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真鍮の焼印を自宅で作った話
自宅で使える道具で真鍮を削って焼印を自作しました。
そのときの作り方についての記事です。
完成した焼印がこちら。
そしてそれを使って実際に押した写真がこちらです。
ところどころ気になるところはあるので、
これからもう少し削って形を整えるつもりです。
木製や革製の
バッグ、小物入れ、椅子などに押してもよし
ケーキなどに押しておしゃれな料理にしてもよし
家庭で安価に購入できるもので作れるので
是非自分だけの焼印を作ってみてください。
写真のデザインは私の友人がデザインしてくれた私の家のエンブレムです(^^)
作業に必要なもの
作業開始前に写真を撮り忘れてしまったので
作業後の写真になってしまいますが。。。笑
①真鍮
(私は1辺3cmの立方体のものを使いました)
②ステンレス棒
(私は直径3mmのものを使いました)
③持ち手用の木の棒
④ルーター
(これで真鍮を削ります)
⑤ルーターの削り刃
⑥木材用のニス
(お好みで持ち手を好きな色のニスで塗ります)
⑦クレパス
(絵を真鍮に写すときに使います)
⑧トレーシングペーパー
⑨電動ドリル or ピンバイス
⑩PCなど画像をデザインできるもの(あれば)
さっそく作り方についてです。
1.PCやスマホで、作りたい画像を作成して作りたい焼印の大きさに印刷する
PCやスマホで焼印にしたい画像を作成し、
作成したら焼印の大きさで紙に印刷します。
指定したcmの大きさの画像で印刷する方法はいくつかありますが、ここではMicrosoftのWordを使う方法を書きます。
メニューで[挿入]-[図]-[ファイルから]として,印刷したい画像を読み込みます。
読み込んだ画像上で右クリックして[図の書式設定]を選択して,[サイズ]タブを選択します。
そこで高さと幅を設定して印刷すれば好みの大きさで印刷できます。
2.トレーシングペーパーを使って、印刷した画像を真鍮に写す
真鍮の上にトレーシングペーパーを乗せ、その上に画像を印刷した紙を重ねます。
その上からクレパスで画像をなぞると、真鍮にクレパスで描いた線が写るんです。
私は今回の作業で初めてトレーシングペーパーというものを知りました。便利。笑
トレーシングペーパーの楽天のリンクを貼っておきますね。
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3.ルーターで真鍮を削る
トレーシングペーパーで写した線に沿って、ルーターを使って真鍮を削ります。
私はこんなルーターで真鍮を削りました。
まずはクレパスで書いた線をルーターでなぞって削ります。
そうやって縁取りができたら周りも削っていきましょう。
だいたい5〜10mm程度の深さに削れていればOKです。
ルーターの先端は
線をなぞるときは細いものでルーターを立てて
平面を削るときは太いものでルーターを傾けて
削ると削りやすいです。
ルーターはコンセントに差すものや乾電池式のものなど、種類も価格帯も様々です。
価格を抑える場合は乾電池式が良く、
削る馬力が強いのはコンセント式といったところでしょうか。
ルーターについてもいくつか楽天のリンクを貼っておきますね。
Mr.HOBBY Gツール 電動コードレスルーター GSIクレオス
キソパワーツール ミニルーターセット MM100 No.28525-S
こういういろんな形のビット(削るための刃)もあると便利です。
私もしばらく削って、細い線を入れたり広く削るところを効率的に削りたくなり、先の細いのと太いの両方が入っているビットのセットを作業中に追加購入しました。
【10本セット】ゴリゴリ削れる タングステン バー リュータービット
私は乾電池式の安価なルーターを使いましたが、
それでも全然削ることはできました。
ただ削りながら
もっと馬力があればどんなに楽か
と思いました。笑
金銭的な予算と削るのが少しずつになることへの忍耐力との相談ですね。
4.真鍮に穴を掘る
真鍮に持ち手を付けるため
持ち手の棒を差し込む穴を掘ります。
火にかけた真鍮は非常に熱くなるので持ち手は必須です。
電動のドリルやピンバイスなどで、
持ち手の棒の径に合わせたサイズの穴を掘ります。
子供の頃ミニ四駆の肉抜きに使っていたピンバイズがこんなところで役に立つとは。笑
5.持ち手を作る
持ち手がステンレスの棒だけだと持ちにくいので
木製の持ち手をつけます。
まずは木製のポールをちょうど良い長さに切ります。
片手で握った拳+αくらいの長さが持ちやすいですね。
ちょうど良い長さの木製ポールが準備できたら
真鍮と同じように電動ドリルかピンバイスなどで径の真ん中に穴を掘り、掘った穴にステンレスの棒を挿しましょう。
6.真鍮に持ち手を挿す
真鍮に掘った穴にステンレスの棒を挿します。
真鍮に掘った穴の径がステンレスの棒の径より小さかった場合
ステンレスの棒の方をルーターで削ることもできます。
7.完成
8.押印
完成したらさっそく火にかけます。
写真は炭火であっためた時のものですが、家庭のガスコンロでも十分あっためることができました。
十分に熱せられたら押印します。
熱い真鍮を触るわけにもいかないので試し押ししてちょうどいい温度と押す力を探します。
今回革に押した焼き跡がこちらです。
焼きあとを確認して削って、
という作業をくりかえしながら洗練していくのもいいですね。
この焼印ももう少し削って整えるつもりです。
削りながらハンコのインクで紙に押して確認したりもしました。
是非自分だけのデザインの焼印を
自分で作ってみてください。
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