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グレイトでグッドなプレイスの演劇公演

気がついたら新年度ですね。いかがお過ごしでしょうか。ってな感じで今日も書いてみますね。

昨年も5月に出演させていただいたんですが、そんな劇団デマチカヤナギ第2回公演が今年もございます。昨年はこちらでございました。↓

1年がめちゃくちゃ早いです。振り返ると、昨年度は演劇の公演5つと、あとは音楽コンサートで流れる映像を作らせてもらって、会場で(なぜか笑)寸劇させてもらって、みたいなことをやった1年でした。稽古や準備期間を大体2ヶ月ぐらいと仮定すると、年がら年中稽古してるよねって思ったりしました。でもめちゃくちゃ楽しいのでそれでいいんですけど。できなかったことができるようになったり、逆に、できてたことができなくなったり、まぁ色々あるけど楽しいし、そんな中でもちょっとでも前に進んでたらそれでいいんだと思います。

さて、今回のお話のあらすじを少し。

舞台は、晩春の頃。とある山の大空陽子のアジト。ここを拠点に生活する者たちが、今夜も音楽に酒に揚げ物に楽しく酔いしれている。そこへ迷い込んでくる<地方への移住体験>に来たOLと受け入れ先の方、それに崖の上で何時間も立つ女。いずれも、このアジトに運命的に出会っていくのだが・・・。
デマチカヤナギ第2回公演は、ワイワイと軽快に<サードプレイス>を描く群像劇です。

グレイト・グッド・プレイスあらすじ

アジトに集まる人たちのお話です。アジトって言っても楽しいアジトだと思います。作・演出の村上さんらしいというか、いつもながら、やっぱすごいなっていつも思うんですけど、今回も言葉選びが巧みで面白いです。0から1を産み出す人って凄いんだよなぁ。余談ですが、こないだ三谷幸喜さんの「笑の大学」を観に行って。それは脚本家の話だったんですが、よりそう思うようになりました。
台本の文字面だけでは、恥ずかしながら自分にはまだ見えていない部分もたくさんあって、で、稽古をしていくにつれて立体的にバーって広がってきて、その仕込まれていた面白さとか工夫とかが一気に見えてくるというか、それが書いているときにはもう見えているというか、そういうところがやっぱり凄いなぁって思っている最中です。

役作りとしては、自分と役の共通点を見つけているの真っ最中なんですが、それがおもしろい。「自分もこれは分かるぞ」と思うこともあれば「この気持ちは分かんないなー」とか「めっちゃ優しいな、自分はこんなに優しくないぞ」だとか、そういう、自分との違いって面白くて。そんなキャラクターを考えた上で、台詞一つひとつを紐解いていくのも面白くて。「こんな事言うけどさ、本当はそう思ってないんでしょう」とか「さらっと言うけど実は本音なのかなぁ」とか。その上で言葉って額面通りじゃないので面白いし、その解釈は全然一つじゃないので、これもある、それもある、がいっぱいあってよくて、独りよがりにならずに、相手と向き合ってく中でちょうどいいものをフィットさせてくのがクリエイティブだと思うので、自分はそういうものをたくさん稽古場に持っていければ良いなぁって思ったりしています。

座組はというと、先週の稽古のお昼休みに近くでお花見をしました。桜がもう満開で。風が吹くたび、シャワーみたいに花びらが散って。そんな座組の年齢層は幅広いんですけど、いい意味で上下なく仲良くワイワイやってる感じがやっぱり好きで。その空気感は、懐広く受け入れてくださる先輩方もそうですし、エネルギッシュでキラキラしてる若い方もそうですし、明るく場を盛り上げてくれる方もそうですし、そんな方々が自然と創り上げているものがあると思います。年齢だけじゃなくて、バックグラウンドも考え方も様々で、得意なこともみんなそれぞれ違って。でも、それぞれが持ってる良い部分を出し合って作り上げていくものって、光る部分がいっぱいある石みたいっていうか、それですごく面白くなると自分は思うので、お客様に楽しんでいただけるように、最後まで妥協せず創り上げていけたらいいなと思っています。

公演日はゴールデンウィークの最後の方ではあるんですけど、ご都合よろしければ是非観に来ていただけたら嬉しいなと思います。京都ですし、観光ついでに、みたいな感じだと一石二鳥でとても嬉しかったりします。

公演が終わったら「爆着サステナブル」の時みたいに振り返りたいなぁと思います。今回小道具作ってたらめちゃくちゃ楽しくなっちゃって、本当に時を忘れてやってました。誰も求めてないと思いますが、そんなのも紹介したいです。ただの自己満足ですけど。まぁそれはさておき、今回のお話は自分の経験と重なる部分が所々にあったりして、ちょっと思い入れのある作品になりそうだなと思ったりしています。

色々書きましたけど、終始ワイワイした作品で、皆さんにきっと楽しんでいただけるお話だと思います。ご興味ございましたら、是非。お待ちしております。


タイトル

劇団デマチカヤナギ第2回公演『グレイト・グッド・プレイス』

作・演出

村上 慎太郎(夕暮れ社 弱男ユニット)

公演日

2023年
5月3日(水・祝)16:00-
5月4日(木・祝)14:00- / 18:30-
5月5日(金・祝)14:00-

会場

京都東部いきいき市民活動センター 集会室
https://www.gekken.net/SE_IKIIKI/index.html

チケット

日時指定自由席
一般(前売・予約) 1,800円
学生(前売・予約) 1,400円
※ 当日チケットは各300円増し

チケット予約フォーム
https://forms.gle/3GuKEKeypHU83rjG9

出演

河内 千春
田中 賢一
ともあき
長澤 かすみ
二宮 千明
花谷 咲紀
藤原 菜々美
宮岡 眞紀
むねつぐゆみ
山路 美子

スタッフ

舞台監督 下野優希
照明 高木里桜
照明操作 平野明
音響 genseiichi
主催
左京東部いきいき市民活動センター(指定管理者:特定非営利活動法人劇研)
芸術・文化を活用した地域のまちづくり事業 取り組み1『多様な交流の促進事業』

詳細

https://murakami-kyoto.blogspot.com/2023/03/2023325.html


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