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【更年期のおとしごろ】暑い寒いで汗まみれ

更年期の診断をされて納得したのだが、40代半ばに差し掛かる頃に生理よりも先に、カラダの異変として《やたら暑い!からの急に寒気》という事象が起こり始めていた。
真冬の会社内、暖房がついているとは言え北海道のように『室内半袖でも大丈夫で~す!』というレベルの暖め度ではなく、長袖セーターでちょうどいいくらいの暖かさの中で、ワタシは炎天下にいるような暑さとほてりに見舞われる。
周囲がドン引きするくらいの滝汗が顔をつたう。
ハンドタオルで汗を拭いつつ、思わず『暑い』と声に漏れてしまう。
(その一言で更にドン引きされるのだが)
なので、真冬でも半袖Tシャツに長袖カーディガンを羽織るようなスタイルで出勤することが多かった。
そして暑くなると、一人道民のように室内半袖Tシャツで仕事をしていた。
困ったことにその暑さの後、必ず体温急降下で寒気が襲ってくるのだ。
さっきまでの暑さはどうした?!というほど、寒くて寒くて今度は冷や汗のようなものが出てくる。
季節柄、インフルエンザも疑って熱を計ってみたこともあったが、熱はなく至って平熱。自分のカラダながら『どうした?何なの?!』と困惑していた半年後くらいに生理不順が始まった。
生理の一件で診察をお願いした婦人科のお医者さんにも、この症状を伝えたら更年期障害の一環ではないかと言われた。
自分で調べてみても、更年期の症状の1つとして紹介されていたので、そういうことか!と。

この頃、ワタシにとって幸いだったのは、勤めていた会社の席、課の島はほぼ女性だった。女性課長を含む10人中8人が女性で且つ同世代が6人(ここにも課長を含む)という状態だった。
生理休暇の取得でクビになった20代の会社に比べると、天国のような環境。同世代の女性6人がもれなく更年期で症状が出ていたのだ。
だからワタシが『暑い』と漏らすと、この席の島限定で『暑いよね!』『うん暑いよね!』『あ、やっぱり暑いよね!そう思ってたんだよ。よかった』など賛同の声が上がる(笑)
この席の島以外の男性社員からは、嫌味・皮肉の言葉があったりして、そこに若い女性社員からも悪乗り便乗迎合の言葉が聞こえてきたりした。
でも6人まとまっていると心強いし、開き直ることもできた。

この急なカラダの厚さ、火照りは『ホットフラッシュ』といって、更年期障害がの代表的な症状らしい。
自分一人だけに起こっているわけでもないので、あまり深刻には捉えず『そういう時期なんだな』と冷静に受け止めた。
なんなら『もう更年期のオバチャンだから、暑いんだよ』と自虐的に言い放つくらいにもなれた。
ただこのホットフラッシュ、現在もまだ進行形。真冬の夜中に突然暑くて目が覚めることもある。寒いはずの室内で汗だくで布団を蹴り上げる。そして30分後くらいに寒気に変わって震えだすジェットコースターな状態。
発生頻度は少し減ってきたから、もう少しの我慢かな。

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