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何年も経ってから現れてくるもの

何年も経ってから現れてくるものがあります。

焼け木杭には火が付き易いとも言いますが、過去に起こった出来事というのは記憶として、頭の中にも身体の中にも入り込んでいるのです。

それは整体では打撲というんですけど、この打撲というのは日常生活を送っていても出会います。

歩いていてパンっと手をどこかの角にぶつけたり、朝起きたときに部屋から出ようと思ってベッドに足をバンっとぶつけたり、それが大きな事故になることはほとんどないですが、よくある光景です。足の小指をぶつけたときにはうずくまるほど悶絶しますが、それ以外はよほど酔っぱらってもいない限り、打撲というものはたいてい用もなく過ぎてしまいます。

こういった身体の打撲。過剰にお仕事をしたり、過剰なスポーツをしていると打撲として身体は認識します。

たとえばアスリート。筋肉を鍛え上げ、己の限界に挑戦する姿は人々に感動を与えます。

しかし、その過剰なトレーニングで身体は打撲を繰り返していると認識します。


その身体の記憶として残っている打撲が事あるたびに現れます。アスリートがけがをすると意外と普通の一般人より時間がかかるのはそういうところからです。アスリートはそもそも一般人より打撲している回数が多い。打撲をするとなにが怖いかというと血液の濁りが起きやすくなります。

血液の濁りは身体の代謝機能を低下させます。代謝機能が低下すると身体が重くなったり、だるさを感じたりします。

たとえば運動を過剰にしている人ほど腰が痛いのがなかなか治らない。あれだけ筋肉がついているのだから腰痛なんかならないはずじゃないか、って思うんですけど、一生懸命に運動している人ほど腰痛に悩まされていますし、ちっともよくならない。

打撲を繰り返してはその記憶を掘り起こしているのですからしょうがない話だと思います。

そのくせ運動することが身体にいいと思っているのだから頭まで打撲しているんじゃないか?って思ってしまいます。


身体の打撲が過剰になると心理、精神的にも打撲を負います。この心理的打撲もなかなかやっかいです。この普段は潜んでいる心理的な打撲も定期的に表に現れてきます。

急に落ち込んだり、ブレーキが壊れたような行動をとったり、あれ?この人普段と違っておかしいな?っていうそういうとき。なんだかヒステリックなとき。

そういったときには心理的な打撲が表面化している状況だと考えられます。血液の濁りも現れているでしょうから、そりゃイライラもしますよね。

心理的打撲は心の傷。過去に負った心理的な傷。登場人物は両親かもしれませんし、学校の先生かもしれません。昔付き合っていた恋人かもしれませんし、お子さんかもしれません。会社の上司や同僚、友人かもしれません。

過去に起きた出来事。そこから受けた心の傷も燻りだし、心をチクチクとつつく。


ところがこういった身体的打撲や心理的打撲に関してたいていの人は無頓着です。あなたは打撲ですよ、って言っても無頓着です。それほど興味はありません。

この梅雨時期になると、そういった打撲というものが悪さをしてくるのです。

興味があるとか信用できないとかという話ではなくて、打撲が存在していることを理解し、対処することがたいせつです。

梅雨になると身体も心も異常をきたしてくるのです。その原因である打撲をしっかりと対処しましょう。


愛光流からだと心整体では五術を駆使し、あらゆる角度から会員さまをサポートするサービスを提供しています。

今日は梅雨時期に現れる身体的打撲と心理的打撲の影響についてのお話でした。



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