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映画『青春の殺人者』感想文

 1976年公開作品。配給はあのATG。

 監督は『太陽を盗んだ男』の長谷川和彦さん。

 主演は、右京さんでお馴染み、今ではすっかり大御所の水谷豊さん。そして、原田美枝子さん。

青春の殺人者

 脇には、市原悦子さん。桃井かおりさんら、贅沢な俳優陣で固められています。

 実際に千葉県で起きたきた親殺しの事件をベースにした中上健次さんの短編小説『蛇淫』をも映画化したものということです。タイトルは、淫らにヘビのように絡みつく女(=映画では原田美枝子さん)を表現したものとのことです。

 自堕落的に転落していく若者を描いた作品ですが、市原悦子さんの怪演で、途中、これはコメディか? と錯覚してしまうほど。

 当時のATG作品にありがちな、見終わったあとの焦燥感といいますか、虚脱感のような結末で、未来に対して夢も希望も感じさせない冷たさ。当時の若者たちは、本作を劇場で観たあとに、どんな感想を話し合ったのでしょうか?

 映画のあとは、読書でトリップ(/_・)/
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