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デジタル・DXのレシピ

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DX=デジタル・トランスフォーメーションの推進を行うことは、マネジメントにデジタルを活用してイノベーションすることです。DXはIT業界のものではなく、製造、流通、エネルギー、金融…
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2021年3月の記事一覧

DXによって仕事が大変になる?

最近、DXという言葉をよく聞きます。私の会社でも重要実施事項という位置づけです。もしかしたら今聞くというのは完全に周回遅れなのかもしれません。 DXの目的は何でしょうか。きっと一言では言えない様々な側面があると思いますが、私の会社では「効率化」となっています。 効率化の意味するところは、要は費用削減です。ですのであらゆる施策の出口として、人員削減であったり、予算削減といったものが求められます。 もちろん、仕事が少なくなってアウトプットが同じならそんないいことはないですし

多様性をチカラにする「対話」と「合意形成」をもっと知りたい!

はじめまして! HackCamp【合意形成ラボ】研究員のゴウイケイコです。このnoteでは誰もが日常的に体験していながら、知れば知るほど奥の深さを実感する「合意形成」をひたすら考え語ります。 実は世の中は合意形成にあふれている? 突然ですが、みなさんは誰かと何かを話し合って決めること、すなわち「合意形成」に困った経験はありませんか? 大掃除の担当はどうするかとか、学園祭のライブ演目どうするかとか、卒園式後の謝恩会どうするか、新卒採用の企画どうするとか。話し合っても決着しな

【毎日更新】耳から学ぶDX推進ラジオ|近森満のDX企画書のネタ帳のタイトル公開!Himalayaで絶賛放送中です。

こんにちは、近森満です。今日もDXしてますか? 毎日、音声配信プラットフォームで DX=デジタル・トランスフォーメーションに 関連するネタを放送しています。 かれこれ260回になりました。 「耳から学ぶDX推進ラジオ|近森満のDX企画書のネタ帳」 なぜ、はじめたか、については以下のページに思いを語っています。 260回のネタ帳タイトルを公開します。 一覧はこちらになります。 ◆◆◆ 配信日 ◆◆◆ NO ◆◆◆ カテゴリ:タイトル ◆◆◆ 2020年9月9日水曜

近森満がデジタルやITの事について語る理由をあらためてお伝えします。|DX企画書のネタ帳をはじめたワケ

こんにちは、近森満です。今日もDXしてますか? 【第258回】DX特別編:近森満がデジタルやITの事について語る理由をあらためてお伝えいたします。 なぜ、音声配信をはじめたのか?改めて所信表明をしたいと思っています。 世の中はデジタル社会となっていますが、デジタルはIT業界だけの領域ではなく、ユーザー企業やユーザー個人が多く係わるものになっています。 DX推進、IT化、IoTやAIの利活用について、多くの方に興味をもってもらいたいと思い、BtoBの世界からSNSや音声

DXに失敗する理由-その一つは、経営トップの業務改革意識の欠如

 いつの頃からか、DXはデジタル・トランスフォーメーションと、スムーズに読まれるようになった。私は、数学者でもあるので、DX=dx 、「x方向での微分」を連想するのだが。  ところで、この微分という言葉と、多くのビジネス・パーソンが取り組んでいるデジタル・トランスフォーメーションには、大きな関係がある。その関係、そして業務の微分が重要だということについて考えてみる。 あなたの会社では、デジタル・トランスフォーメーションの定義を明確にしているか? 今回は、上記のnoteの意

言葉だけ謎に踊るDX:マツコ・デラックスじゃないよ

「DXって何ですか?」 「え? デラックス」 勿論おふざけで交わされている会話ですが、ビジネスの世界で使われているDXとは紛れもなく「デジタル・トランスフォーメーション」のことです。 デジタル・トランスフォーメーションとは一言で言うなれば「電子化による変革」というところですが、実のところ「デジタル」しか見ていない組織は少なく無かったりします。 よく耳に入るDXの取り組みとやらには、主にRPAの導入とか、紙業務の電子化とか、何となくそういう「各論的な作業方法の変更」だけしか聞か

Vol. 4 デジタイゼーションとは?

