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初クラファン出品に向けて考察してみたよ

1 : クラウドファンディング - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

主な支援の動機は「欲しい」「応援したい/ファン」「共感」

まずは全体を流し読み。気になったものや特に支援の多いもの、極端に少ないもの(それぞれ残日数見つつ)を時々開けて読んだ。
プロジェクト自体をカテゴリーにざっくり分けると、「商品系」「活動系」「作りたい系(本やライブ、インフラ、コミュニティなどなど)」があるな、と。この複合形もあったけど。
そしてこのカテゴリーとは別に、支援の動機(≒出品の動機や狙い)をカテゴライズすると、表題の「欲しい」「応援したい/ファン」「共感」。
これら2軸を念頭に置きつつ、私がこれから出すプロジェクトと関連付けて考察してみよー!

A: 欲しいを促すキッチリ「広告スタイル」

中でも商品系は、「欲しい」を引き出すため作りがかなり広告。そりゃそうよね。グラフィックもコピーもしっかりしてる印象。サムネがもうザッツ広告クオリティ。サムネだけで売りもしっかりわかる。いわゆる”手作り感”もない。支援が多いこうしたプロジェクトを見ると、やはり主体は企業だった。
わかりやすく、見やすく、キーポイントがあの小さなサムネでも伝わるクオリティグラフィック。

B: 応援したくなる、もしくはすでにファンがいる、「素性顔出し系」

災害の町を元気にしたいとか、ワーキングマザーのためのお助けコミュニティを作りたいとか、絵描きさんの資金支援とか、Vtuverの新活動とか、ブログで人気のキャラをぬいぐるみに、とか。
で、ここの共通点としては、プロジェクト主催者の素性をしっかり見せていること
個人や任意の私設団体は特にそう。中でも知名度がない個人は顔出ししてるパターン多し。すでにファンがいる人やキャラでも、明確にその名前(漫画のタイトルやタレント(に当たる人)の名前)を出している傾向が高い。
すでにファンがいる方や団体、売りがしっかりしている商品ではない限り、「応援したくなる」を促すには「誰」をこちらから見せる必要があると感じた。

C: 共感は”代行” 「自分も常々そう思ってた」

「欲しい」と「応援」とは、共感だけが構図が異なる。「欲しい」の矢印は支援者から商品やサービスに向けられており、「応援」は活動そのものや人に向けられている。どちらもOne Direction(oh-ohoh♪ なつかしい)。
しかし、共感は違う。要は代行だ。矢印は双方向、もしくはむしろ支援者自分に向いている。
「自分もそれが必要だと感じていた、やってみたいと思っていた、コレが是正されたらと思ってた」→同じ考えでやろうとしてる人がいる→「ぜひ叶えてほしい(なぜなら自分の願いが叶うから)」。
つまり、明確に自分にメリットがある。

ぜひ参考にしたうまくいっているプロジェクト実例

まず参考にしたいな、と思った例がこちら。

これ、まったく役に立たないんですね。ただハムハムしてくれるだけのロボットぬいぐるみなので。しかもよーく考えると、一回この体験したらけっこう満足するんじゃないか、買うまでもないんじゃないか?という。しかしながら、この素晴らしい結果を出してる。
私の作る作品も「役に立つ」類のものでは全くないので、これはぜひ参考にしたいなと思った。
このプロジェクトがすばらしいな、と思ったのは、まずこのトップのコピー(青字で囲んだ部分)。

これはもちろんサムネでも見せていて、この商品が「ロボット」であること商品および体験の特徴、そして、支援者が得られる具体的な体験イメージ、をこの一行でスパッと伝えている。に加えてこのビジュアル。もう完全にサムネとファーストビューだけでイメージできる。この下読まなくていいくらい。
もう一つは、ここ(青字部分)。

素性をきっちり明かしている。リンクを複数見せて、何をしている人(企業)なのかが非常に明確。
そしてボディーのコピー。この素性を明かした人が、「何の目的で」「なぜこれを作ったのか」が簡潔に示されている。支援者が、話のポイントを限りなく短い時間と労力で明確に解読できるように情報を提示するのはとっても大事。普段のコミュニケーションでも。
かつ掛け算もうまい。先に記したA:欲しいを促すキッチリ「広告スタイル」と、B:応援したくなる、もしくはすでにファンがいる、「素性顔出し系」、C:共感は”代行” 「自分も常々そう思ってた」を網羅している、を綺麗に網羅。コレすごいなぁ・・・改めて見ると。
謹んで参考にさせていただきます!!!
あと参考にしようと思っているのはこちら。

惜しいなと思った不器用さんのプロジェクト

上記二つは、4/14現在で残り日数もそんなにない。
この2つのプロジェクトを見て「ここがんばれー!」と思った共通ポイントが(偉そうにすいません)、先の甘噛みロボットとす対照的な「サムネの魅力と情報の質」。
ページを開くとさらにそれが顕著でした。
読み込まないとわからない。読み込んでも不透明な部分がまだたくさんある。加えて、何をやっているどんな人(団体)なのかハッキリしない。というのは、すごく大きいのかな、と思いました。不信感までいかなくても、まったく知らない人なので、やはりこの情報の質(量ではなく質)ではこちらの不安は解消されない。
自分が伝えたい方法で伝えたいことだけ伝える>支援者が知りたいことを支援者が受け取りやすい方法で伝える
になっているとやはり難しい。ここで安心を提示しなければ、やはりお金は出さないだろうなぁ・・・
写真、書き方(簡潔にポイントを明確に提示)、素性、サムネ。
やはりここは意識的に作った方がいいなと思いました。
お二方、勝手に例に出してごめんなさい!勉強させていただきました。

2:SPARKSチャンネル

こちらはCAMPFIREより実験的かつ安価なプロジェクトのクラファンサイト。ここで参考にしたいな、と思ったのがこちら↑
この商品も「お役立ち」じゃないし、「必要」でも「便利」でもないので、私の作品と同系統!仲間!
これ多分すごくステキなんだと思うんですよね、実物。でもサクセスしなかった。なぜだろう、と考えた時、この商品の最大のポイントである「焚火のようなゆらりとした灯りを室内で」が、支援者に伝わらなかった、ということなのかなぁと思いました。
「癒し」や「ゆったりした時間」をキーワードにされていらっしゃったけど、ライト系でこのワードを売りにしているのは多い・・・
なので、「焚火」と「室内」をキーワードにしてビジュアルも作りこめばもしかして!と勝手ながら考えました。

焚火と室内、って、暖炉でも持っているご家庭でもなければ相反するもので、多くの家では不可能。この不可能を可能にした!ということが、興味をそそるんじゃないかな。たしかスイスかスウェーデンで焚火のライブ映像をひたすら流したテレビ番組、めちゃ視聴率よかったし。日本のYoutubeでもけっこうやってるし。

どのプロジェクトも勉強になった!

例に出させていただいた皆さん、ありがとうございました。
ポイント、見えてきた。むふ。

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