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【採光】聖カール・ボロメウス教会の場合

以前紹介した、聖エリザベス教会でもそうだったのですが、鉄筋コンクリート造の近代教会建築では明り取りのための開口部分に特徴があります。

こちらは1963年に完成したミュンヘン市南部の聖カール・ボロメウス教会です。

教会塔の下をくぐって中に入ります。

矩形のプランに細い円柱が高い天井を支えるホール型の教会です。

高い壁の中程に水平に細い帯状に、そして壁と天井が接する高い位置にも帯状に採光が設けられています。

中央祭壇には真上から光が取り入れられています。

天井が低くなっている部分は、まるで中世の教会の側廊ようで、個人的なミサが行われるのに相応しく、こじんまりとしていて安心感がありますね。


建築家: ミュンヘン生まれでミュンヘンを中心に活躍した
ヘアベアト グロチュイゼン Herbert Groethuysen (1921-2020)