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ひとり旅日記ギリシャとイタリアへ17日目:貸切世界遺産タルクィニア

2018年1/17タルクィニア

今日は4:30am起き。修行だね…。なんせ、電車がないもんで。昨日売店でBIGOというチケットを買ったから2ユーロ浮いた。

朝早い電車だっつてんのに、reception の兄ちゃんの話止まらないし。話切り上げて駅に行って案内板で電車のホームを探すが、該当の時間がない。券売機で調べたら、6:17ではなく6:12。マジで?あと4分。28番線ってどこ??ホーム入口のお姉さんに聞いたら、「24番線の後ろ」って、なにソレ!チケット打刻して、ダッシュ。あと2分。マジ死ぬ。reception のあの野郎、フザケンナァァァ💢この電車に乗り遅れたら次10時台で予定狂うんだよォォォ💢怒りをエネルギーにして、必死に走ってなんとか乗れた。汗だく。

コーヒーなんて飲んでる余裕なかったから、着席してしばらくしたら寝入ってしまったし。「タルクィニア〜」のアナウンスでハッと起きて、この駅で降りるおばさんに、ガイドブックに伊語で記載されてるのを見せると”Si” だった。寝過ごさなくて良かった…。

人の流れに乗って駅の外に出たは良いが、バス停はどこよ?こっち?と歩いた方からバスが来たから、慌ててバスを追いかけた。町まで1ユーロ。8時前に町の中心部に到着。ここも城壁に囲まれた町かぁ。なんだかんだ言って、城壁に弱い自分。

トイレに行きたいからカフェへ。エスプレッソ注文してトイレ借りた。時計はそんなに早く進まず、まだ8:10am。インフォメーションの前の博物館が開くのは8時半〜。じゃ、歩いてみるか…。

歩いてみると、なんとなく気になるパン屋があった。でも気になったワリに大したものはなく。チョコチップクッキー2枚買って食べ歩きしながら、世界遺産タルクィニアのエトルリア古代古墳群へ。遺跡と博物館のセットチケット8ユーロ。今日は昨日と違ってイイ天気。そして暖かい。入口にねこさん3匹。1匹がやけに親しげ。自分を盾に伸びをしたり。

貸切世界遺産。ここも素晴らしかった。エトルリア人は色んなことに器用な人種だったらしい。ローマの基を作った人たち。500BCの彼らのお墓。地下に作られていて、地上部は古墳みたいになってる。どのお墓も階段の上り下りがキツかった。中のお墓に描かれた壁画、こんなに色鮮やかに残るものなんだ!2500年前の作品を見ることができて、感動した。動物も人間も神話的なものも、本当に良く描かれていた。

やっと半分見終わった辺りで、なぜか強風が吹き始めた。豹の墓の所に移動すると、そこは風の吹き溜まりになっていて、どんどん枯れ枝が飛ばされて来て溜まってしまっていた。

豹も良く描かれてた。青い。この遺跡は芸術的作品をたくさん見られたのが楽しかった。お墓の中の階段を降りて、照明のスイッチonにするまで、どんな絵が見られるのかわからないのも楽しさの一部だった。狩と漁のお墓は3Dで残して、将来の補修の参考の為に云々。世界遺産に登録されたからには守って行くという事をちゃんと見学者に伝えていたし、募金いくらでこういう保全ができます。というパンフをちゃんと作成している所も印象が良かった世界遺産だった。この狩と漁のお墓の絵は、海に飛び込む男性の絵が描かれていた。ゆっくり見て2時間。

博物館に行く前にインフォメーションでバスの時間を調べてもらって、地図をもらった。バスは14時。あと3時間。博物館へ向かった。それにしても風が強い。博物館内もビュービューなってた。ここはエルトリア人の遺跡から出て来たものの展示。器や壺に描かれてる絵は500BCの物とは思えない。器の裏側にも絵とか。彫刻も古さを感じさせないし。何よりロウソク立てみたいなものとか、面白い作りだった。博物館に、1800年代発掘当時に今よりもっと色鮮やかだったお墓内部の状態を丁寧にスケッチした原画も展示してあった。3Dじゃないけど、彼の作品も今後の修復に絶対役立つんだろうな…と思った。

ゆっくりゆっくり見てバスで駅へ。20分待ってテルミニ駅行きの電車が来て、乗車するや即寝入った(苦笑)。エスプレッソの効き目が切れた瞬間だった。

16時にテルミニ駅に着いて、宿に戻って、残り2日分の宿代支払った、部屋のシャワーの排水が悪いらしく、下の部屋に漏れてたらしい。との事で部屋移動。メンドかった。この後スーパーに行って、炒飯食べに行って、1日終了。


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