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No.016 共聖主義「地球国」の樹立を目指して

地球に国境は必要なのか!?
提唱:パラダイムシフト

共聖主義「地球国」の樹立を目指して

人口犯罪率と戦争
日本の犯罪に関する資料は、法務省は1960年度版以後の『犯罪白書』で1926年以後の犯罪統計を、警察庁は『警察白書』と『警察統計』で1946年以後の犯罪統計を公開している。
犯罪に関する分類・項目を過去から最近年までの推移をみると、日本の犯罪と治安の状況、その変化の概要は知ることができる。
 UNODCの統計によると、国連加盟192国のうち犯罪と刑事司法の統計をUNODCに報告している国の中で、日本は殺人、誘拐、強姦、強盗などの暴力犯罪の発生率は著しく低く治安がよい国である。
人口10万人中、故意の殺人の発生率は、報告書を提出した71国・地域中で、日本は0.50で低い順3位である。日本の治安の良さは、国民レベルでの遵法意識の高さもさることながら、警察組織が国民生活に密接なところで活動しているという事情が反映されているという有力な見解があることも事実である。また、日本では警察が把握する刑法犯の数は戦後最悪となった2002年以降、年々減少している。殺人発生率にいたっては、2016年は戦後最少となり、認知件数は1000件を切っている。日本の治安は悪化していない。しかし、治安が良くなったとは感じない。
まず2000年以降、犯罪の認知件数は増えたが、犯罪自体が増えたのではないという事実を押さえる必要がある。認知件数の一時的増大は、1999年に発生した桶川ストーカー殺人事件において警察の不手際が批判を浴びた結果、ストーカー被害やDVなど男女関係に端を発する事件について、警察が積極的に対応する方針に転換したようだ。それでも犯罪は無くなることは無いだろう。
 では、どうすれば犯罪を減らせると思いますか!?そんな質問を受けた時、みなさんならどう答えますか。「警察の人員を増やす」「教育に力を入れる」「愛で犯罪が減る」など、答えは人の数だけ存在しますし、どれも間違いではない。

 私は、犯罪とは「法律で『犯罪』と決まっているだけなので、法律をゆるめれば犯罪は減る」と考えます。原点回帰です。これは、法律すべてを無くすという意味ではありません。国民の税金によって国会議員や官僚達が無駄な新しい法律を作り続けることを止め、法律をゆるめて減らす努力をするべき時代ではないのか。ということです。

 犯罪の延長線上に戦争を置きます。戦争は、国家の正義ではありますが個人の側で見るとただの殺人行為です。では、どうすれば戦争をなくせますか!?そんな質問を受けた時、みなさんならこんどはどう答えますか。「やられても、やりかえさない」「話し合いで解決する」「愛で戦争はなくなる」など、これらも間違いではない。

 私は、「国境をなくしてしまい。地球国を樹立すれば戦争はおこらない」と考えます。それでも地域ごとに問題は発生するでしょう。しかし、それは対話を持って解決できるはずです。

 資本主義でも社会主義でも共産主義でもない。互いが互いを尊敬することのできる「共聖主義」としての地球国を目指したいものです。

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