20191217ファルシ試作

【続編】「なにもんだ!?」「サーモンだ!」のあの人は誰? の続き(レシピ再現編)

3人家族 「なにもんだ!?」
シェフ  「サーモンだ!
3人家族 「なにもんだ!?」
シェフ  「サーモンだ!

のイオンのCM「イオンのサーモンでクリスマス」http://gift.aeonsquare.net/christmas/ に登場の渡辺雄一郎シェフについて先の投稿(12/8「なにもんだ!?」「サーモンだ!」のあの人は誰?)にてご紹介しましたが、本日はその続きとして、実際に監修されたレシピに挑戦してみたことのご報告です。


もうすぐクリスマス本番。その本番で「生アトランティックサーモン」調理に失敗する訳にはいきませんよね。

イオンの中でもトップクラスの単価を誇る高級食材。もし一発勝負で失敗すると、さすがに精神的ダメージは大きいと推測します。

ということで、まずは監修された4つのレシピの中でも、難易度の高そうな「サーモンポワレと温製サラダ」に挑戦してみました。

ミシュランガイド二つ星★★レストラン【ナベノ‐イズム】監修レシピ③
【サーモンポワレの温製サラダ】

20191217サーモンポワレ材料

詳しくは、特設サイト「イオンのサーモンでクリスマス」http://gift.aeonsquare.net/christmas/ でご確認頂きたいのですが、
「ポワレ」とは、フランス料理の調理法のひとつで、 現代では、ポワレ鍋に油脂をひき、表面をカリッと中身をふんわりした感触に具材を焼き上げる手法とのことです。

今回は本番へ向けての試作ということで、サーモンのみ3分の1の分量で行ってみました。

また、材料、調味料もできるだけイオンのプライベートブランド「トップバリュー」でそろえてみたのですが、
個人的に最もこだわりたい部分が、香りのないごま油「太白胡麻油」(竹本油脂)だと感じました。
(こだわる理由は、日頃使用しないほど上質の油であり、もちろん単価も高いため)
ガーリックペッパーはトップバリュー「ブレンドスパイス」で代用し、偶然にもそろえなかった紫タマネギは、普通のタマネギを少量の赤ワインやバルサミコ酢で着色しました。

■動画レシピの有効性

ここでぜひお伝えしたいのが、動画レシピのありがたみでしょうか。
サイトに設置されている動画レシピには、短時間ながらも非常に多くのヒントとエッセンスが載せられています。
その動画を見た上で、試作した後の感想をのべていくとしましょう。


【素人が突き当たる工程の壁】

(1)下準備が肝心。段取りが試される
(2)生アトランティックサーモンの分厚さと焼き時間
(3)見た目は大事。タマネギの彩り

画像2

(1)下準備が肝心。段取りが試される

料理を開始する上で準備万端は当たり前なのですが、ついつい、いつもの家庭料理の段取りで調理しながら用意するというのは、今回は避けたほうがよいでしょう。
今回のサーモンポワレの温製サラダでは、サーモンポワレの完成と温製サラダの完成のタイミングが重要に思えました。サーモンポワレが先という順番が重要。段取りが試されるのです。

(2)生アトランティックサーモンの分厚さと焼き時間

これはイオンの各店舗に課題があるのですが、地方のイオンでは、分厚く切られた生アトランティックサーモンの刺身用柵になかなか出会えません。
鮮魚コーナーで事前に注文しておけば分厚いものを用意してくれるのですが、平日早々売れる形状ではないので、入手には事前の調整が必要でしょう。
というわけで、今回の試作では通常並べられている形状のものを使ってしまいました。
この点が注意なのですが、動画レシピでさえ「裏面を一瞬だけ焼きます」とあるように、ごまの付いていないほうの片面を焼くタイミングが重要です。分厚くないサーモンで焼いてしまうと当然、焼き過ぎになってしまいます。

(3)見た目は大事。タマネギの彩り

偶然なのですが、試作当日のその日に限って紫タマネギが売り切れだったもので、普通のタマネギを赤ワインで着色しました。
また、店舗で、なぜか白ワイン酢はすぐに見つかるのに、赤ワイン酢がなかなか発見できません。試作段階でのイレギュラーということで、赤ワイン酢の代用として、赤いワインとバルサミコ酢の調合を使いました。
がしかし、これが問題だったのか、煮詰め過ぎたのか、タマネギが少々「濃い色」になってしまいました。
レタスの上に盛り付けるのですが、やはり動画のようなきれいな彩りは大事ですね。

20191217サーモンポワレ試作

こうして、動画レシピを参考に試作を行ったのですが、その意義は非常に大きかったと思います。動画の有る無し、試作の有る無しではクリスマス当日の料理は大きく変わるでしょう。
試作段階では見た目に課題ができましたが、味は非常に美味しかったです。さすがです。


サーモンポワレと温製サラダの試作が思わぬ結果となったため、リベンジではありませんが、

ミシュランガイド二つ星★★レストラン【ナベノ‐イズム】監修レシピ②
【スモークサーモンのクリームチーズファルシ】

に挑戦しました。
詳しくは、特設サイト「イオンのサーモンでクリスマス」http://gift.aeonsquare.net/christmas/ でご確認頂きたいのですが、ここでも動画レシピが参考になります。

20191217スモーク試作

【ポイントは?】
(1)つるつるすべるアボカドの種をどう取り除くか!

アボカドの皮むきも難しいですが、できるだけ実の形を壊さずに、つるつるすべる種をどうやって取るのかな、と思っていたら、動画にはヒントが映っていましたね。ぜひ動画をご覧ください。



(2)子ども向けにはワサビの量を調整

大人には激うまなスモークサーモンのクリームチーズファルシですが、ワサビのパンチが効いているので、お子様もご一緒に食べるならば、ワサビの量を調整した方がよいかもと個人的には感じました。その意味でも試作は大事だと思うのです。

20191217ファルシ試作


動画レシピ確認と試作でクリスマスに向け準備をしてきました。普段は食べる機会も少ないかもしれなフレンチを、親しい人たちと、家族と一緒に作って食べるもの、ケーキとは別の食文化として、日本の食卓に定着していけばさらに楽しいかもしれませんね。イオンさん的には買い物の段階から家族で、というのが理想でしょうが。

それにしても、すごいレシピを監修される渡辺雄一郎シェフとは、本当に何者なのでしょう。ぜひ一度お店の料理を食べてみてください。

皆さま、よいクリスマスを。


【ご参考】
渡辺雄一郎シェフ出演レシピ

NHKごごナマ

https://www.nhk.or.jp/gogonama/recipe/180611_1.html?fbclid=IwAR2uNVM5NgswPgOHibOuVMQxUX5eQTKiLJy-H-3--WZ8_9rp2mpgeyr6Smg


restaurant『Nabeno-Ism』
レストラン ナベノ‐イズム

〒111-0043
東京都台東区駒形2-1-17
℡:03-5246-4056
URL: http://www.nabeno-ism.tokyo/


百果葉(HYAKUKAYO)は「次世代のための農業をめざして」兵庫県で農産物を生産しています。https://hyakukayo.com/  ブログ「百果葉創業回想記録」http://blog.livedoor.jp/hyakukayo_blog/ もよろしくです!