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80代のセンパイと暮らす(54)

気づくと前回の投稿から2か月半。
センパイは変わらず、元気にしている。というか、頑張っている。
むしろ私の方が今月は弱っていた。仕事が1本飛んで、頭が混乱していたのが、段々と気持ちを蝕んでいった。初めてコロナが仕事に影響したことが、じわじわときた。そんな時にFBで見る友人たちの夏休み投稿。最初はよくやるわ、と思っていたけど、私に必要なのはこれだと気づいた。3月以来、遠出をしなくなったこと、手荒れが酷くなって庭仕事や料理が思うように出来なくなったこと、暑さを理由にジョギングしなくなったことなどなどで、地味にストレスが溜まっていたことをやっと自覚した。
Go To を使って県内の宿を手配、4泊5日の旅に出ることにした。さっさと決めたわりにはセンパイに言うのは躊躇われた。この日常から私だけ逃げ出すようで悪いなと。でも今はセンパイとの日常からも離れたいのよ、正直。数日悩んでから、告白。センパイは「そうなの」というだけだった。こういう時は本当にいつも何を考えているのかわからない。私が決めたことに何を言ってもムダだと思っているということか。
センパイは本当に手のかからない80代だと思う。お互いに世話したりされたりがなくて済んでいるのは、ひとえにセンパイが健やかでいてくれるからだ。ありがたい。
その上での「1人になりたい」ワガママ。ごめんね、センパイ。

#80代のセンパイ #エッセイ #備忘録 #母と娘 #コロナ疲れ #一人旅

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