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紡がれる物語【名無しの物語】

この宝石は持ち主をうつしている
葡萄園の少女が恋をした
彼女の宝石は葡萄のようにみずみずしい紫であったが、ある日からロゼワインの用に可愛いらしく…
年月がたった今、少女から母へ
彼女の胸元に揺れる宝石は深い赤色をしていた
恋から愛へ
彼女はいつも笑顔で溢れている
〈ゆいP〉

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