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ひとり旅日記ギリシャとイタリアへ27日目:トウッルロに続いて世界遺産マテーラのサッシに宿泊

2018年1/27アルベロベッロ→マテーラ

久々のひとり部屋だからゆっくり起きた。昼代浮かす為に、朝食は最後の時間帯の9amにした。この時間の朝食って、ヨガ修行以来じゃね?

朝食会場のバーは寒く、震えながらの朝ごはん。オレンジジュースは100%ので良かった。カプチーノをお願いし、部屋に置いてあったビジターノートの宿泊客、特に日本人が「焼きたてクロワッサンがおいしかった!」にチャレンジ。寒い会場で、朝7:30〜この朝食会場開いてたらもはや焼きたてではなく、若干温かいくらいになってるかな?まずはチョコクロから。旅人達が書き残していたサクサクではあったしおいしかった。次、これが普通のクロワッサン?と思って取った2個目は上に砂糖乗っけて焼いたやつだった。中は茶色。麦が違うのか?3つ目こそはプレーンだろ?と思ったら、またもやチョコチップ…。普通のを食べてみたかった…。果物置き場にキウイあったから、すんげぇ久しぶりに食べた。もう一つ食べたかったが、これがラスイチだった。

チェックアウトの10:30まで、暖かい部屋にいた。今朝は寒い。時間が来たからチェックアウトしてバックパックを置かせてもらった。昨日見つけた小さいトウッルロを買おうと土産屋巡り。宿近くに恐らく世界遺産検定のパンフになってた所は土産物屋だった。冷やかしで入ったら、奥に白川郷のポスター。なんの関係が?女性スタッフが自分が日本人とわかると、「麻の織物作っている友人はもう6回も日本に行ってる」と写真を見せてくれた。その写真は白川郷との姉妹都市調印式の場面だった。「これはいつの出来事?」と尋ねると、10年位前との事。白川郷の三角屋根とトゥッルッリの三角屋根、確かに似ている。どっちも世界遺産だし。壇れい、岩城晃一が来た時の写真、雑誌…色々見せてくれた。ふしぎ発見!も来たんだ…。

で、商品を見せてくれた。植物染めとの事で、パセリ、椿、ポピー、アーモンド、バジル、ブルーベリーで麻を鮮やかに染めてるんだって。10年前の作品を見せてくれたけど、ちっとも色褪せてなくて、新品同様。図柄にも意味があって、トウッルリは幸福、ぶどうは豊かさ、クジャクは長寿との事。手織りリネン。おかんが自分の行程表見て、唯一反応してどの地名よりも知ってたのはここだけ。トウッルリのランチョンマット、テーブルクロスを見せてもらって、ランチョンマットサイズを家のテーブルのセンターに置いたら絶対可愛いと、それに決めた。聞くと、これはこのお店の外観をそのままデザインで織ってるとの事。カードは30ユーロ以上との事で、迷ってた小さいタオルも買うことにした。話の最後に「日本人にだけ割引あります」という札が引き出しから出て来たのには笑えた。それにしても、そんなに日本人贔屓なら、もっと小さい小物とかポーチとか作ったら良いのに。「日本人はポーチ好きだから、今後作ってみたら?」と伝えたが、伝わったのかどうかはわからない。

いろんな店のトウッルロの石細工を見ながら、そうだ!昨日閉まってた所も見てみようと行ってみると、中は工房で実物同様石を叩き割る作り方で一つずつミニチュア作ってた。この工房のはより本物に近くれ、屋根も壁も薄くした石を何層にも重ねてた。細かい作業だから値段はそこらの土産物屋の2倍…。カード使えたら買ったのに。田舎だからカード使えないのかな…。日本と同じ位現金主義…。手持ちの限りある現金使いたくないから諦めた。リアルさよりも、可愛い方をおかんへの土産にした。

