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【映画 ミッドサマー】メンタル歪んでる日の私による考察(雑)

2024年1月9日
感情がオフになっている気配がしたので、チャンスだと思ってミッドサマーを観ました。
感想は末尾にて。

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今日は朝起きなければならなかったのに、昨夜眠れずに朝になってしまい、そこから眠ってしまったので、身体を起こした時には夕方になっていた。
日が昇り、やがてだんだん夕方になっていくその時間の経過を全く感じられずに、起き上がった時には日が暮れている。あったはずの私の1日は溶けて消え、頭は働かない。昼と夜の狭間に落っこちてしまったようで、街の景色は全部夢の中のもののように感じられる。

本当は昼間に大阪に移動しなければならなかったのだけど、夕方になってしまって、仕方なく夜に移動する。新幹線で2時間くらい。本当はこういう時間に本を読みたいのだけれど、どうにも、文字を読めそうにないので、端末にダウンロードしてあった映画、ミッドサマーを観た。
話題作だったのでいつか観ておきたいと思っていたけれど、ホラーだとか、胸糞だとか、そういう評判を聞いていたので、ずっと観る気が起きずにタイミングを逃し続けていた。こういう、頭が訳分からないようなときが丁度いい気がして、観た。

私の妹は映画をめちゃくちゃたくさん見ていて、移動中とか、リビングの端に座ってるときとか、細切れにずっとスマホで何かしら見ている。
私はどうにもそんなふうにポンポンと映画を観られない。感情をめちゃくちゃ引きずられてしまうから。
白夜の村を舞台にした奇妙な映画の後味と、1日が溶けてしまったことを理解できない脳みそが共振している感じがする。

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【以下、映画の中身を知っていることを前提とした感想。ネタバレはないけれど、私の解釈を書いているのでこれから見る人は読まない方がいいかもしれません。】

お化けとかパニック系だとかのホラーは基本見ないんだけど、ああいうのは見られるね。
そもそもあれは、ホラーなのだろうか。ただ、人間、コミュニティ、社会、の物語だった。と思う。あれを「胸糞」と表現する人の気持ちも分かるけれど、そういう不快感はあまり無かった。本質的には、さもありなん、という物語だと思う。というか、多かれ少なかれ、身の回りで沢山起きていること(の一部)なんじゃないかという気がする。
深い考察はしてないけど。
繰り返し見たいとは言えないけれど、見てよかったと思う。

自分がそこにいることとか、まわりの組織や社会とか、そういうものが嫌になって、「元々何も無かったことになればいいのに」と思う瞬間というのは少なからずあるよね。ないですか?
あの結末は主人公にとっての、ちょっとした夢、「こうなればいいのに」のひとつなのではないかな。現実離れしていると分かりながらもちょっと願ってしまったことが、たまたま形をもって実現してしまっただけの世界。夢を見続けていられるならば、ハッピーエンドなのかもしれない。
夢の外から見るならば、悪夢でしかない。最初に、「儀式」を見て彼らが激しく動揺して、震え、叫んでいたように。

このタイミングで見てよかったと思う。








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