ナムの朝顔
今年も朝顔が発芽しました。
小学校3年4年を担任してくれた恩師ナムと種を交換した朝顔。
今の自分が自分として居られるのは、ナムのおかげです。
担任してくれたのはたった2年間。
2年生の時に担任の先生がお休みで、1時間だけ来てくれて"はらぺこあおむし"を読んでくれた?のがナムでした。
だから3年生になるまでは"はらぺこあおむし先生"でした。
3年生初日。
新しいクラスは4組。
朝礼で担任の発表がありました。
3年生の担任が5人並んでいて、その中に"はらぺこあおむし先生"を見つけた時、あの先生がいい!と願いました。
4組の担任が壇上に上がった時、とても嬉しかったです。
ナムは、名前の漢字にナムと言う部分があるので先生ではなくナムと呼んで欲しいと言いました。
判子も捺さずにナムとサインしていました。
ナムは私が5年生に進級する時に、絵本作家になりたいからと先生を辞めました。
絵本作家になりたいってとてもかっこよく思い、ナムの絵本が出たら絶対に買うと約束しました。
それから私はナムと長い間文通をしていました。
私が、他の友達とどうも違うらしいと悩んでいる時に、そのままでいいのだと言い続けてくれました。
それに救われて生きて行く事が出来たのです。
今思うとナムはHSPであり、私もそうであるといち早く気が付いて気にしていたのでしょう。
あれほど子供達が好きで、子供達にも慕われていたナムが先生を辞めて絵本作家を目指したか、今の私にはわかる気がします。
ナムとの文通は、ナムが病気で(おそらく癌なのでは?)亡くなるまで続きました。
ナム。
今年も発芽しましたよ。
大切に育てます。
ありがとう。
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