明暗を分けた2人の言語聴覚士の言葉
💛3歳で自閉症スペクトラムと診断された息子が、大人になりプログラマーとして稼ぐようになるまでの、子育て振り返りブログです💛
息子が4歳ころの話です。
3歳を過ぎても言葉が全く出なかったので、療育センターの指導を受けていました。
当時、息子は
「これ要る?」と聞かれると
「これ要る?」とオウム返しをしており
「うん」とか「いらない」とか答えることはありませんでした。
まさか、こういうことを教えなければならないとは。Σ(゚д゚;)!
これぞ子育てレア体験。
先生の言う通り、毎日
息子の頭を縦に振ったり (。_。`)コク
横に振ったりして ('ω' 三 'ω')
Yes,Noを教えていたら、本当に返事をするようになりました。
そしてさらに療育センターでは
異動の関係により2人の言語聴覚士さんに関わっていただきました。
今だから言いますが
実は、この2人の言語聴覚士さんのおっしゃることが、大きく違ったのです。
正直、ショックでした。
それでも会話ができるんだからいいんだと、療育センターを後にしました。
その数か月後、異動の関係で言語聴覚士さんが変わり、Bさんが担当になりました。
正直、ほっとしました。
この言葉を信じて、信じて、信じて
毎日を暮らしていきました。
あれから20年。
息子は、2番目の言語聴覚士さんのおっしゃったとおり
通常の会話ができる大人になっています。なんなら、冗談を言って友達を笑わせることまでしています。
もし、一人目の聴覚士Aさんだけにしか出会っていなかったら、私は、無理だと思い込んで息子を育てていたかもしれない。
2人目の言語聴覚士Bさんにお会いできて本当によかった。
今、こころから感謝したいと思います。
◇ ◇ ◇
子どもの発達は未知です。
発達障害は、便宜上ASDとかHSPとか名前を付けて分類しているだけで
決して、ネットや本や資料に載っている型通りに育つ子ばかりではないと思います。
逆に、発達障害の型に自分の子供をはめてしまうことによって
未知の子どもの発達を、阻害してしまう可能性さえあると考えます。
お医者さんや、聴覚士さんから
ショックな告知をされても鵜呑みにせず
目の前の自分の子どもは
前例のない子供かもしれないと
信じて育ててきてよかったと、
私は振り返って思っています。
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