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ひとり旅日記スロベニアとクロアチアへ17日目:最後の目的地世界遺産ドブロブニクへ

2019年1/11スプリト→ドブロブニク

昨日の約束通り宿主は7:30amにキャリーを螺旋階段の下まで下ろしてくれた。土産物を買った分、重くなってると思う。申し訳ない。別れの握手をして、バスターミナルに向かう。このバスの乗客はアジア人率高し。前から2列目。海が見える席だった。8時出発。この移動がクロアチア国内最後の移動となる。4時間半バス乗車時間はやっぱり長い。

途中の車窓の景色で、盆地の畑みたいな所があぜ道ではなくて、小川で区画されてた。こういう景色は初めて見た。小川をまたいで隣の畑に行くのかな?海ばかりの景色だったから、内陸部のこういう景色は面白かった。丘の脇道には雪が残ってたり。さすがに何回かトイレ休憩あった。2回目のトイレ休憩は出発してちょうど2時間が経ってた。

11:10外部からの係員がバスチケチェック。ネウムという所でPPTチェック。特にスタンプはなく。ネウムはユーゴスラビアとクロアチアの緩衝地帯。歴史的に1600年代のドブロブニク大地震からこの様な状態らしい。ネウムで20分休憩。1番長い休憩だった。バス下車した所すぐにスーパーがあった。入口に各国の国旗があった。日本もなんとか入れてもらえてた。価格表示はKMで読み方はコンベルティビルナ・マルカと言うらしい。店内はシケてて、時間つぶしにもならなかった。長い…。20分休憩の所、ありがち25分。この分早く着いて欲しいよね。12時にPPT回収されてスタンプ押された。この旅5個目…。

ドブロブニクまでもうちょいの所で、強烈な眠気が襲って来た。バスは30分遅れで到着。13時。バスターミナルから近い宿なんだけど。このラウンダーバートの先どっち行けば良いんだろ?通り名も分からないし。対面から横断歩道渡って来た親子のお父さんに聞いたら、「この通りの始まりはここだよ」と教えてくれた。

93番って、この道の奥かな?そこまで坂を上らずに着いた。ポストを見ると宿の名前もあった。到着時刻を予告しておいたが、バスは遅れたし。ってか、何階に行けば良いんだ?自分の気配を感じたのか、「ハロ〜」と聞こえた。「ハロー︎ごめんなさい。バスが30分も遅れて」「大丈夫。よくある事だし。風が強かったからじゃない?」「PPTコントロールの所だったと思う(あんな所で休憩30分近い取ったからだよ)」宿主にPPT見せて、クレジットカードで支払い。が、クレジットカードの承認がなかなかおりない。

その間に少しお喋り。「冬の間はお客さん来ないのよ。9月以来であなたが来たわ」「スミマセン」「いいのよ。夏場はすさまじい混み具合で、ドブロブニクに泊まれない人はモンテネグロに泊まるのよ。しかも夏のこの辺りは1泊170ユーロよ」「え?めっちゃ高いっスね」「そうよ。高過ぎるの。観光客が来過ぎるから」夏場のドブロブニクはそんなに人気あるのか。部屋の案内もしてもらったし、ペットボトルの水もお菓子も用意してくれてた。テレビの使い方も教えてもらった。この辺りの観光や旧市街へはどのバスに乗るのか、市バスのバスチケはどこで買うのかなどなど色々教えてもらってるうちにやっとカードの支払いがOK出て、お互いほっとした。

「最終日20時のフライトだから長めに滞在してても大丈夫ですか?」「寒いからもちろんよ!鍵は1階のポストに入れといてくれればOK」「わかりました」「じゃ、良い休暇を!」「ありがとう!」自分より小さい若い女性が対応してくれた。彼女はここから15分ほどの所に住んでるとの事。夏場1泊170ユーロで何日稼働してるんだろ?かなり儲かるのかね。予約仲介業者に手数料払っても。

サンドイッチ弁当はバスの中で食べたから、早速町へ。その前にトイレ。イカ墨リゾットの結果ってこうなんだ。真っ黒。海苔食べた時以上。Booking.comがモスタル日帰りツアーの割引クーポンのメールをよこして来た。そこに記載されてる現地旅行会社に直接聞いてみよう。

宿近くのインフォメーションに相談したら「この時期にツアーやってるのはこの会社だけ」とのお墨付き。今日は金曜。バス代払ってまで旧市街に来たのにこの旅行会社開いてない。貼り紙には毎日10-16時営業とあるし、電気点いてるのに誰もいない。マジか。

