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ひとり旅日記北欧周辺へ45日目:世界遺産クエンカにある宙吊りの家。

2017年2/12クエンカ。

世界遺産歴史的要塞都市クエンカへ。余裕を持ってバスターミナルへ。時間あったから、明日のサマランカ行きのバスチケも窓口で買うことにした。窓口のおっさんが、「エーゴはダメだ!」と言うから、行程表に書いた行き先(英語表記)を見せながら「朝の行きだけ1枚欲しいんですけど」あとはボディランゲージ。思うけど、公共交通機関で働く人はエーゴ必須にして欲しい。観光客にもバスチケ売ってるのなら。いずれにせよ、なんとか買えた。

マドリッドは今日も雨。バス2時間乗車でクエンカ着。現地は曇り。北風冷たい。要塞までは市バス1or2番とのことでバス停の時刻確認。そっか…。今日は日曜。バスは1時間に一本か…。でも毎時30ってことは、今10:10amだからあと20分。バス停の近くのカフェで甘系のパンを買って食べながら待つことにした。食べてる途中で道の反対側にもバス停があって、そこで待ってる人がいたから、そっちに移動。「こっちからのバスが市内行きですか?」と聞いたら、彼女達も観光客で、「バスターミナルの人に聞いたら、道を渡ったバス停と言われたからたぶんこっちだと思う」とのこと。聞くと彼女達はアルゼンチン出身。西には12時間位のフライトで来られるとのこと。「日本からだと1日かかるよ?アルゼンチンに行くのは」と言うと、「そうね!」と。「アルゼンチンも見所たくさんあるのよ」とのこと。西に来て話したことない南米出身の人たちと出会えたのは、西が植民地もってたから?ベネズエラもアルゼンチンも西語通じるからラクだろうね。

1人は結婚して西在住。もう1人はこの彼女を訪ねて来たとのこと。その彼女が次はバルセロナに行ってから南仏とのことで、「自分とは逆の行程だね~。自分は南仏、バルセロナ、マドリッドと来たよ!」と。彼女はエーゴよりも仏語の方がまだ話せるって、「エーゴも上手じゃん!」と伝えた。

バスは時刻表より15分遅れでやっと来た。バスは坂道を登る登る…。さすが要塞都市。トレドもけっこうな坂登ったよね…。到着してインフォメーションへ。インフォメーションと思ったら町のガイドさんとのことで、改めてインフォメーションの場所を聞いたら、斜め向かいとのこと。よく確認せず、ゴメンナサイ。正しいインフォメーションに行き、町の周り方を教えてもらった。「まずはやっぱり宙吊りの家に行きなさい」って。写真では知ってるけど、実物どこ…?と無駄に階段の上り下り。で、もしやここ?と思った所に入ったら、”Si”とのこと。宙吊りの家の写真のパンフとチケットをもらって中へ。現代美術の展示っぽかった。宙吊りの家の中に無料で入れたのは有難かった。

「どうしても写真撮りたい宙吊りの家の外観はどこから見えますか?」受付のおじさんに聞いたら。外出て右とのこと。建物同士がくっついた所をくぐると下り坂。下ってくと、あぁ!これ!!見たかったのは!崖にせり出してる宙吊りの家。名前がイイよね。どうやって建物の基礎部造ったんだろ?いずれにせよ建てるの大変だっただろうね…。足場掛けたのかな…?いろんな所からこの家見たくて、橋渡った向こうの道と真下の道歩いた。クエンカはこれだけを見たかったんだよね。ここに居られる持ち時間あと2時間。インフォメーションで教えてもらった景色が良いという更なる高台まで歩いてみたけど、小さな町だからバスターミナルに戻るバスの時間まであと1時間弱。

じゃあ、時間潰しにクエンカのもうひとつの目玉の大聖堂に3.5ユーロ払って中へ。本当にたまたまタイミングが良くて、太陽の光がステンドグラスの色を壁面にキレイに映し出してた。これが好きでね…。ステンドグラス造った人は太陽の光がどの様に映し出されるのかまで計算して作成したのかね?

ゆっくり見て1時間に一本のバスに乗って14時発マドリッド行きのバスが来るまで、バスターミナル近くで昼ごはん。インド系ケバブとイカリングフライを注文。イカリング、冷凍モノでしょっぱかったけど、ケバブはおいしかった。イカリングにサラダとフライドポテトが付いてたから、ケバブ半分は持ち帰り用に包んでもらった。

バスに乗り込むと、順調に流れてた道路状況が途中で突然渋滞。事故渋滞?渋滞発生箇所通り過ぎたら、やっぱそうだった。かなりグシャッとなってた青い車。あれで生きてたら凄いと思う。フロントガラス割れて飛び散ってたし。渋滞出始めだったから、わりとすぐに抜けられた。

16:40マドリッド着。17時~プラド美術館無料ってことで駆けつけた。予想通りの行列。雨は降ったり止んだり。1時間近く並んでやっと入場。持ち時間1時間。19時閉館だから。全部見るのは諦めて、今日は1階見終わればいいや。綺麗に残ったローマ彫刻。紀元前のものがよく残ってるよな…。ローマ人。建築も芸術も丈てて、どういう民族なんだろう…。銅像もあったし。あの時代に。彫刻コーナーはローマ時代の作品にへぇ~と感心しつつ、1851年の作品Poman Charityってのには足を止めずにはいられなかった。おっさんが若い女のおっぱい飲んでる。気になったからエーゴ解説読んでみた。「絵画ではよく扱っているテーマの『囚われの身となった父親に乳をあげる娘』だが、彫刻では初めての作品」とあった。ってか、絵でも観たことないんッスけど!タイトル検索したら出てくるかな?

あとは、自分が旅してきたメスキータ、トレド、セビリヤ、日帰り予定のブルゴスの風景画は良かった。あれ?モナ・リザに似た絵がある。と思ったら、ダ・ヴィンチの弟子が描いたものとの解説アリ。先生にはもちろん敵わないね…。ルーヴルにいるモナ・リザのあの上品な微笑みはやっぱなかなかないと思った。

1階頑張って見終わって地下、2階の一部を観た所でtime over。続きはまた並んで無料で観ようと思う。帰りはシベーレス宮殿見ながらソル駅まで歩いた。マドリッド。さすが首都。日曜だからって休みではないらしい。デパート開いてたからジュース飲みたくて、支払い後レジから少し離れてすぐに飲み干した。ミックスジュース。

宿に戻って、明日のサマランカ日帰りの電車予約して寝た。

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