《奇跡のデュオ》堀米ゆず子&ヴァレリー・アファナシエフ~ミューザ川崎ホリデーアフタヌーンコンサート~一流のオーディエンスを目指して
またまたこれも、去年のコンサートの記録です。ミューザ川崎の嬉しいマチネ、ホリデーアフタヌーンコンサート、12月10日(土)でした。
今回は堀米ゆず子&ヴァレリーアファナシエフの、ヴァイオリンとピアノ、デュオリサイタルです。
まずはバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ#3。素人の私が聴いてもわかる超絶技巧の難曲ですが、四つに組んで雄々しいまでに奏でるのが堀米流なのでしょう。カッコいい。
アファナシエフによるシューベルトの3つのピアノ曲より#2。この年配の大男さんは、やたら優しいピアニストらしく、シューベルトにぴったり。わかりやすい響きはまるで癒し系の好青年のように、乾きがちな心に染みました。リラックスしました。
後半は、シューベルトのヴァイオリンとピアノのためのソナタ。完成度の高いソナタは、楽章ごとに世界観があって飽きる間もなかったです。
そして、ブラームスのヴァイオリンとピアノのためのソナタ#1。ロマンチックでありながら骨太です。古武士の風格さえある堀米さんに、アファナシエフさんは円満な相方。全く正反対のようなお二人ですが、息はぴったり。お互いへのリスペクトが感じられました。
アンコールは、ブラームス/ハイフェッツ編の瞑想曲。ブラームスのロマンをもう少しいただいて帰りました。
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