見出し画像

2020年 恐怖心と四柱推命

 ほんの数か月前では誰も今のような状況になるとは思ってもみなかったに違いありません。

 これほど大きな騒動になるとはぼくもびっくりです。


 何かしらの大きな変化はあるだろうな。ということは考えていたのですが、まさかこれほどのスピードでこれほどの変化が起こっていくなんてにわかに信じがたいです。

 2019年は激甚災害の年と言われ、日本でも洪水などの水害が起こりましたし、そういった自然災害が起きる年と考えられていました。

 この2020年は2019年からの影響を引きずる部分はありますが、どちらかというと自然災害というよりは人間の災害、いわゆる人災が起きるだろうと予想していました。


 2020年のここまではどうでしょうか?


 新しいウイルスの影響による災害が起きています。人は隔離され、移動も制限されています。その結果、経済は停滞し、世界的に深刻な問題となっています。これが2020年の人災というものなのかわかりませんが、パンデミックやロックダウンといったところからすると人災と言ってもあながち間違いでもないような気がします。そもそもの原因はウイルスかもしれませんが、それを克服するための政策のために経済が停滞しているわけですから。それでも感染する人の数は減ることはないですし。


 さらに、2020年はこわい、恐怖、孤独におびえる、未来が見えない、こころが冷えるという一年になるだろうと考えていました。

 単純にウイルスのショックがなかったとしても人々にこわいとか恐怖といった感情が芽生えていると経済は下降します。

 こわいからお金を使わない方向になるのです。

 お金が減っていくとさらに恐怖は倍増します。

 ですから、お金を使わない。貯蓄する。そういった方向性になるだろうなということは2020年がはじまる前から予想できることでした。


 なんだか、いいことをたくさん言った方がいいのはわかるのですが、なかなかそうもいかないのが残念です。


 2020年は庚の子の年です。この庚と子という並びから考えられるのは水氣が増え、水の力が強くなることで、人々の中にそっと恐怖や不安が忍び込んできます。そして知らないうちに恐怖や不安は人々の心を支配するようになります。

 ただでさえ、こういった干支のときは恐怖心を抱きやすい。それがコロナや経済不安のようなこういった状況ですと恐怖心はどんどん大きくなっていきます。


 そう考えますと恐怖心に心を支配されたまま、行動したり決断したりするとあまりいいことがありません。2020年は人々の心の中に恐怖心がそもそもあるのですから、それをふまえて感情に振り回されずに冷静に判断することがたいせつです。

 その恐怖心を煽り立てるようにしてくる情報もあるでしょう。ましてや恐怖心に付け込んだデマや詐欺行為なども起きるかもしれません。恐怖から来る感情にいちいち振り回されるのはやめましょう。


 では、そこにある恐怖心の原因は何なのでしょうか?

 恐怖心の原因は簡単です。それは命の危険性です。この命を長らえさせることができるか?できないか?恐怖心の根底にあるのはそれだけです。命が途絶えるかもしれない。だからこわいんです。


 仕事がなくなったら、貯金がなくなったら、会社が倒産したら。明日から命の危険があるから不安なのです。こわいんです。

 別に命の危険性がなかったら、会社が倒産したってどうってことありません。

 自分の命が危険にさらされることになるからこわいんです。たしかに会社が倒産してお仕事がなくなったら、これからどうやってご飯を食べて行ったらいいのでしょう?そりゃ不安です。こわいです。

 でもそれがなかったらどうってことないです。

 会社が倒産したってご飯が食べて行けるのでしたら、別に会社がつぶれても大丈夫と思いませんか?


 ただ、こういった状況下で右肩上がりに上昇していくことが難しい。どちらかといったら縮小していく傾向がある中で、ほとんどの人にとって余計なものを抱えている余裕はないようになってきています。

 ですから、自分のほんとうにたいせつなものは何なのか?を考えておく必要があります。価値観の洗い出しです。

 自分の価値観に見合ったものを手に入れる。
 自分の価値観に見合った人と一緒にいる。
 自分の価値観に見合ったものに時間やお金をかける。

 それが重要なのです。

 何にそういった投資をするのか?それはその人それぞれの自由ですが、これまでのようでなく、いろいろなことに制限がかかる中で何に焦点をあてるのかを決めることはたいへん重要です。


 四柱推命では推命命式からさまざまなことを読み解いていきます。その中には自分自身がたいせつにしている価値観も書かれています。その人の性質や傾向も書かれています。

 たとえばここにあるひとりのお金持ちがいたとしましょう。この人は男性です。大企業に勤めておられ、役職にもついている。仕事も優秀で部下からの信頼も厚い。もちろん高給取りで家もクルマも高価でデカい。こういった人がいたとしましょう。

 さて、この人はお金に価値を持っているのでしょうか?それとも仕事でしょうか?もしくは違う何かなのでしょうか?


 傍から観ただけではわかりませんね。お金お金と四六時中言っている人がお金に縁があるかといえばそうでもなかったりもする。その人がほんとうにお金というものに価値をもっているのであれば仕方ない。もっとがんばらないといけませんが、大抵の人はお金お金と言っていても、それほどお金に価値を持っていないことのほうが多いのです。

 じゃあその人たちは何に価値を持っているのでしょうか?

 ほんとうは自分は別の違ったものに価値を持っているにもかかわらず、お金に価値を持っていると思って行動しているとあまり幸せだとは言えないかもしれません。


 2020年という恐怖を乗り切るため、これから変わっていくであろう時代を生き抜いていくためには自分がたいせつにしている価値を見直す必要があります。なぜなら価値に見合ったことをしている時、ひとは幸せを感じるからです。だから、自分に見合う価値を探すひつようがあります。

 四柱推命の技術や干支術、陰陽五行はこれまで何千年と積み上げられてきたデータを基にした理論なのです。四柱推命を単なる占いと思わずに恐怖の時代を生きていくツールとしてとことん利用していただきたいと思います。


 本日もお読みいただき、ありがとうございます。


 

 




読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。