさい」を選んだ。
「そりゃ何でも面倒くさいって思ったらそうなんだけど、自分は言いたくない。言わないようにしてるの。面倒くさいのって頭を使うでしょ。それがいいのよ。時間がかかるけど、私、特に急いでないしね」
ここでも待てる人の本領発揮。80代になってもパラダイムシフトできる柔軟さ、私も見習いたい。

また来年も美味しいものを食べに行けるように、健やかで幸せな1年を。

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