『なんで僕に聞くんだろう』幡野広志(著)
私も「なんで私に聞くんだろう」って思うことが
多いなぁと感じていたので軽い気持ちで手に取り
ました。
Webメディアcakesっていうのがあって、
そこで連載されていたものが本になった
そうです。
【引用①】
自分の答えと周囲の答えが合わなかったとき
に、人は不安になり悩んでしまいます。自分の答
えに自信がないのが原因でしょうが、さきの見え
ない事柄の答えに自信がある人ってどれくらいい
るのでしょうか?
答えをみつけられている人からの操舵を否定す
ると、悩みのタネを増やして苦しめるだけです。
答えを見つけられている人の場合、背中を押して
あげれば、悩んだりすこし自信がなかったりして
も、勇気を出して行動にうつすことができます。
【引用②】
たとえそれがあきらかに実現不可能な夢であっ
ても、実現不可能ということを本人は理解してい
る。悩む人は悩みに具体的な答えがほしいのでは
なく、不安を理解し自分の答えを肯定してほしい
のだ。
だから悩み相談でいちばん大切なことは、相手
の答えを探ることだ。
答えは悩む言葉のなかに隠れている。
(略)
「あなたはどうしたいの?」このひとことからは
じめればいい。
※
この本は、著者が悩みに答えるという形で構成さ
れている。
軽い気持ちで手に取ったけれど、内容はそんなに
軽くなかった。
生々しい悩みと多分本気の回答。
著者は息子さんに聞かれて、答えるっていう気持
ちで回答しているそうだ。
私も、よく相談される。というかそういう場面に
なる事が多い。
社会保険の手続きなんかをしている関係上、冠婚
葬祭での困りごとや、
病気になって、苦しい気持ちとかを皆、話したい
のだ。
家族には言えない、私は他人だから言える。
本当は私なんかより家族の人にわーって言いたい
だろうに。
そういう悩みの時、私は黙って聞いている。
ほんの数分の手続きのつもりで、総務の私のとこ
ろに来て、1時間以上滞在していく人もいる。
管理者は仕事サボってみたいな事を言うこともあ
るが
私は「それが何か?」って思っている。
1時間くらい何やねん。
※
そうたいした問題でもないことを相談に来る人も
いる。
まあ、でも常に自分の悩みは何でも大事なのだから、そういう事も丁寧に聴く。
「どうしたいの?」は必ず確認するが、
これがまたくせもので、
どうしたいのかが分からないって人が案外多い。
それで質問していくと、本人が大して悩んでない
と思っていたところに問題の本質が隠れていたり
する。
そして、ちょっとした相談ではなくなる(笑)
自分のなかに答えはあるって言うし、この著者も
そのように書いている。
もちろんそういう人もいるけど、そういう人は既
に相談に来るときから表情が違う。
悩んでない(笑)
※
著者は余り悩みはないそうだ。
何とかなる、と思っているそうだ。
私もあまり悩みはない。
どうしたらいいのか、方法を知らないという事が
多いだけだ(笑)
あなたは悩んでいますか?
よかったら相談にのりますけど、方法は余り知り
ません(笑)
今日はここまで。
ありがとうございました。
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