やはり詩織さんには失神癖が!?:「裸で泳ぐ」分析

自称レイプ被害者の伊藤詩織さんがあの岩波書店から刊行した「裸で泳ぐ」。
読む前は身辺雑記にすぎないだろうと勝手に予想していましたが、よい意味で裏切られました。
前著「Black Box」では簡単にしか触れられていない中学時代の大病についてさらに詳しく書いてくれていました。
これを削らなかった岩波書店の編集者・堀由貴子さんに感謝です。

「裸で泳ぐ/子ども料金(2021.6.21)」
P16〜17
『その後、部活の試合のため電車に乗っているとき、突然、車内で倒れるということが何度か起きた。あまりにもよく倒れるようになったので(そのまま頭を打つこともあった)、親に連れられ、街中の病院に検査をしに行った。そこからあれよあれよという間に部活はお休みすることになり、入院した。
 このときの謎の連続卒倒や、生きてますか? っていうほど低血圧になっていた原因はよくわからない。あちこち病院を訪ねるなかで、ある先生は、思春期によくみられる症状って話していた。
(中略)
 入院生活では、パジャマのまま通える「院内学級」に通っていた。そこで、本当に様々なかたちで「生きる」と毎日直面している子どもたちと机を並べることになった(ほとんど机なんてなかったような気もするけど)。「生きてるだけでいい」「私は私」。そう日々の中で体感したことで、いま思うと、ふにゃふにゃの心を包んでくれる皮ができたような気がする。』

それにしても病名は何でしょうか?
彼女が入院していた『国立成育医療研究センター』(P84)の医師は病名を告げなかったのでしょうか?
病名を書いてしまうと「それって完治しない病気じゃないの?」みたいに尻尾をつかまれるから隠しているのでは?

     *     *     *

なお、詩織さんは現在、過度のストレスを感じると自動的に睡眠モードに脳が切り替わるそうです。

「裸で泳ぐ/眠るの魔法(2021.7.19)」
P34〜35
『最近わかったのは、急激なストレスを感じると、突然スイッチが切れたかのように日中、睡魔に襲われるということ。
 裁判の直前。証言を集めていた最中。『Black Box』出版会見を控えた時期に、身の安全のためホテルに泊まるようにアドバイスを受けたとき。
 様々なシチュエーションで突然の睡魔に襲われ、抑えきれず、ところ構わず眠ってしまうことがあった。それは身体が、脳が自分をシャットダウンしようとしてる、何かしらの防衛本能なのだと思う。

 二〇二一年七月六日の正午も、この頃の雨雲のように、いきなり眠気はやってきた。
 でも、こうしたパターンにもだいたい慣れてきた同僚は、「ひと眠りしてきたら? 電話は取っておくから大丈夫だよ」と私にシエスタさせてくれた。』

睡眠モードというのは嘘で、中学時代の大病が未だ尾を引いていて失神が常態になってしまったのではないですか?
失神癖が明らかになってしまうと「もしかしたら鮨屋のトイレで倒れたのも持病のためでは?」と周囲の人間に気づかれてしまうから、ストレスで眠ってしまうという話を創作したのでは?

詩織さんは「Black Box」の中で失神や体調不良に突如襲われるさまを描写しています(P68、P105、P152、P227)が、ストレスで睡眠状態になるなんてことは書いていません。
後になって設定を付け加えたり、変更するところに詩織さんの告白芸の特色があります。

     *     *     *

何度も繰り返しますが、私は詩織さんの鮨屋のトイレでの失神を含む体調不良は血管迷走神経反射あるいはこれに類するものではないかと考えています。

医療法人 和楽会
血管迷走神経反射について(ケセラセラVol.76)
2014.10.14
ドクター工藤のコーナー病気・症状
医療法人和楽会 横浜クリニック院長 工藤 耕太郎
https://www.fuanclinic.com/warakukai_blog/628/
『さて、血管迷走神経反射の病態について簡単に説明してみます。発症する状況はストレス下が多いです。具体的には過労、脱水、長時間の立位、起立、空腹、痛み、採血、恐怖などがあげられます。特に、寝不足気味で長時間満員電車の中で立っているという患者さんが初診することが多いです。また腹痛でトイレでうなった後に発症する方も数多くいらっしゃいます。献血ルームなどでもよく起きるようですが、さすがに献血ルームの医療者はこの病気について詳しいことがおおく、献血ルーム経由の患者さんが私の外来にいらっしゃったことはありません。

次に症状を順を追って説明します。失神の前兆として最初に血の気が引くような感じがして、その後に顔面蒼白や発汗、吐き気、腹部不快感、強い不安などが起きます。失神にまで至らず前兆のみの場合も多いです。

さて失神に至った場合でも至らなかった場合でも大抵の場合患者さんは救急外来などを受診します。ここで気をつけなければならないことは、患者さんが横になってしばらくすると、すべての症状は軽快もしくは消失してしまいます。というのは神経調節性失神というのは下半身に血がたまることによっておきるわけですから、立位でなければ起きないのです。結果として、救急外来で「調べた限りでは何もないので精神的なものでしょう」という説明をされてしまうことにつながってしまうのです。』

     *     *     *

おまけです。

「伊藤詩織=精神疾患」説について
紅而note
2020年8月9日
https://note.com/774weco/n/n45b25c3b2eb1

詩織さんは「**のせいで体調を崩した」的表現をよく使うけれど
紅而note
2021年1月24日
https://note.com/774weco/n/n9ea53ed7e1e4

詩織さんの鮨屋トイレでの意識喪失は迷走神経反射では?【訂正】
紅而note
2021年4月11日
https://note.com/774weco/n/nbb4ea092fe61

詩織さんの病気と鮨屋のトイレでの失神
紅而note
2020年8月15日
https://note.com/774weco/n/n92a978ddeb9b

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