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ひとり旅日記北欧周辺へ23日目:アムステルダム徒歩観光→バスでブリュッセルへ移動。

2017年1/21アムステルダム→ブリュッセル。

「Mちゃんくらい早く起きる!」と言いつつ、ムリだった…。10時前のチェックアウト時にreceptionのお姉さんに、「Nanaeってステキな名前ね!」と言われた。それは初めてだな…。荷物をluggage roomに置いて、receptionで売ってたナイスなポストカードの景色はどこで写真撮れるかを教えてもらって、Yさんに別れを告げた。Yさんのオランダでの新しい生活が素晴らしいものになりますように!

今日のお目当ては国立美術館のみ。昨日の24時間トラムチケットは、期限切れまでまだ猶予ある。美術館行く前に、これまで各国で集めたパンフ類が重くなってきたし、今後ヒコーキでなくバスと鉄道の移動になるから、一度日本に送ろうと郵便局へ。

宿で教えてもらった一番近い郵便局は、実際に行ってみたら売店が代行して郵便業務を請け負ってる所だった。どの箱なら手持ちのパンフ類入るか試したら、Sサイズの箱にロスキレ大聖堂の正方形の立派なパンフ以外は全部入った。2kg弱…。箱と送り賃含めて20ユーロ弱。無料でもらったパンフ類なのにね…。少しは身軽になって、郵便局近くの世界遺産運河地区を巡った。建物が少し歪んで見えたり、横一列均一に並んでないで、少し前に出っぱってる家とか。面白かった。

ポストカードのナイスな所も見つかった。建物がビックリ箱から飛び出してるカンジに見えた。イイ風景だった。運河周辺の気になる建物の写真撮って、マーケットのぞいたりして、昼頃にやっと美術館に着いた。

今日は土曜日。混んでることを懸念したが、大丈夫。よく見られた。1番良かったのは、やっぱりレンブラント先生。光と影の魔術師?だっけ??絵の中の衣装のレースやフリルの描き方が、写真?と錯覚してしまう程。黄金の服の飾りが素晴らしすぎて釘付け。ここもゴッホ美術館同様に、行って良かった。

たまたま同じ絵を見てた中国系母娘の母親の方が、何を思ったか絵に触ろうとして館内スタッフに注意されてた。たまたま居合わせた自分。このババァと同類と思われたくない。恥ずかしい。鑑賞マナーも知らないのか?と。こういう端々の行動で、欧米人から「だからアジア人は…」と思われてしまったら永遠にアジア人は見下されたままだろう。古い考え方かも知れないが、旅行するなら国を背負って出て来てます!位の気負いがないと相手国が自分の出身国を知った時の印象を考えた時に、その相手国の人とは一期一会かも知れないけど、自分の国のイメージ汚したくないよね。

どうでも良いが、オランダ絵画は美人画が少ないと思った。猿と猫が抱き合ってるのが大きな絵の中で小さく描かれてるのが珍しい構図で可愛かった。オランダ絵画。残酷なシーンの絵が多かった気がするのは気のせい?子供が首切られて血が吹き出してるとか、激しく矢が刺さったキリスト?の木彫りとか。痛々しくてあんま見てらんなかった。平戸の模型あったし!

14時過ぎに美術館見終わった。museum cafeはかなり人が並んでたから、別の場所に移動してランチ。昨日から頭をよぎってる肉…。美術館の外になんかありそう。とカンを頼りに地図ナシで、あった!ステーキハウスって書いてある!もう肉しか見えてない…。パワー切れ。肉補給しないと。どれにしようか悩んだが、ランプステーキ200gにベイクドポテトのサワークリーム添えにした。

さすがステーキハウス。そう考えると、いきなり!ステーキの固くて高い肉ってなんだろう?って感じ。肉は焼き加減レアで注文して、出てきたのは柔らかくて脂の筋が少なくて、「肉で〜すッッ!」って主張しかないシンプルさ。ペロリだったね…。改めて、肉ってウメェ!昨日の夜のポテトに引き続きのいも。バターも付いてたけど、自家製サワークリームで。美味しかった。

トラムの使用期限切れたから、片道分追加で購入。中央駅に着いて、昨日の帰りに発見した駅構内のチーズ屋で、再度ラベンダーチーズを試食。やっぱ美味しい…。土産にしたかったけど、常温保存可能期間4週間じゃ、あと残り6週間の旅だからムリだ…。諦めた。

荷物を取りに宿へ。フェリーに乗ったら、3分で着くはずの対岸に着かない!マジで?これからブリュッセルのバスに乗るのに、また駅戻って鉄道で一駅乗らないとならないんだけど??

