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ひとり旅日記北欧周辺へ53日目:ポルトガルの始まりの地、ギマランイスへ。夜に予期せぬ事件が!

2017年2/20ギマランイス。

朝、駅まで歩くとどの位かかるのかわからないから、7:25amに宿を出た。7:45には着いたから、20分ってとこか。で、昨日検索した鉄道なら行けるのかどうかを窓口で早速確認。ポルト→コインブラ→リスボンで行ける!良かった。安心した。チケットを購入し、駅のカフェでスイーツ購入。エッグタルト、ご丁寧に箱に入れてくれた。あとはブラウニー。8:20ギマランイス行きの電車出発。9:35着。駅のトイレが無料で有難い。

中心部に歩いてくとインフォメーションの標識があったけど、周辺を見回してみるも見つからない。カフェのお姉さんに聞いたら、「あっちよ!」と方向を指してくれた。その方向に行ってみるも、飲食店が並んでる通りだった。店の切れ目まで来たがインフォメーションがない…。切れ目のカフェのお姉さんに聞いたら、その切れ目を左に曲がるとあるとのこと。

進んでみるとポルトとはまた違う可愛らしい町並みだった。表立ってインフォメーションとは看板出してない、でもなんとなくここかな?って所に入ってみたら、ビンゴだった。わかりヅラっ!ってことで、地図をもらってポルトに戻る電車の時間をチェック。今日月曜だから博物館系は休みとのこと。

見所のブラガンサ公爵館とギマランイス城のみとのことで、その2つを巡ることにした。公爵館。木造の天井が、ストックホルムのノーベル賞晩餐会の市庁舎の天井の作りと似てると思った。煙突が何本もあるのはポツダムのツェツィーリエンホーフ宮殿に似てるとも思った。今日もステンドグラスの色が太陽の光を受けて内部に映り込んでた。

ギマランイス城は900年代の建物。要塞みたいな印象。どうしてこういう建物の城壁ってギザギザなんだろう…。眺めが良くて遠くの段々畑っぽくなってる丘に大きい木が一本生えてるのが気になった。中世の可愛らしい町並みの写真もたくさん取れて満足。世界遺産ギマランイス歴史地区は滞在時間2時間で充分。ポルトに戻ることにした。

ポルトに14時過ぎに到着。初日に諦めた丘の下を流れるドウロ川を近くで見てみよう。と丘を下る決心をした。大聖堂の脇にある階段をゆっくり下った。気温21℃。日射しがかなりキツイ。1.5ユーロで買ったグラサンの出番(笑)。下から上ってきた4人家族。6年生くらいの男の子が激しく息を切らしてた。小さい女の子は大丈夫そう。後から来たご両親。お父さんは特にツラそうだった。自分、帰りはああなりたくないから、少しでもラクそうな別の所から帰ろうと思った。

階段がやっと終わって、川に近づけた。橋を下から見上げてみる。この橋は美しい。夏?ってくらいの日射し。朝は役立ってたスパッツ、今は脱ぎたくてしょうがない。日陰に避難しつつ宿に戻ることにした。地図で坂を上れば戻れそうな道を見つけて歩いてる途中でジェラート屋を発見。昼はまだ。朝からエッグタルト、ブラウニーと続いてジェラート…。糖分摂り過ぎ。今日はサッパリ系でオレンヂ&マンゴーにしてみた。naturalと看板に大きく書いてあった通り、果物感があって美味しかった。ここのトイレでスパッツ脱いだ(笑)。去り際に、ジェラート美味しかったんだから、エッグタルトも美味しいハズとtake away.この判断は間違いではなく、今の所1番おいしかった。カスタード部が甘すぎなくておいしかった。

