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note悩み相談室(カウンセラー:夫)

通りがかりに夫のパソコン画面をふと見ると、
noteの投稿ページだったので、二度見した。
私がひそかにnoteをはじめてから一ヶ月のことだった。

思わず「えっ!noteやってるの?」

「うん、趣味のことを記録してる。」

「えっ!私もやってる!」

ひそかに投稿していくつもりが開始一ヶ月で
自ら暴露してしまった。
仲間を見つけた喜びが一瞬の判断を狂わせた。

そして、次の夫の一言に驚いた。
「note、書きやすいよね〜」

私がnoteをやっていることへの驚きはゼロ。
私が意を決して始めたnoteが夫にとっては
まるでつぶやく風なノリなのだ。

「私のこと絶対探さないでね!」

そうは言ってはみたものの分かっている、
夫は絶対に探したりはしない。

夫は人に対しての興味が薄いのだ。
薄情な人というより、単純に自分のことで忙しい。人は人がはっきりしている。
私の人に対する興味が強すぎるのかもしれないが、夫がそうであることが私には丁度良い。

夫は趣味のことに関して、変人級に突き詰めるタイプなのでnoteでは、相当な長文を披露しているようだ。
つぶやくように長文を…。
さすがに怖くて探せない。
(文字数についてはまた今度)

noteではお互い別々の道を歩むことにした。

…はずだったが、秘密がなくなって心が軽くなってしまった私は、ちょくちょく夫にnoteの話をしている。
面白かった記事の話や困った話。
好きなことの話は共有したくなってしまう。

そして、ここからが本日の相談内容だ。

自分で納得して投稿したはずの記事が
改めて読むと何かが違う。
表現、言葉選びに何かひっかかる。
これじゃ伝わらないぞとなる。
改めて読んではいけないのか⁈と思ったり。

私が読んでいて良いなと思うnoterさんの記事は、言葉選びが丁寧で誰も傷つけない。
それでいて心をしっかり動かされる。
そんな書いた人の温かさを感じる記事だ。
あとは共感できる記事も大スキ。

感じ方は受け取り手次第であるとは言っても、誰かが読む以上は優しさと思いやりを忘れたくない。基本すぎるかもしれないけど、私はまず言葉選びがよろしくない。

もはや相談というか、ほぼ一人反省会だ。
それを延々と聞かされる夫。
ごめんよ、ありがとう。

「だから私はnoteを書く以前に、
日常生活から言葉選びに気を使わなくてはいけないと思うんだ。」

夫は力強く頷く
「そうだね!!期待してる!!!」

あぁ…夫に対して言葉を選ぶという行為を忘れかけていた。
一番大切にすべき他人なのに。
結婚15年目、16年…?そんな感じの夫婦あるあるだろうか。

私の口から出てきた言葉は「ごめん」

落ち込む私に対し、夫は一人盛り上がる。
「初手!『ごめん』か~!!!」

もう、ごめんしかない。

やはり日々使っている言葉はその人を表す。
その積み重ねがその人らしさとなって滲み出る。
noteを大切に書く以前に、日頃の言葉や行動をもっと丁寧に選んで生きていこう。
noteの反省をするはずが、生き方の反省になってしまった。
でも、そういうことなんだろう。


当たり前のことが出来なすぎる自分に落ち込みつつも、それをネタとして昇華していこう。
それぐらいしか、今のところ私が前向きに生きるすべはない気がしている。

言葉を大切に生きることで
文章にどんな滲み方をするのだろうか。
どうか、どうか滲み出てきておくれ。


それ位じっくり向き合っていきたい。
自分とnoteに。

夫カウンセラー、初回。
存在自体で相談者に気づきを与えるスタイル。

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