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育児の本の読書ログ

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産後にぼちぼち読んだ育児関連書籍のレビューです。おすすめも、おすすめでないものも淡々と集めていきたいと思います。
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2020年5月の記事一覧

【育児の読書ログ 009】AI vs. 教科書が読めない子どもたち

ひとことで言えば、子供には読解力を身につけさせろ、と。
要は、「人間にしかできない仕事」ができる子供を育てろということらしい。
なるほどなーとは思ったけれど、それ以上でも以下でもなかった。

読んで良かった度 ★★★★☆(4/5)

【育児の読書ログ 008】キリン解剖記

育児書ではないけれど、好奇心旺盛で行動力もあって、さらに自分の欲望を叶えるだけの知性もある筆者があまりに魅力的で、どんな風に子育てをすればこんな素晴らしい人を育てることができるのだろうと考えまくってしまった。
もちろん、内容も非常に面白く、学びがたくさんある。おすすめ。

読んで良かった度 ★★★★★(5/5)

【育児の読書ログ 007】各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと

現代の育児は、情報過多だ。このネット社会ではトンデモ育児がまことしやかに語られ、悩める親を食い物にすることは後を絶たない。何が「事実」でそうでないか、「根拠」をきちんと見定める能力というのが、子育て中の親にとっては重要なスキルだ。
何を信じるか、何を信じて子育てをするかは人それぞれ。だけど、意図せず落とし穴にはまってしまわないように、常に「正しい情報」を得られる知識と理性は持ち合わせていたい。

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【育児の読書ログ 006】きみは赤ちゃん

これはすべての妊産婦さんと、その周囲の人々にぜひぜひ読んでほしい。妊産婦の日々交錯する感情を的確に表現していて、ああ、もう、わかる!わかるよ!の連続。そして、くすっと笑えるのもさすが川上未映子さんの卓越した文章。
産む人も、産んだ人も、産まない人も、きっと読んで損はないはず。

読んで良かった度 ★★★★★(5/5)

【育児の読書ログ 005】絵になる子育てなんかない

子育てを終えられた養老孟司先生と、小島慶子さんの対談本。さくさくと読める。どちらの心情に近いものを持っているか、そもそもどういう子育てを目指しているか、読む人によって、きっと見え方がまったく変わってくるだろうなと思える一冊。
いや、しかし、養老先生の話はやっぱり面白い。時代錯誤な感覚もお持ちだけれど、そこはまあ目をつむって。
何よりも、心の余裕が大切だな、と思った。

読んで良かった度 ★★★★☆

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【育児の読書ログ 004】気鋭のビジネスリーダーたちはわが子をどう育てているのか 子育て経営学

これまで数々読んだ育児関連の本の中でもとくにお気に入り。
まさに子育て中の男性たちが、自身の子育てについて語る貴重な本(もっとこういう本があっていいと思うのだけれどね)。みなさん経営者ということもあって、そのお話自体も面白い。
父親にとっても母親にとっても、子供を育てやすい、そして育児を楽しめる社会になっていくといいなと心から思った。

読んで良かった度 ★★★★★(5/5)

【育児の読書ログ 003】ヴィオラ母さん ヤマザキマリを育てた破天荒母・リョウコ

漫画「テルマエ・ロマエ」で有名なヤマザキマリさんのお母様の話。
育児書ではないけれど、「いい親」とは何かというのをとても考えさせられる。
いろんな親子のかたちがあっていいし、たとえ周囲からは不完全な子育てに見えたとしても、ちゃんと子供に愛情は伝えられるし、子供にさえ届けばそれでいいのだと勇気づけられた。
お母様の「孫の代まではアタシの責任だ!」という言葉には心を打たれる。わたしもそういう気持ちで子

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