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【VR】clusterで宝探しゲームを作った! な話【渋谷モデルを使って】

こんにちは!撫子大和(@Yamato_7d45)です⚔

clusterのステージ第5弾『Expedition-Shibuya 』をアップロードしたのでこれについて書いていこうと思います。
作るに至った経緯とか、作者(ぼく)の心境とかに興味がある人は読んでいて面白いと思います笑



事の始まり!

 事の始まりはVoxelKeiさんの『SHIBUYA OCEAN』がTwitterで流れてきたことです。


これがキッカケで、3dcelさんが渋谷の3Dモデルをオープン公開してることを知り、ぼくも何か作ってみようと思いました。


さっそく渋谷データをダウンロード。
「さぁ!clusterにアップロードだ!」といきなりなった訳ではありません笑
ちょっとした経緯があります。

最初に作ったのは下のようなやつでした。


渋谷を舞台にして戦術機(マブラヴという作品に出てくるロボット)に乗って戦うVRゲームがあったら絶対面白いだろうと。
でもぼくにはそんなゲームを作る技術はなかったので、渋谷を遊覧跳躍(飛行)する感じに収まりました(発砲は可)。


ただ、これで終わるのもなんだか物足りないと思ったんです。
せっかくなのでもっと有効活用したい… どうせならみんなで楽しめるものを…
ここに来てやっとclusterにアップロードするアイデアが浮かんでくるのでした。

そういえばこの前、STYLYのアバタージオラマコンテストに応募したのを思い出します。

iaキャプチャ

ゼンリンさんがオープン公開してる街のデータを使ってあんぱんをUFOに見立てようとした即席の作品です笑
(なんせ時間がなかったので…)

もちろん入賞するはずもなく、満足にクオリティを出せなかったことにぼくはモヤモヤしていました。
なので僕の中では、Expedition-Shibuyaはこれのリベンジ的な意味も含んでいました。

幸い clusterは比較的使い慣れていたし、割と広めの会場を作っても問題なく動くことは過去のぼくの作品から証明されていました。

リベンジの時間です!


会場コンセプト!


 やるからにはコンセプトを決めます。

・探索がメインコンテンツ
・どんでん返しなマップ作り
・非現実感を出す

これら3つが出てきました。
もちろん最初から構想していたわけではありません。
むしろ「何していいか分からない状態」スタートでした。
せっかくの渋谷モデルも料理に失敗すれば活かせません。

 ある意味でclusterは
誰でも無料でゲームをアップロードできるプラットフォーム
として見ることができます。
もちろんやれることに多くの制限がありますが、そもそもぼくに複雑なゲームを作る能力がないのでここは問題なしです笑

考えるべきは
いかに単純でも遊んでて楽しいゲームを作るか」でした。

実は、clusterという制限付きでも遊べるゲーム作りにチャレンジしたのは今回で2回目になります。


↓前回


このときはエクストリーム鉄骨渡りでしたが、今回は街を活かすため”探索”をメインに考えてみました。
なんせ歩いてるだけでワクワクしますもん。
(会場が若干ドロドロしてるのは仕様です笑 そういうデータなのです)



ここに宝探し要素を足したら十分ゲームになるのではないかと!
ようやくコンセプトに光明が見えてきた感じです。


訪れた転機!


 ここで、図書館にリクエストをしていたGOROmanさんの本『ミライのつくり方2020―2045 僕がVRに賭けるわけ』が申請通ったのでさっそく読んでみました。

ぼくが一番印象を受けたのは
いくらテクノロジーが凄くてもコンテンツとして成立してないと意味がない」的な部分です。

せっかくの渋谷モデルも料理に失敗すれば活かせません(2回目)。
何かアクセントが必要だと考えました。
それが”どんでん返しなマップ作り”の発想に繋がります。


広大な2重構造マップにしたワケ


Expedition-Shibuyaは2重構造になっています。
スタート地点は小さなマップ(渋谷モデルの1ブロック分)でできています。
透明な足場を踏み外したら下の世界へ真っ逆さま。
そこには9倍も広い世界が広がっていた!」というどんでん返しを演出してみましたがいかがだったでしょうか笑


aaaaキャプチャ

ビックリしてもらいたかったので2重マップは極秘でした


とにかくワクワクしてもらいたかったのです。
その点、渋谷マップは十分ワクワクできるし、2重構造にしたらもっとワクワクさせられると思いました。


空に巨大イルカがいるワケ


 ワクワク感ははこれで十分演出できた(はず)と。
もうひとアクセントが欲しい…

ぼくは”非現実感”を演出したいと思いました。
渋谷街という現実的なマップをいかにして非現実にしていくか。

インスピレーションを受けたのはnowiseeさんの楽曲『ハードボイルド』のMVです。

01:05あたりからのサビで、
夜の高速道路で青いクジラと並走する”演出がなされています。
「これだ!」と思いました笑

-渋谷の空に巨大なイルカが泳いでたらこれはもう非現実なんだ!
-バーチャル空間ならこういう演出が容易なんだ!

こうしてExpedition-Shibuyaは完成しました。

画像3


ちなみにマップが夕方なのは、渋谷モデルが若干廃墟っぽかったので、廃墟に合うのは夕方だろうという発想です。
地球防衛軍3(Xbox360のゲーム)のミッション51「異邦人集結」のイメージがぼくに刷り込まれています笑


nowiseeも地球防衛軍も、何年も前の記憶からやってきました。
この”人生に無駄がない感覚”は大好きで、ぼくが雑談が好きな理由もこれです。
なので僕は配信も好きです(休止中ですが)。


最後に!


 ここまで読んでくれて&実際に遊んでくれてありがとうございました!
結構な数の人が絶え間なく遊びに来てくれたので、ぼくは嬉しかったです。
まさかclusterの開発者まで来てくれるとは思ってもみませんでした笑

よかったら感想とかアドバイスとかが欲しいのでコメントしていってください。

まだ遊んでいないという人、安心してください。
アーカイブとして追体験できる機能がclusterにはあるのです!

隠された剣は全部で5本です。
全部見つけられるかな?^^

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最後まで読んでいただきありがとうございました!