こういうパターン多いよね…。自分。よく確認しないで来たのに乗るってパターン。しかも移動しなきゃならない時に限って。NZの国際線ターミナル行きと町行きのバスに間違えて乗ったのを思い出したね…。成長してないってことだ…ヤバイ自分。

25分のタイムロスで宿へ荷物pick upして16:30に再び駅に着いたが、隣の駅に行く電車は16:49。宿のお姉さんは5分くらいで着くって言ってたけど、17時発のバスにはギリ過ぎじゃね?フェリー事件の自分の馬鹿さに涙が滲んだ先に見えたタクシーのマーク。そうだ!タクシー!!キャリーとバックパックでタクシー乗り場までダッシュ。汗だく。息切れ切れでタクシーの兄ちゃんに、「このバス乗り場までお願い!17時のバスなの!!」と言った時点が16:40。「OK!10分で着くよ!」で、ホントに17時10分前に到着。タクシー代18.65ユーロ。

バスが停まってた。予約表見せて、セーフ!で、17時に出発か?と思いきや、堂々と遅れて来た奴ら6名。最後の野郎なんて、急ぐ風でも悪びれる風でもなく遅れて来たし。17:14出発。ってか、自分のタクシー代ってナニ?鉄道でも間に合ったじゃん!ま、そりゃ後の祭りってやつよ…。

ベルギー、ブリュッセル北駅着。で、どうやって宿まで向かうのか?この駅からメトロが良さげだが、どうやって切符買うのか?分からな過ぎたから、たむろってるヤング男子4人組に話し掛けて助けを求めた。親切なひとりが切符の買い方と乗り場を教えてくれた。券売機がクレジットカード受け付けないから、まだ切符買えずにいたら、残りの友達3人が「行くぞ!」と言ってる中、「あっちにも券売機あるから!」とわざわざ戻ってきて教えてくれた。メルシー!ありがとう!

改札に入るのに、どこに切符入れるの?と思ったら、やり方を教えてくれた男子2名が自分が入るのに続いて来た。んだよ。無賃乗車する為に教えてくれたのか!だったら、階段降りてホームまで荷物運んでくれ💢

宿がある駅に着いた。駅近で良かった。チェックインするも、昨日の朝に電話してエクスペディアで2人分の予約になってるけど、実際は1人だと連絡してメールもしたのに、low seasonのクセにきっちり2人分支払えと。7日前でないとキャンセル変更不可の宿と契約すんなよ、エクスペディア💢このやりとりマジ疲れた。

部屋行ったら上の段二つしか空いてないし。1個は荷物置き場に、キャリーを乗せて、別の方を自分の陣地にした。居合わせた中国天津出身の彼女に、「どうしてそんなことしてるの?」ときかれたから事情話した。彼女もこの宿のやり方、サービスに不満あるらしかった。

彼女のエーゴがヤケに上手だから、どっかに留学したのか聞いたら、独学って…。重慶の王先生を思い出したね…。コペンハーゲンからストックホルム行きの夜行バスで出会った彼女も言ってたけど、今日の子も中国ではエーゴ教育が2,3歳から始まると教えてくれた。やはり、4000年の歴史を持つ国は教育のやり方が島国迷走ニッポンとどっか違う。こりゃかなわんと思うとともに、自分は留学してなんとか喋ってるのに、独学の彼女には脱帽。彼女に、「中国の方は独学で英語話せる方が多いことを尊敬してます」と伝えた。自分が少し中国語話してみたら、中国語でバーッと話された…。スンマセン。リスニング追いつかなくて。やっぱり中国語も話せるようになりたい!独学でガンバルか!

そのうち韓国の子が帰ってきたから、しばらく3人でしゃべった。中国の子、ゴイス…。韓国の子がエーゴ苦手だからって、エーゴのやり取りを韓国語で話してた…。韓国の子はエーゴより仏語話せるらしい。途中で「ウィ!」って言うのがたまらなく可愛くて、日本語で「カワイー!」と言ってしまった。日中韓三カ国でとても楽しいひと時だった。最後に中国の彼女に、「アジアの子と一緒の部屋は楽しい!」って伝えたら、「文化的背景が似てるから、言葉にしなくても分かり合えるからね!」と。フェリー事件、宿代事件があったあけど、最後良い時間過ごせたから良しとしよう。

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