人のふり見て我がふり直しながら、子育てをしております
新卒採用で入社した前職の会社。
新人だった頃、上司に仕事の成果を褒められた。
だけど自分のなかでは「もっとできたはず」という思いがあって、その気持ちをそのまま言葉にしたら、なぜか怒られた。
せっかく褒めたのに、とか、素直じゃない、とか。
そんなようなことを言われた記憶がある。
あれは、何だったんだ。
なぜかあの出来事をふと思い出した。
会話をしている、とわたしは思っていたけれど、上司はわたしに言葉をかけた時点で、「こう言えば部下は喜ぶ」という結果を期待していて、わたしがその通りに返事をしなかったことが彼の気に入らなかったのだろう、といまさら思った。
いやだから、何よ、それ。
あの上司は、新人を育成していたわけではなくて、新人を育成している風のオレを演出していただけなのだな、と。
もうわたし、頭が育児バカになっているので、いまは何でも育児に紐づけて考えてしまうけれど。
まさに、こういうことを日々の子育てのなかでやってしまっていないか、とヒヤヒヤする。
子供の気持ちを聞き出したいはずなのに、投げかけた質問が、自分の想定と違ったとき、それを受け入れずに否定してしまっていないか。
思わずやってそうだなー。
意識せずにやってそうだなー。
あなたのためを思ってしたのに!とか、
そういう態度はよくない!とか。
自分本位だったり、在り方そのものを否定したり。
本題と何ら関係のないことを材料に、子供の気持ちを拒否していないか。
うーん、やっていないつもりでいるけれど。
そういう感情を一切持たずに、子供とやり取りできているかというと、一度もそういうことがなかったとは、自信満々に答えられない気がする。
日々、育児をしていて思うのは、
とにかく「人の振り見て我が振り直せ」!!
これに尽きるよ、マジで。
親と子供も「人間関係」だから。
育児それ自体じゃなくても、
ああいう言い方はしたくないなとか、
ああいうやり方はよろしくないなとか。
他人の態度というのはとても勉強になる。
これまでの自分の経験のなかで、いやだったなと思う相手の態度は、絶対に自分は子供に対してやっちゃいけないな、と。
しつけるつもりのはずが、子供を不快にさせて、その記憶だけが残っちゃったらしょーもないもんね。
そういう意味では、
「育児の教科書」はそこら中に
ごろごろ転がっているよね。
学びだらけ。学びまみれ。
いや、もちろんあの人みたいになりたいっていうポジティブな「参考書」もたくさんあるけど。そうじゃない人からも「教え」があるねっていう。
まさかこんなかたちで、あの上司から学ぶことがあろうとは!
人間、どんな経験からも学びがある。
無駄にしちゃいけないね。
いやだったことも自分の糧にして生きていこう。
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