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やっと見つけた水晶でメアを綺麗にしてあげる

【やっと見つけた水晶でメアを綺麗にしてあげる】

「やっと見つけたわよイルナ。綺麗な水晶ね」

メアはキラキラした水晶を見つけテンションが上がっていた。

「よかったねメア。澄んだ青色の丸い水晶、綺麗ね」

私は水に刺す光に水晶をかざした。

「はぁ〜美しいね。惚れてしまうよ」

メアは私の手を取り水晶に目を奪われる。


「メア水晶借りても良いかな?」

私は目の前に出して聞いた。

「何に使うの?イルナ。」

首を傾けて聞かれた。

「それは秘密、借りてからのお楽しみよ」

私はウィンクをしてメアに言った。


「まったく、無くさないでよ。やっと見つけたんだから」

呆れたように言っていた。

「ありがとうメア。ちょっと待っててね」

私は水晶を加工するためメアを連れて隠れ家へ帰った。


「なに、ここ?初めて来たわ」

メアは隠れ家の中を見回していた。

「楽にしてて良いわよメア」

私はコンコン加工しながら言った。

「ここはイルナの秘密基地みたいね。面白いものがいっぱい」

メアは水晶の時と同じようにワクワクしていた。

「もうできるわ。飲み物置いとくわね」

私はメアへサプライズをしようと、急かせかしていた。

「わかったわ。ふふ、何ができるんだろう」

静かに飲みながら、ワクワクを抑えているようだった。


「できたわ。しぃー。そっとそっと」

私はメアの後ろへ回る。

「まだかなー。イルナまだー」

メアは私が奥にいると思って呼んだ。

「メア、私はここよ。頭動かさないでね」

後ろからそっと声をかけた。

「ひゃ⁉︎イルナここにいたの。びっくりするじゃない」

メアはその場で驚くだけで動きはしなかった。

「これプレゼントよ、メア。気に入ってもらえれば嬉しいわ」

私はメアの首に優しく手を回した。


「わぁー綺麗!ネックレス作ってたのね。

 イルナに貰う物はいつも気に入ってるよ、ありがとう」

メアは水晶を握りしめて、キラキラした笑顔になっていた。

「メア、綺麗だよ。気に入ってくれてありがとう」

私はメアの握りしめている上から、手でそっと包み込んだ。




【最後に】

『やっと見つけた水晶でメアを綺麗にしてあげる』を読んでいただき、ありがとうございます。

・これからも500~1000文字程度のすぐ読める空想物語を書いています。

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