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年末年始によくある異常

 意外と多い食べすぎが原因の腰痛。年末年始、忘年会や新年会。飲み会の機会も多いかと思います。食べすぎが原因の腰痛にもご注意ください。新年早々にぎっくり腰で寝込む、などということがありませんように。

 食べすぎに注意

 これから年末年始に向けて、とくに年が明けてからの方が多いのかもしれませんが、みなさんはおそらくですが、たくさんモノを食べたり飲んだりします。食べすぎや飲みすぎですね。

 この間のクリスマスからずっと食べすぎが続けているんだとか、もっと言うと忘年会が続いていて、最近ずっと食べすぎているというような強者もおられるかもしれません。

 年の終わりや年の初めになりますと確かに家族や友人、お仕事上のお付き合いのあるどなたかと会食をする機会というのは増えます。

 食べるということは人間の本能的な行動ですし、他の仲間と楽しくおしゃべりをしながら飲み食いをするのはいいことだと思います。

 しかし、大抵ですがお正月明けてから来られる会員さまのほとんどは胃の異常があります。

 まぁ食べすぎてしまうんでしょうね。これは日本の風習として致し方ない部分もあるのですが、それによって身体を壊すのもいかがなものか?と思ってしまいます。

 食べすぎによって起こる異常の中に胃痛とか胸やけがあるのは当然のことなのですが、意外とあるのが腰痛です。

 何だか年末年始にかけて腰が痛いというようなことがある人は意外と食べすぎ由来の腰痛なのかもしれません。

 生活習慣が原因

 本人さまは年末年始であんまり運動とかできなかったからとか、ゴロゴロしていましたからとか言うのですが、単に食べすぎて腰が痛くなっていることが多いです。

 そういった人にお話を聞きますと年末にかけて忘年会が毎週のようにあったとか。お正月は親戚が集まって新年会をしていたとか、食べては寝るような正月でしたって言うようなことをおっしゃられます。

 まずは食べすぎだということを認めてもいいとは思うのですが、そこには原因を持って行きたくはないようです。楽しかった会が原因で痛くなったということには引け目があるのかもしれません。

 しかし、何でもそうですが基本的には自分自身の生活習慣、行動の習慣や思考の習慣に原因があることが多いものです。

 先ほどの例で言いますと、食べすぎたり飲みすぎたりする人は胃や肝臓が疲れてきます。胃や肝臓が食べすぎによって過剰に働くからです。過剰に働いた胃や肝臓も疲れてくるとそのものの働き、パフォーマンスが低下します。

 胃酸が少ない人ですと消化不良を起こして胃が痛くなったり、胃が重くなったり、胸やけを起こしたりしますね。胃酸が多いパターンの人も胃が痛いというようなことが起こります。

 たくさん飲み食いすることによってお酒や糖質、あぶら、脂質ですねを多く摂りすぎますと肝臓が過剰に働きます。肝臓が過剰に働き、疲れてきますとそういったものを分解できなくなるんですね。

 肝臓というのは東洋医学でいうと筋肉を司ります。ということは肝臓に疲れますと筋肉にも異常が現れます。

 不憫なのはその人ではない

 そういった肝臓の異常から腰痛が起こっている場合、筋肉をほぐすことだけではあまりうまく行きません。

 むしろ筋肉をグリグリすることで筋肉に血流が行くことで肝臓が働くための肝臓の血流が乏しくなります。血液の量というのはある程度決まっているのですから、筋肉に血流が行くとその他の部分の血流量は減ります。

 今回の場合は肝臓や胃に血流が欲しいわけですね。でも筋肉に血流が行くことで肝臓や胃の働きは乏しくなります。

 もちろん腰痛がひどくて動けないわけですから、横になってウトウトと睡眠をとっている内に肝臓や胃に血流が集まってきて肝臓や胃ががんばって働きます。

 そうしている内に腰痛は軽減してきて、目が覚めると、おっ!痛くないって思ってまた飲み食いするわけです。

 このときに不憫なのは肝臓と胃ですよね。腰痛を持っているその人ではありません。肝臓と胃がそのうちにストライキを起こしますよ。こわいですね。そうならないうちにしっかりと肝臓や胃を労わってあげましょうね。

 胃と肝臓の急処

 まずその①。胃を労わる方法ですが、胃の急処は右足の内ずねです。右足のすね、ひざより下から足首の関節までのところです。右側のその部分をグリグリと押さえます。けっこう痛いですから、あっ、ここ!ってすぐにわかると思います。

 そしてその②。肝臓です。肝臓の急処は左足の内ずねです。先ほどの胃の急処である①とは反対側の内ずねです。

 ここもけっこう痛いですよ。ぜひやってみてください。

 ①も②もそうなのですが、これは痛くやらないとあまり効果がありません。

 自分でやるにはなかなか難しいかもしれませんから、どなたか、パートナーとか友人、恋人、ご家族さまなど。近くにおられる方にお願いしてしていただけたらと思います。

 もしなかなかうまく(痛く)できないという方は、ぼくが押さえますのでご一報ください(笑)

 食べたり飲んだりする機会が多い年末年始。肝臓や胃は、おそらく日本人が日本式のお正月を過ごしていると草臥れます。胃と肝臓の急処をしっかり押さえて、年末年始を楽しく過ごしましょう。


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