明日の朝食の買い物を済ませ、コートを宿に置いて備前さんと行ったフードコートへ。まずは隣のモールへ。ZARAkidsのショーウィンドウに、すんごい可愛いポシェット下げてるマネキンがいた。店内に入り商品を手にした。ダメだ。可愛すぎる!自分小さくて良かった。買った。17時過ぎだけどあまり混んでないモール。どの店も赤字?と思ってしまうほど客が居なすぎ。帰国も近付いて来たから、ガムテープ買わなきゃな…と思ってたら文具屋があった。大して期待してなかったが、布テープは売ってないにしろ、テープは3種類あって白にしてみた。キャリーの付属品止めるのにどうしても必要だから。日本で買った百均の布テープは旅の前半の連続フライトで使い切ってしまった。+α可愛いプチメッセージカードも買った。更に上の階に行くと、このモールにはけっこうな数のフードコートがあることを知った。

Bさんと行った素敵な雰囲気のフードコートで食べたいのはエビと決めてるけど、エビだけで満たされるハズはないからこっちのフードコートでサラダ3種+スープをまず注文した。サラダもスープも普通においしかった。このモールの地下のスーパーに行ってチーズの種類確認。良かった。大きいスーパーならそれなりに種類あるんだ。で、葡なのに西からの輸入のタコの写真の大きい缶詰買ってみた。おいしきゃイイけど。

モールも見終えて、いよいよエビの時間。中位のエビ一皿とハマグリ一皿それぞれ3.9ユーロを注文。エビ。10匹は盛られてた。美味しかった。しょっぱくもなかったし。ハマグリは味付けスパイシーだったけど、身はふっくらジューシー。あぁ。ここに来て良かった。満たされて宿に戻った。マドリッドからのバスターミナルから宿、歩けたんだ…。と思いながら。

宿に着いて、事件が!昨日までなんてことなかったのに。洗浄剤に漬けといた矯正器具がなぁぁぁぁいッッッッ!!!発狂しそうだった。急いでフロントに行き、状況説明。「どの子が掃除当番だったかTELするから落ち着いて」と。「ゴミは回収されたの?」と聞いたら、「えぇ」とのことで、マジこういう場合どうなんの?receptionのおばさんがスタッフの子にTELしてる間、自分は保険会社にこういう場合どうなるのか相談TELした。使用年数によって当時の金額の半額がMAXの支払いとのこと。って、器具20年位使ってるんスけど。新しいの作ったらいくらよ?ポルト最後の晩餐で満たされて幸せな気分で宿に戻ってきたらコレかよ?

夜勤担当のおばさんが「ショートヘアの彼女は器具が入った容器を覚えてるって言ってたけど、今日はoffなの。もう1人の子はその部屋掃除してないってことだから、残りの1人にTELするわ」と。最後の子、なんとかしてェェェェ!で、彼女が覚えてるのは黒の空の箱を捨てたのは覚えてるけどピンクのカップは覚えてないとの回答。おばさんは、「こんな事が起きたのは初めてだし、スタッフが覚えてないっていうのは問題だわ」と。最後の1人、昨日1週間の休暇から帰って来てからの仕事再開って、怪しくね~?夜勤担当のおばさんは、「時々思い込みでそこに置いたと思ってっても別の所にあったりするじゃない?」って、液体に浸かってるモノを誰が洗面所から移動するの?しかも既に3泊して、洗面所の同じ所に置いてたんですけど。

と、掃除した休暇から戻って仕事再開した子が来たとのこと。夜勤のおばさん、さっきはゴミ回収されたと言ってたけど、まだ宿にあるらしい。なら、見つかるハズ!もう祈るしかない。20分後、部屋をノックされてドキドキの結果発表。良かったァ~!また器具と再会できた。休み明けと1人で掃除にテンパって仕事してたとのこと。でも、そりゃ宿泊客にとってはどーでも良い事。給料もらって働く以上、それはno excuseだね。文句タレるより、見つかったから許す。彼女と握手した。

この器具装着しないと歯が動いちゃうんだよね。たぶん一生の友人として付き合わなきゃならない大事なもの。今まで旅して来て、こんな事件は初めてだったね…。ってことで、液体だろうがベッドまで持って行こう。ドミ宿泊の際は。早く寝られそうだったのが、予定外の事件でもう21時過ぎ。なんという1日の終わり方(苦笑)!明日はコインブラ寄りながらついに旅の最後の都市、リスボンへ。


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