トーキョーロマンス
こんばんは。
最近は小学生の口からも聞こえるショウシカ(少子化)。
理由の一つが見えました。
今日読んでいた本は、大好きなアメリカのコメディアンのAziz Ansariの
“MODERN ROMANCE”。
やはり海外の方に日本について語られると、発見が多いです。
ニューヨーク、東京、パリ、ブエノスアイリスについて書かれています。
日本人としてはやはり東京のロマンスは興味深くて、
よく観察されてるなあと感じました。
深刻なショウシカについて触れられたのち、
草食男子(Herbivore men)について言及されていました。
草食男子が草食になっているのにも理由がある。
それは、断られることへの過剰な恐怖心。
特に、デートへの誘い方が面白い。
パリ「俺のこと、好き?」
東京「すごく大きいキャベツを買ったんだけど、どう食べればいい?」
キャベツをどう食べるか→うちに来てキャベツを料理しないか→うちへ来ないか
→あわよくば…
これが東京流ブーティーコール(やりたいテキスト)。
まあこれでうちへ来なくたって、キャベツのレシピを送って貰えば済む。
そんな草食男子に、女子はわなわなしています。
そして、筆者は東京のホステス、ホストについても書いています。
草食男子たちはお金を払って、なんでも聞いてくれる、
何も否定しない女子と話している。
女子も女子で、お金を払って肉食男子と時間を過ごしている。
素直になれない男子や女子が、一つの都市に密集している。
なんとも不可思議に思えてきました。
ルース・ベネディクトの菊と刀という本も大好きです。
これは第二次世界大戦後の日本を律するために、
アメリカの文化人類学者である筆者によってされた日本の観察です。
ここで書かれていた恥もジャパニーズロマンスに関わっているんじゃないか…
断られるのが嫌、というのは断られた自分の存在が嫌なのであって、
断られた自分が嫌なのは、周りの目や評価をきにしてしまうから。
これは、死活問題?
いやいやいや、友人や同僚の失恋を思い出したことがあるのか?
失恋したんだ、はい、クビー とかないし。
正直が一番かっこいい、そんな生き方をする!と決意。
女子、男子関係なく。
ショウシカーとかもひとまず置いといて。
映画であれば、アキ・カリウスマキの枯れ葉もそんな思いにさせてくれました。
ご一読ありがとうございました🥬
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