子供の記憶に残らない

わが家は、
息子が産まれてから年に数回、
旅行をするようになった。

旅行のほかにも、
週末ごとにテーマパークや
イベントなどに出かける。

夫と二人だったときは、
とにかく出不精で、
何もせずに休日を過ごすことが
ほとんどだったのに。

いま旅行とかいろいろ行っても
子供の記憶に残らないからね。

なんて言われることもある。

知ってんだ!!
そんなことは知ってんだよ!!

わたしだって子供だったことがあるし
親からここ行ったね、なんて言われて
は?覚えてないけど、なんて返すし。

知ってんだよ!!
子供の記憶に残らないことを
知ったうえで、
あちこち連れまわしてんの!!

なんで?

いま目の前にいる息子が
喜ぶ顔を見たいから。

息子が今日のことを忘れても、
いま楽しい!って笑ってたら
こんなにしあわせなことはないから。

富士山が見たいと言われれば
山梨まで出かけていくし、
パンダが見たいと言われれば
和歌山まで出かけていく。

忘れてくれてかまわない。
わたしがいま、
息子の笑顔が見たいだけだから。

だから、

子供の記憶に残らないから、
なんてさみしいことは考えない。

それでもいいくらい、
いまの息子との、いまの時間を
めいっぱい楽しみたい。

将来の糧になるかもなんて
ケチくさいことも考えない。

いま、いま、いまの息子!
いまの息子とたくさんいろんな
ことを経験したい。

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