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ショートヘアの良いところ

 最近、サウナ後の外気浴でnoteのネタを思いつく。目つぶって頭真っ白にすると、この寒いのに外で裸なのとか、大人が裸で階段状に座ってるのとか、何も気にならなくなって「寒っ」って起きる。願わくば露天でそのまま記事を書きたい。

 ショートヘアにするとロングに憧れ、髪を伸ばすと切りたくなる。入社式の前に顎上までのショートにしてもらい、今年は絶対伸ばすぞと意気込んで1年が経った。鎖骨ほどまで伸びたミディアムの私には、街ゆくショート女子しか目に映らなくなっている。電車で前に座る人の髪が短くて羨ましい。マフラーに収まらない長さが羨ましい。ホットペッパーを開いては、窓ガラスに映る自分と、髪が長いときの写真を見比べて、なんとか我慢して閉じる。まだ足りない。

 別に目的はないけど、昨シーズンに髪の長いスノーボーダーに憧れた。時は既に冬。今シーズンはボードを買ったのもあって、なかなかに回数をこなせているけど、髪は間に合わなかった。1年かけて分かったことは、3ヶ月スパンで髪を染めたくなることと、胸の辺りまでのロングヘアになるには、さらに1年くらい必要ということだ。あと私はショートの女の子の方が可愛く見える。

 満を持して美容院を予約する。今回もカラーだけにしようかとギリギリまで迷って、カット+カラーを選んだ。なんならカラーだけで最初に予約したのをキャンセルしている。顔馴染みの美容師さんはこの葛藤を笑ってくれた。あんたの作るショートが上手なのも葛藤の理由やで。

 というわけで1年ぶりの耳かけショートに自己肯定感が爆上がっている。女子の脳も単純だ、可愛いは作れる。自分はチビなので、そもそもロングはあんまり似合わない。ロングはケアも大変なので、ずぼらな私には特に向いていない。高校生の時にバッサリ切ったところから、その楽さを知ってしまったんだ。すぐ乾くし、寝癖も直るし、セットも適当で済む。あと、ロッカーの鍵で髪を結ばなくても温泉に入れる。

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