こんにちは。ちびっこOLのばんぶーです。 在宅勤務が続き、家のお菓子がすさまじい勢いでなくなっていきます💦 お菓子も効率化手段のひとつだからいいか。と思うこの頃です。 さてさて、今回もDXについて学んでいきましょう。 今回のテーマは”デジタイゼーション”です。 初回のブログで記載しましたが、DXには段階があります。 ①デジタイゼーション ②デジタライゼーション ③DX(デジタルトランスフォーメーション) です。 その一番はじめの段階、デジタイゼーションとは何か、お

DXとマーケティングその12:DX実行のプロセスとマーケティングのプランニングプロセス

分析屋の下滝です。 DX(デジタルトランスフォーメーション)とマーケティングの関係を考えてくシリーズの第12回目です。 前回は、マーケティングのマネジメントプロセスと、DXの実行のプロセスを見比べました。そこでは、DXでは、企業の業績を改善するために組織変革を実行することに課題をおいているのに対し、マーケティングマネジメントプロセスでは、調査でセグメントを見つけ出し、そのセグメントで利益を上げていくことに焦点が当てられていました。 今回は、マーケティングのプランニングプ

DX戦略の立て方と成功のコツ

デジタルトランスフォーメーション(DX)の戦略を立てて、成功させるためには、単純に巷に溢れる成功事例をそのまま模倣しても、実現をすることありません。 様々な成功事例を参考に、自社で試みるケースは本当に多いのですが、それだけでは重要な要素が欠けています。 その要素とは、自社の企業に合った情報を収集し、自社なりのメリットとベネフットを考え、アジャイル的に実行するということが必要不可欠となっているのです。 DXを実現して成功した企業の最も大きなポイントは、顧客を十分に分析し、

DXが失敗する理由は、(1)オペレーションの不理解(2)全体整合の欠落(3)重要データポイントの見逃しである

筆者は小売のマーケティング責任者を、延べにして10年ほど経験したことがあり、その間に多くのデジタル系の提案を受けてきました。 感覚的に月一回くらいは、その種のミーティングがあったように思います。してみると都合120提案くらいはお話を伺ったことになります。我ながらたくさんの聞いたものです。 なのですが、その内容は大きく (1)デジタルサイネージの設置・活用(店頭で広告したいメーカーから広告費を獲得する、というアイデア) (2)なんらかの方法で来店顧客を特定した上でのCR

経済産業省のDXレポート2から見る、デジタルトランスフォーメーション(DX)実現のポイント

経済産業省のDXレポート2では、前回のレポートで提唱されたデジタルエンタープライズの過程におけるDXに関して詳細にその実現方法を示しています。 そのポイントとなるのは、DXは様々な情報の収集とこれをビックデータとして利用する方式です。 前回のレポートではDXは漠然とデジタルエンタープライズを実現するための過程と言う位置づけでしたが、今回のレポートではその具体的な内訳に関して詳しく示しているものとなっているのが特徴です。 ビックデータは現在でも様々な場面で応用されており、

ゆとりを生み創造につなげるDX

世の中では、DXが必要だ!DXに乗り遅れてはダメだ!そんな声がニュース記事や経営者との対話の中で聞こえている。勿論、それ自体に違和感はないが、間に合わないと過度に焦る必要はないと思う。自社にとって付加価値のあるDXの内容を見極めることができないうちに、闇雲に取り組んでも決して良いことはない。ご承知の通り、DXに取り組むこと自体が大事なのではなく、DXによって付加価値向上という効果を生み出していくことを目指さなければならない。 現実は、なかなか上手く進まない。DXを進めるにあ

まだDXは失敗していない

2020年12月に経済産業省から発表された「DXレポート2」。 このなかに衝撃的な事実がありました。なんと、95%以上の企業は、DXに取り組んでいないか、始めたばかりだというのです。そして、DXに取り組んで、失敗している企業も多いという声も。 DXは失敗しているのか? 私が思うに、多くの企業は まだDXに失敗はしていません。 まだはじめていないか、成功までの道のりの途中にいるだけです。 DX推進とは試行錯誤の連続です。打率10割のバッターがいないように、 試行錯誤では必ず