城壁の外にあるインフォメーションにこの旅行会社にTELしてもらって、直接話せた。「今リノベ中で休み」「え?Booking.comからクーポンもらってわざわざバス代かけて来たんですけど」「冬場のツアーやらない」「は?」こりゃBooking.comにクレームだな。こう言う所と提携してメール送って来たんだから。

インフォメーションのお姉さんにお礼を言って、アドリア海の真珠と呼ばれてる世界遺産ドブロブニク、この旅最後の観光地。ゆっくり見ようにも、ドブロブニクに6泊もするのに日帰り世界遺産行けなかったらどうすんだよ?というもやもや感ハンパなく。心から世界遺産を楽しんでる場合ではなかった。

この町も韓国人観光客が多かった。今回中国人には全く会ってない。珍しく。プリトヴィツェ国立公園で日本人ツアー2団体の会っただけで、ザダルとスプリトは韓国人団体ツアーとすれ違ったし、今日のドブロブニク行きのバスは韓国人の個人旅行者が多かった。リュブリャナにも日本人ツアーいたか。そう言えば。旧市街の開いてるお店のぞいてみるけど、スプリト、リエカ、ザグレブで買っておいて良かった。レストランメニューもチェックしたが、目ざとく声掛けてくるのがウザイ。

旧港の方に行ってみると、沈みゆく太陽に照らされた斜面の家並みがピンク色に輝いてる瞬間に感動して、ここでやっと真珠と言われる理由がわかった気がした。城壁の外の旧港を歩いてみる。聖イヴァン要塞の外側は吹きっさらしの風。iPadが飛ばされそうになったり、自分が突風に煽られて海に落ちるんじゃないかと思った。キケン!開いてる教会に入ってみたり、路地を歩いてみたり。あぁ。冬場は寂しいね〜。閑散とし過ぎ。この城壁に囲まれた中はすり鉢状になってて、今日歩いたのはすり鉢の底辺ってことがわかった。すり鉢の側面は階段になってる。

もしバスターミナルでクレジットカード使えなかったりした場合に備えて、ATMで500クーナ下ろすことにした。旧市街への市バス往復も現払いだったし。ATM操作して、最後お金が出る前の画面に手数料600円の文字。空港のATMはこのメッセージなく手数料取ったからな。他のATMもそうなの?取引キャンセルし、別のATMを操作。そんなメッセージは出なかったし、レシートにも手数料書いてなかった。コワっ。スプリトでバスチケ買うのに現金かなり使ったからね…。

日もだいぶ暮れてきたからまたバスで宿に戻ろう。その前にもう一度インフォメーションに寄って、魚市場が開く時間と場所を教えてもらった。朝7時からね。宿からも近いや。インフォメーションの中に貼ってあったポスターに目をやると、冬の土曜日のドブロブニクのイベントだった。「明日土曜だけど、やるの?」「そうね」

ポスターによると、11:30amからフォークロアダンスだって。2018年11/3〜2019年3/30と書いてある。「今日は色々ありがとうございます」と礼を述べ、バスに乗車。暗くなったし、バスターミナルまであと何個かわからない。ドライバーに聞くと、あと2つとの事。良かった通り過ぎてなくて。バスターミナルに着いて、モスタルとコトル行きのバスの時刻と料金を教えてもらった。クレジットカードOKだった。モスタル、やっぱ12時に着いて、復路は12:30のバスか…。30分の滞在ならツアーで行きたいよ。旧市街地の他の旅行会社は日帰り2万とか言ってたし。冬の残念な所はツアー催行率が低い事だよな。ってか、バス会社ももう少し配慮した時刻表にしようよ…。まだ時間あるからできることをしてこう。

さ、今日から6泊分必要な食料調達しよう。デッカイスーパーもバスターミナルも宿から近くて良かった。ま、その分旧市街に行くとなると市バス往復500円くらいするけど。スーパーで買い物。クロアチアって、リンゴとトマトの質が悪いよね…。日数分買えず。ヨーグルトはバラ売りで1番安いのを6個買うより900gを6日で消費した方が安い。ずっと目をつけてた生ハムも買っちゃえ。会計はさっきATMでおろした大きいお金崩すのに現払いした。それと小銭も邪魔だから使った。

宿に戻って、持参したベトナムフォーに生野菜投入。生ハムはパッケージに賞取ったと書いてあっただけに、薄味でとっても美味しくて全部ペロリ。明日まぶたヤバイだろうね。薄味でも塩分取り過ぎだろ?

長時間の移動とモスタル行けるのか?という不安で疲れた。Booking.comにメールして寝た。


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