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楽天シンガポールクローズ Rakuten

自分にとってはこれまた衝撃的なニュースが飛び込んできた。楽天シンガポールのクローズである。マレーシア、インドネシア、シンガポールのマーケットプレイスのクローズらしい。楽天はその他にも、楽天ベンチャーズや、楽天トラベルなどは引き続き運営するそうで、約150名のレイオフを行うらしい。

これまで、シンガポールに進出してきたIT企業の撤退は後を絶たず、GREE、DeNA、など日本の大手IT企業の撤退が後を立たない。
楽天シンガポールは、ニュースなどで、シンガポールでのモバイル端末からの購入金額が11億USドルとなったと発表した。シンガポールでの流通金額全体としては2014年で29億9,000万USドルと予想している、とリリースしており調子がいいのかと思っていたが、突然の撤退。P/Lがどうなっているかわからないが、150人をまかえなかったのだろうか。

2013年、東南アジアで151件の投資が実行され、全体の投資額$645Mのうち92%がECに投下される。 アパレル&アクセサリー関係のECが最も大きな額を集めたジャンルであり、BtoCファッションECだけでも全体の28%を占める
金融会社UBSの見通しによると、東南アジア地域のeコマースは、2014年の約11億米ドルから2020年までに5倍になり、350億米ドルまで膨らむとされている。

といった、レポートもあるように、東南アジアには大きな投資がなされ、ポテンシャルもご存知の通り。んーまだ早かったのだろうか。
今後はRakumaのプロダクトに注力するようだが、どうなんだろう。シンガポールには、前述に書いたように既にCarousellがシンガポール・マレーシア・インドネシアで台頭し始めており、既にCarousellには50億強の投資がされている。かつ楽天ベンチャーズは既にCarousellにも投資しているし。
何がしたいのだろうか。
Rakumaは日本でもうまくいってないのに、どうやって東南アジアで勝っていくのだろうか。見ものである。いい意味で。
これでうまくいけば、なんかしらの戦略があるんだろう。

今後130%でECのマーケットは大きくなるのに、撤退とはなんというか、なんかしら会社運営方法間違ったのだろうか。考えにくいな。様々なIT企業がコスト高や利益が上げられず撤退する中、楽天もそういう理由なのだろうか。そうも考えにくいな。謎。

シンガポールで、東南アジアで台頭する日本IT企業が見たいものです。

【追記】------------------

http://uniunichan.hatenablog.com/entry/20160217Rakuten
こちらの方もシンガポールで長く住んでいるようで、楽天の事に触れていますね。
どうやら旧正月前に告知するのは、コクだと。
私自身もITの海外支社でのクローズの経験ありますが、いたってドライです。
こんなものは本社が業績が下降したら株主に説明する材料の一つでしかないと思ってます。経営者なんてそんなものなのかなと。
特に外資系では、社員の事情など考慮なんてされないですね。




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