最後に「洋子の店」という看板の店へ。随分インパクトある店名だな…。中は暗いけど、入口開いてたから入った。2ユーロの木製ミニチュア調理器具一式。何コレ!相当カワイイんッスけど。やっぱ日本人はセンス違うのかな。ちひさきものはみなかわいい。マテーラ行きのタクシーが来る時間まであと15分。店の奥の方でお昼してる…。「スミマセ〜ン」と、声掛けると伊ダンナさんが対応してくれて、テラスを見せてくれるとの事。「え?このお店、こんなに広いんですか?」「入口は狭いけど、中は6つのトウッルリです」と、テラスから見ると、三角の屋根が近い。写真を何枚か撮らせてもらって会計。

洋子さん、白バルサミコ酢と通常のもの、サラミ、トリュフ塩の試食もさせてくれた。去り際に、名刺の代わりと言って、お店のポストカードくれた。ありがとうございます。

宿には13時前に着いたが、既にタクシーは来てるとの事でそこまで一緒に行ってくれた。グラッチェ。ドライバーはカテリーナさん。そして黒のカッコイイ車。まるでお嬢様の移動。時間をお金で買った。電車だとまたバーリに戻らないといけない。

車で1時間もぜずに次の世界遺産マテーラ着。広場で降ろされ、「左右左と行けば、サッシホテルよ!」とカテリーナさん。たぶんここが車が入れる一番宿に近い場所なんだろう。

左右左でちゃんと着いた。口コミにあった通り、マテーラはキャリーは無理だ!つくづくナポリの宿に感謝。チェックインして、早速部屋に案内された。洞窟ホテル。窓一つ。ダブルベッド。階段降りた先がバスルーム…。イエーイ️!浴槽付いてた!入浴剤持って来て正解。そうだ。洗濯してから出かけよう。印から毎日着続けた寝巻きをようやく洗えた。毎日シャワーで清めた身にまとっていたが、時に寝汗もかき…。2ヶ月着続けたは、マイミー。あんなに洗剤が泡立ってた洗面ボール、寝巻き入れたらどんどん泡が消えてく…。汚れを存分に吸ってくれ給へ、泡諸君。

15時過ぎにサッシ散策へ。Reception で地図をもらい、見所を教えてもらった。賑わってる広場に着くと、教えてもらった英語地下ツアーが始まったばっかとの事で、3ユーロ払って参加した。ここが地上の出てた部分だったが、王族が来て、ここを埋めて平らにして現在の広場を作ったと言ってた。地下水が湧いてるから、井戸として使われていたとの事で、見上げると上の方には井戸の穴がいくつも並んでた。井戸の下から上見てみるって、面白い。ツアー終了16時。

今日は上からサッシを眺める日と決めて、見晴らし台がある度にいろんな表情のマテーラの写真を撮った。途中ジェラート屋でリコッタチーズとティラミスを頼んだが、不味い…。途中で捨てた2.2ユーロ。大聖堂に着くと、壁が夕焼けでピンクに染まった大聖堂になってた。

日が暮れて、夜の顔になったマテーラ。燈が灯りだした。今日しかこの夜のマテーラは見られない。明日のこの時間はナポリだから。夜の景色を色んな場所から写真撮ってたら、さすがに腹減った。なんかおいしいもの食べたい…。とレストランを見つけたが、閉まってる…。中心広場に戻った。

レストラン営業は19時〜となっていたが、開けてくれた。昨日すき焼き弁当だったから、今日は魚系が良いな…。カード使える店で良かった。町並みを見渡せる席でグリルの魚とエビ。パンは料金に入ってるとの事で、じゃあフライドポテトも。味付けはしょっぱくなく、エビの頭のミソももちろん美味く。久々に美味いものを食べた。魚介を食べ終わると、フライドポテトが出てきた。ポテチ?と思う程薄かった。食べてみると、サクッ!ふわ〜と初めての食感。ナンジャコリャあああ!めっちゃくちゃ美味いじゃないか︎!全て食べ終わって、20時。明日のランチは何時からか聞いたら、13時オープンって、バス13:15…。残念。リピれない。

宿に戻って、wifi接続して明日のバス乗り場調べようとしたら、接続が急に悪くなって、調べるのに時間かかった。そして、1日の〆の入浴。極楽だね…。オリンピアの宿に続いて2回目。ローマからの日帰り温泉入れたら3回目か。お湯に浸かるのは。入浴剤、使い切った。脚もリンパもマッサージ。いつも酷使でスミマセン。そして就寝。


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