いっぱい食べる君が好き
某ダイエットサプリのCMでおなじみの「いっぱい食べる君が好き」という宣伝文句。商業用のセリフかもしれないけれど、私はこれに同意する。
いっぱい食べる人が好きです。正確には、大食い番組を見るのが好きなのではなく、普通の人よりちょっと(?)多めに食べる人を見るのが好き、ということだ。大体そういう人は美味しそうに食べるし、食べっぷりは見ていて気持ちが良いのです。
うちの弟などもかなり食べる方だ。小学校高学年あたりから、うどん3玉を平気で食べるようになりました。
当時はちょっとぽっちゃりしていた体も、今では私の背を15cmほど追い越し、もともとバスケをしているけれど最近は筋トレに力を注いでいるみたいで、特に太ももは競輪選手のような形に変貌。まあ良く相変わらず食べる子だなと思います。外食して頼むものは大体大盛プラス何かもう1品。
君、わんこそばとかやってみないか。
恋人も年齢の割にかなり食べる。が、最近は食べても食べても体重が増えず、むしろちょっと痩せたので心配しています。とりあえず健康診断に行ってほしい。
若い頃はもっと大食いだったようなのだが、高校のアルバムを見せてもらうと明らかに細い。身長は私より16cmも高いのに、体重は高校時代の私とほぼ変わらなかったらしい…。私は筋肉質であるとはいえ、思わず絶句してしまいました…。「痩せの大食い」の仕組みが不思議でたまりません。
今日は高校の友人ふたりと、久々にご飯を一緒に食べに行きました。この子たちは私より身長がかなり低く、体重なぞは私がお姫様抱っこしてあげられるくらいしかありません。
しかしこのふたり、高校の頃は見た目からの想像以上に食べていました。さて、今でも健在だろうか。
メニューを開いてどれにしようか考えるふたり。片方の友達が、ちょっと食べきれないかもと悩んでいるが、私はたぶんそんなことはないだろうなと予想していました。案の定ぺろりと平らげ、しばらくすると「アイス食べたい」と…。君たち、その細い体のどこに食べ物が入っていくのか。
私の周りにはよく食べる人が多い。そしてとても美味しそうに食べるので、こちらまで幸せな気分になります。
最近、この幸せな気分がより大きくなりました。
きっとそれは、私がひとり暮らしをするようになったからだと思っています。ひとりはとても気が楽だけれど、食事の時は別で、誰かと一緒に食べられないのが余程寂しかったらしい。誰かと一緒に食べる幸せに、ひとりになって初めて気がつきました。
食べることを心から楽しんでいるような彼らを見ていると、ほくほくとした心持ちになります。ついついお菓子とかあげてしまう…。そういう私も、時間はかかるけれど結構食べる方らしいです。あまり自覚がないのが恐ろしい。
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